【ニチバンが伝授!】小児科専門医が教える“令和の正しいけが応急処置”

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コロナの感染法上の分類が5類に移行されてから初めての夏。お出かけの機会も増え、夏休みには海や山、キャンプに行く家族も多いのでは。

外あそび中のすり傷や切り傷は、子どもにとって日常茶飯事ですが、ケガの処置ってどうしていますか?

セロテープRをはじめ、文具、医療用テープ、絆創膏など様々なテープ材を製造、販売する総合メーカー「ニチバン」は、夏を前に「夏の外遊びとケガに関する調査」を実施しました。今回はその結果と合わせて、6月28日に開かれたセミナー「専門医が教える“令和時代”の正しいケガの応急処置」の内容をご紹介します。

今年の夏、アウトドアに行きたい親子は9割以上!

ニチバン_ケアリーヴ グラフ①
ニチバンの調査によると、今年の夏に子どもとアウトドアやレジャーに出かけたいと考えている人はなんと9割以上!
今夏は移動制限が緩和されていることもあり、多くの人のお出かけ欲が高まっているようです。

子どもの外遊びで不安なことは「熱中症・脱水症状」「ケガ」

ニチバン_ケアリーヴ グラフ③

「お子さまの外遊びで不安に思うことはありますか?」の質問では、74%の人が「熱中症や脱水症状」と回答。次いで「ケガ」が70.5%と2番目に高い割合に。

4人に1人は正しい処置に自信がない…

ニチバン_ケアリーヴ グラフ④

ケガが心配という人が多い中、「正しい応急処置ができると思いますか?」との質問では「とてもそう思う」人はわずか8.5%。4人に1人が「正しい処置ができるか自信がない」と回答しています。

子どもにとって日常茶飯事な切り傷やすり傷。大切なカラダに痕を残さないためにも適切なケアをしてあげたいですよね。

ニチバン_ケアリーヴ グラフ⑥

ちなみに、アウトドアやレジャーに出かけるときに常に持ち歩くアイテムを聞いたところ、「救急傷絆創膏」が95.3 %、次いで消毒液が35.6%という結果でした。

■調査概要
調査期間 :2023年5月9日~11日
調査方法 :インターネット
調査会社 :アスマーク
調査対象者:3歳から12歳の子どもを持つ全国の20~60代男女(400名)

“令和”の新常識!消毒液は使わない!?

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セミナーでは、日本小児科学会小児科専門医・塙小児科医院の塙佳生院長が「正しい処置方法」を解説。これまでの常識をくつがえす「“令和”の正しい応急処置」を紹介しました。

持ち歩くアイテムの2位に「消毒液」が入ったという調査結果を受けて、塙院長は「親としては(消毒液を)持ち歩きたい気持ちはあるかもしれないが、実はこれは間違い」と解説。なんと、「令和の応急処置」では消毒液を使わないことが正しいそうです。

塙院長によると、消毒液を使うと傷口の細胞を破壊してしまう恐れがあり、皮膚再生の働きが阻害されてしまうとのこと。

では、どうすれば…?
塙院長は外遊びでケガをしたときの応急処置として「モイストヒーリング」を推奨しています。モイストヒーリングとは、患部を湿ったまま密封し、傷口から出てくる体液で傷を治す方法です。

つまり、傷ができてしまった場合、消毒液は使わずに傷口を水できれいに洗い、絆創膏などで傷口を密閉するというのが「令和の正しい応急処置」。

この方法のメリットは、
①傷が早く治る(自然治癒力を高める体液が保たれ、皮膚が早く再生)
②傷痕が残りにくい(体液の分泌により皮膚組織の形成がスムーズに)
③感染の心配が少ない(絆創膏などの交換回数が少ないため細菌の侵入を抑える)
④痛みが少ない(幹部の露出が少なく、乾燥による皮膚細胞の死滅を最小限に)

と、いいことだらけ。痕が残りにくいというのもうれしいポイントですよね。

※砂や土、ガラス、衣類の繊維などがキズぐちに深く入り込んだキズや2~3分たっても血が止まらないキズ、動物に咬まれたキズなどの場合は、応急処置後、すぐに病院に行くことをおすすめしますとのこと。

アウトドアでの処置のポイントは3つ

では、実際にアウトドアなど夏のレジャーでケガをしてしまった場合はどのように処置をすればよいのでしょうか?

塙院長は、病院に行く前の対処方法として
①水道水で傷口をきれいに洗う
②傷口をおさえて止血する
③救急絆創膏で傷口を保護する
の3つのポイントが重要と解説しています。

この夏持ち歩きたい処置アイテム

レジャーの機会も増えるこの夏、持ち歩いてほしい応急処置のためのアイテムについて、塙院長は「ケガをしたときには傷口を保護し、早くきれいに治す“モイストヒーリングができる絆創膏”」と話しています。また、キャンプなど水場が近くにない場合も想定されるので、熱中症対策にもなる「水」もおすすめしていました。

そこでおすすめなのがニチバンから出ている「ケアリーヴTM治す力TMシリーズ」。モイストヒーリング(湿潤療法)で痛みを軽減し、傷を早く治す絆創膏シリーズで、令和の正しい応急処置にぴったりな絆創膏です。

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「ケアリーヴTM治す力™」はやわらかいテープ素材でひざやひじなどの関節部分にもしっかりフィット。たくさん動く子どもにはうれしいですよね。通気性が良く白くふやけにくいのも特長だとか。7サイズあるので子どもの体の大きさや、大小の傷に合わせて選べるのもありがたいですね。

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家事や水仕事が多いママさんたちには「ケアリーヴTM治す力TM防水タイプ」もおすすめです。薄さ0.03㎜の特殊加工フィルムで防水性を高めた、貼っても目立たない透明タイプ。こちらも全7サイズ展開されています。

ケアリーヴTM 製品ブランドサイト:https://www.careleaves.com/
※TMは商標です。

今年は令和の新常識「モイストヒーリング」を覚えて、安心安全に夏を思いっきり楽し

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