人気ゲームを開発して社長に呼ばれて渡された臨時ボーナスの金額がスゴイ
アーケードゲームとはゲームセンターにあるゲームのこと。1987年にアーケードゲームとして稼働をスタートさせたシューティングゲーム『R-TYPE』(アールタイプ)を御存じだろうか。
シリーズ続編が発売され続ける『R-TYPE』
爆発的なヒットで多くのゲームファンを虜にし、緻密なドット絵が織りなす独特な世界観は唯一無二の魅力を放つ。その後に発売されたPCエンジン版も大ヒット。そしていまだにシリーズ続編が発売され続け、人気を博している。
『R-TYPE』のデザイナーakioさん
そんな伝説的ゲームのデザイナーとしてドット絵を描いていたakioさんが自身のTwitterで「方眼紙にドット絵を描いていた」と激白し、多くの人たちが驚いたが、また新たな驚きの出来事を激白している。
<akioさんのTwitterコメント>
「時代はバブル、一発当てれば一攫千金、そんな夢があるゲーム業界。R-TYPEのおかげでしばらく無かったボーナスが出たり、大きなビルに引っ越したり金回りが良さそうです。ご褒美を期待していた矢先に社長室に呼ばれ、渡された封筒の中には5万円。ピュアだった私はもっと頑張らなきゃと強く思った」
R-TYPEは社会人になって初めての仕事でした。当時22歳、ギーガーに影響を受けていてカッコいいボスを描こうとゴマンダーをデザインしたものの、ご覧の通り物議を醸すデザインは社内をザワつかせました。しかし上司が「オレが責任持ったる!これでいけ!」と言ってくれて採用されました。 pic.twitter.com/DkkvUjgd3G— akio (@akio_1963) May 2, 2023
スプライト担当と背景担当でチームには2人のドッターがいるのですが、R-TYPEチームは私一人で全て描く予定でした。開発半ばドット絵エディターが導入されて企画のABIKO君が4,6,7ステージとドップを描いてくれて非常に助かりました。ドット絵エディター様々です。— akio (@akio_1963) May 2, 2023
皆さんが想像するドット絵エディターと実物が違う気がするので説明すると、両手で大きなレバーをガシャンガシャン動かしながらドットを打つ大きな機械で、見た目も操作もまるで鉄人28号の操縦機のようで、セーブするにはミサイル発射ボタンみたいに透明のフタを開けないと押せない仕様でした。 pic.twitter.com/KfENuf5HnA— akio (@akio_1963) May 2, 2023
しかし私はR-TYPEではエディターを使いませんでした。 皆が紙からエディターに移行する中、紙に拘ったのはドット絵をデータ化してくれる綺麗なお姉さんが「akio君が紙で描くのやめたら私の仕事が無くなっちゃう」と冗談交じりに仰るので、22歳のウブな私は紙にドット絵を描き続けたのでした。— akio (@akio_1963) May 3, 2023
時代はバブル、一発当てれば一攫千金、そんな夢があるゲーム業界。R-TYPEのおかげでしばらく無かったボーナスが出たり、大きなビルに引っ越したり金回りが良さそうです。ご褒美を期待していた矢先に社長室に呼ばれ、渡された封筒の中には5万円。ピュアだった私はもっと頑張らなきゃと強く思った。 pic.twitter.com/bI6TU6hj43— akio (@akio_1963) May 3, 2023
社長室に呼ばれて手渡された臨時ボーナス
アイレムは『R-TYPE』が大ヒット。その景気の良さもあってボーナスが支給されたり、大きなビルに引っ越すなどしてイケイケな感じだったようである。そして開発者が社長室に呼ばれて手渡された臨時ボーナス。その額は5万円。5万円、いろんな意味でスゴイ。
臨時ボーナス5万円は低いか高いか
臨時ボーナス。ないよりは、あったほうがよいのは当然。しかしその額は5万円。社長としては臨時ボーナスというより寸志という気持ちだったのかもしれない!? 正直、もっとあげても良いのではないか……と思うのだが、皆さんは5万円という金額、どうお思いだろうか。
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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