AIが透析患者の問いかけに回答。画像・音声認識で“人”が寄り添うようなビジュアルを実現するアプリ
バレットグループ株式会社のシステムデベロップメントカンパニーは、練馬桜台クリニックとともに、患者満足度と医療の質の向上を目指してChatGPTを含む最新のテクノロジーを活用した「AI透析ステーション」の開発に取り組み、実証実験を開始しました。
AIが透析患者とコミュニケーションをとる
「AI透析ステーション」は、透析患者ならびにご家族の透析に関する疑問点や愁訴を画面に語り掛けることで、AIが回答を生成し即座にバーチャル医療スタッフが音声&文字により回答をフィードバックするWebアプリです。
※スマホ・タブレット版イメージ ※PC版イメージ今回共同開発した「AI透析ステーション」には、同社が得意とするAI領域の開発経験を最大限活かすだけでなく、ChatGPTなど最新技術も積極的に取り入れました。
同社は、これまで社内で研究を重ねてきた画像・音声認識の技術を駆使して、実際に「人」が寄り添い、対応してくれているかのようなビジュアルを実装することにこだわるなど、患者の不安を少しでも拭えるような工夫を多数実装しています。
経験豊富な院内医療スタッフによる運用検証
テクノロジーの進化を医療に取り入れることは大切であるものの、ソリューションの仕組みが優れていても、医療現場で課題を解決する運用ができなければ結果に繋がらないことも。
特に信頼関係をベースとする患者コミュニケーションのような人対人の課題解決には、患者コミュニケーションの難所を知る経験豊富な医療スタッフ(医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師など)による運用方法(オペレーション)の確立が重要だといいます。
こうした背景を受け、システムデベロップメントカンパニーと練馬桜台クリニックは実証実験を開始。
今後は、練馬桜台クリニック以外の東京都内透析施設にて実証実験を随時開始し、より透析患者の満足度と医療の質向上に寄与できるソリューションを目指して開発を進める方針です。
参照元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000051781.html
参照元②:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000124832.html
(文・我妻歩実)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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