B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 月間ベスト5(2023年8月)

カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。

いつもガジェット通信ではアレンジレシピを紹介する記事を中心に執筆していますが、普段から研究としてカップ麺をよく食べているので、1か月で食べたカップ麺のなかから個人的に美味しいと感じたカップ麺ベスト5をご紹介しています。

今回は2023年8月のランキングです。新旧問わずに美味しいと感じたものを選んだ個人的なランキングではありますが、皆さまのカップ麺選びの参考にしていただければ幸いです。

第5位:日清食品 東京新橋はるちゃんラーメン 中華そば

5位は日清食品の「東京新橋はるちゃんラーメン 中華そば」を選出。実店舗では食べたことがないし、有名店シリーズのカップ麺はコスパも考慮しちゃうとなかなか毎月のランキングに入ってこなかったのですが、今作は久しぶりにヒットしました。

豚の旨味と煮干しの香りがなかなか強めなんだけど、あくまでもベースはまろやかな塩味。豚と煮干しが塩の引き立て役に徹している感じがとてもいい感じ。

そしてそのスープが平打ちノンフライ麺とよく合う! もっちりと食べごたえのある麺は噛むほどにちゃんと小麦の甘さが広がってくるし、塩スープとの味のバランスも秀逸で一体感抜群!

具材も惜しむことなく豚ミンチがゴロゴロ入っていて、最後まで飽きずに食べられる一杯でした。

第4位:マルちゃん 麺屋彩未 札幌味噌

4位も有名店のカップ麺。マルちゃん「麺屋彩未 札幌味噌」を選びました。最近は味噌ラーメンのカップ麺がどんどん美味しくなってきてると感じているんですが、これもまた素晴らしく美味しかった!

スープの味噌自体はマイルドでコクがある感じなんだけど、生姜がかなりガツンときいていて厚みがあり、そのパワーバランスが絶妙! これは好みが分かれるポイントでもあると思いますが、個人的にはかなり刺さりました。

麺はさすがのマルちゃんクオリティでつるっつるのモッチモチ。麺との一体感も完璧で、スープをいっぱい口の中に運んできてくれます。

メンマは柔らかいしミンチ肉はゴロゴロで、ネギも味をしっかり感じられる厚さ。完成度が非常に高いですし、これを最高の味噌カップ麺だと評する人がいても全然おかしくない!

第3位:みなさまのお墨付き スンドゥブチゲラーメン

みなさまのお墨付きは西友のプライベートブランド。もともとカップ麺やレトルトカレーは優秀な商品が多いのですが、日清食品製造の「スンドゥブチゲラーメン」もめちゃくちゃ安くて優秀でした。価格はなんと118円!

スープは見た目が真っ赤で辛そうに見えますが、際立っているのは唐辛子の辛さよりも魚介系の旨味! 最後まで飲み干したくなっちゃうような味わいでした。

麺はかなり細めなフライ麺で、主張は控えめなのがこのスープにマッチ。ふわふわの卵やとろけるような豆腐もバッチリ麺に絡み、優しい食感とともに旨辛スープを堪能できます。

麺が少なめではあるけど価格を考えたら仕方ないですし、汁物としてご飯のお供を任せるのもアリ!

第2位:マルちゃん マルちゃん焼そば

みんな大好きマルちゃん焼そばをカップ麺化したという問題作「マルちゃん焼そば」を2位に選びました。

マルちゃんの看板商品をこの期に及んでカップ麺化するんだから、相当な熱量で仕上げてくるだろうなと楽しみにしていたら、その期待を見事に超えた!

フルーティーでスパイシーな粉末ソースはイメージ通りの味。でもただフライ麺に同じソースをまぶしているだけでなく、調味油を駆使して油で炒めて仕上げた風味を見事に再現しているんですよね。

しかも相当な細かいこだわりを感じる、完璧な再現度! 食べたあとの後味とか、口のまわりについた油をティッシュで拭く感覚とか、あのマルちゃん焼そばの食後と完全に一致しますからね!

細めの麺もまたフライ麺でありながら雰囲気はバッチリ出ているし、純粋にカップ焼きそばとしてもかなりウマい。問題があるとすれば、ここまで再現しちゃってるなら逆にいつものマルちゃん焼そばを作ればいいじゃんと思えちゃうこと。笑

これは単発ではなく不定期でもいいから再販をしてほしい一品ですね。素晴らしかった!

第1位:みなさまのお墨付き 鶏油と葱が香る 鴨だし中華そば

2023年8月の1位はまた西友PBみなさまのお墨付きから「鶏油と葱が香る 鴨だし中華そば」(日清食品製造)を選出!

黒と金で重厚感のある外装からも伝わるかと思いますが、みなさまのお墨付きがはじめて挑戦した高級カップ麺ということです。だけどそれでも価格は198円。コンビニで買うカップヌードルより安い!

日清製造ということもあって、雰囲気は縦型カップのラ王とそっくり。ストレートなノンフライの細麺はつるつると喉越しがよく、食べていて気持ちのいい美味しさに仕上がっています。

そしてスープは土台がコク深くて旨味たっぷりな醤油を活かした正統派中華そばって感じなんですが、そこに絶妙なバランスで鴨の風味が。決して露骨ではなく、後味で存在に気づくようなさりげないレベル。

この手のカップ麺はあえて鴨風味を主張させて高級感を演出させることが多い気がしますが、あくまでも醤油スープを美味しく楽しんでもらうためのエッセンスとして使っているのが素晴らしいですね。

かやくはネギのほかにも鶏つくねがゴロゴロ入っていて、それぞれがちゃんといい味。本当に最近のスーパーやコンビニのプライベートブランドはレベルが高い! 正直、今月は1位と2位を最後の最後まで悩みましたが、価格まで考えたらこちらに軍配が上がるかなという感じでした!

総評

以上が2023年8月の美味しかったカップ麺ベスト5でした。ここしばらくは西友「みなさまのお墨付き」のカップ麺新作リリースが控えめな印象だったんですけど、やっぱりその底力は相変わらずでした。引き続きどんどん名作を作り出してほしいなと思います!

次回は10月上旬頃に2023年9月のランキングを発表予定です。どうぞお楽しみに!

動画でも解説しています。こちらもよろしくお願いします!
https://youtu.be/nmkyQ3ROiiM?si=F76YqJIIRY1djINK [リンク]

(執筆者: ノジーマ)

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