マーケティング支援の言語AIプラットフォーム提供のコンシェルジュ社、GPT関連事業の投資へ

対話インターフェースを活用し、企業の業務効率化/マーケティング支援を行う言語AIプラットフォーム「KUZEN(クウゼン)」を提供する株式会社コンシェルジュ(以下、コンシェルジュ社)は、 シリーズA2ラウンドとして第三者割当増資およびデットファイナンスを実施。累計調達額が約12.5億円になったと発表しました。

調達した資金は、新規プロダクトの開発およびエンジニアなどの採用と組織体制の強化にあてる予定です。特に、業界に先駆けて取り組みを開始しているChatGPT関連事業などへの投資を行うといいます。

マーケティング効果の最大化、業務効率化を支援

コンシェルジュ社は創業以来、「テクノロジーで、対話の可能性を広げる仕組みを創る」をミッションに、言語AIプラットフォームのKUZENを提供してきました。

KUZENは企業のマーケティング効果の最大化や業務効率化、DX化を支援するプラットフォーム。

外部のCRMやMAツール、コミュニケーションツールとの柔軟な連携や充実した運用サポートが特徴で、これまで業種・規模を問わず約400社の企業に導入されています。

KUZENとChatGPTの連携

昨今、自然言語処理AIチャットツールのChatGPTが世界で注目を集め、対話ビジネスに革新的なイノベーションが生まれています。

そんななか、コンシェルジュ社は2023年3月にChatGPTを活用した取り組みを開始。

KUZENとChatGPTとの連携により、ウェブサイトのURLをKUZENに登録するだけでコンテンツを理解し、ユーザーの質問に回答できるようになりました。これにより、迅速かつ高性能なチャットボットの立ち上げが容易になります。

またChatGPTのインターフェースとしてKUZENを活用し、よりスピーディな業務効率化の実現が可能に。さらに社内イントラネットやMS TeamsなどでのChatGPTの利用推進にも取り組むことにより、社内外での業務プロセスの効率化と生産性の向上を実現します。

ChatGPTと連携した新サービスの展開へ

コンシェルジュ社が2023年4月25日に開催したChatGPTに関するウェビナーでは多数の参加があったようで、ChatGPTが業界内で注目を集めていることがうかがえます。

同社は大企業とのPoCの進行に伴い、今秋を目途にChatGPTの実用化に向けて取り組む方針です。今後もイノベーションを追求し、ChatGPTと連携した新サービスを通じて、さまざまな課題の解決と新たな可能性の創造に貢献していくとしています。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000017833.html

(文・Haruka Isobe)

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