従業員のPC操作をリアルタイムで表示し、生産性を可視化する「CONTROLIO」を丸眞が導入。Excel使用時間18%減少

従来のヒアリングによる業務分析では、作業者本人の主観的、感覚的な情報しか得ることができず、分析結果の正確性、信頼性は必ずしも高いものではありませんでした。

一方「タスクマイニング」という分析手法では、さまざまな業務に従事するスタッフの個々のPC操作ログデータを分析することにより、ありのままのファクト(事実)に基づく作業の流れを再現することが可能。正確で信頼性の高い分析結果を得られるほか、現場担当者の負担を抑えられます。

そんな注目のタスクマイニングを実行できるツールが、ハートコア株式会社の「CONTROLIO(コントローリオ)」です。今回、同サービスがタオル製品や寝装品などの企画・製造・販売を行う丸眞株式会社に導入されました。

各従業員の生産性を組織毎・個人毎に数値化

CONTROLIOは、ユーザーがPC上で行う全ての業務を1操作単位で捕捉・記録し、適切に分析を行うことで、業務内容を詳細に可視化できるタスクマイニングツールです。

同ツールでは、各従業員のPC操作をリアルタイムで表示し、何が発生しているのか、どのアプリを利用しどのWEBを閲覧しているのかを知ることが可能。見られているということで、生産性を上げる要因にもなるとのこと。

さらに、各従業員の生産性を、組織毎や個人毎に数値化し表示させることも可能。組織のボトルネックの可視化や個人のスキルの問題点などを明確にします。

PC画面録画で問題発生時にすぐに確認

CONTROLIOでは、各従業員のPC画面をそのまま録画します。セキュリティの脅威や、問題が発生した際にはすぐにプレイバックし、確認することが可能です。

データはAES-128で暗号化され、サーバーにアップロードされ分析されます。そしてクラウド環境、オンプレミス環境のサーバーに蓄積されます。

丸眞がCONTROLIO導入、Excel使用時間が減少

2023年8月、ハートコア株式会社は、丸眞株式会社がCONTROLIOを導入したことを発表。

CONTROLIO導入から半年間でExcel使用時間が18%減少するだけでなく、システムの利用時間が47%増加し、デジタル活用が推進されていることが判明したといいます。

今後、丸眞株式会社は社内で導入されているシステム・アプリケーションの利用率を分析することで、会社全体のデジタル活用推進を図っていくとのこと。

Mac版の導入も予定しており、自社デザイナー部門にも活用の幅を広げていき抜本的な業務改善を推し進める見込みです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000068468.html

「CONTROLIO」サービスサイト:https://www.heartcore.co.jp/task-mining/controlio.html

(文・Haruka Isobe )

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