“天下を取った”女芸人・山田邦子 「さよならだけどさよならじゃない」 “お笑い”は、やめられない。

山田邦子クニチャンネル

素人勝ち抜きコーナー『お笑い君こそスターだ!』に出場。バスガイドのネタ
「右手をご覧ください一番高いのが中指でございます」で、チャンピオンに。
プロとなり、太田プロに所属。バスガイドネタの『邦子のかわい子ぶりっ子』でレコードデビューし人気を博した!
1981年の流行語「ぶりっ子」は、山田がネタで使ったことから一般的に広まった。同年始まった『オレたちひょうきん族』レギュラー出演し「ひょうきんベストテン」で、様々なモノマネを披露したり、自分のコーナー「ひょうきん絵かき歌」などで、お茶の間の人気者となった。

バスガイドネタ
山田邦子バスガイドネタ

ひょうきん絵かき歌
山田邦子絵描き詩

その後、『クイズ!年の差なんて』や『MOGITATE!バナナ大使』など出演番組が人気になると、『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』や『邦子がタッチ』など冠番組を持つように=“天下を獲った”タレントとなる。
※ゴールデンタイムで冠番組を持った女芸人は唯一(2023年現在)

1988年~1995年まで、NHK「好きなタレント調査」で8年連続1位で、好感度タレントの代名詞にもなった。当時人気だったタレントショップ「クーニーズ」を原宿にオ-プンし、“クニちゃんグッズ”がバカ売れするなど飛ぶ鳥を落とす勢いで芸能界を駆け抜けていった!!

1991年、『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』から誕生した、Winkのパロディ「やまだかつてないWink」で歌手活動。デビュー曲「T intersection」からヒットし、続く「さよならだけどさよならじゃない」(作詞も手がけた)も卒業式のテーマソングになるほど大ヒットした。

T intersectionさよならだけどさよならじゃない
   1stシングル     2ndシングル   

リカちゃんのおともだちクニちゃん
リカちゃんのおともだちクニちゃん
邦ちゃんグッズを販売すれば売れ、小説を書けば40万部超え(著書「結婚式」など)、リカちゃん人形とコラボした『リカちゃんのおともだちクニちゃん』という山田を模した人形まで発売される人気っぷり。

そんな人気が(1981年流行語「ぶりっ子」~帯番組『山田邦子のしあわせにしてよ』他、冠番組の終了1997年まで)16年間も続いたのだった。

タレントととして活躍する一方で、「私は“職業:お笑い”。色んな仕事してるけど。本職だから。これはやめたくない」と発言(『ソロモン流』(テレ東)の通り、所属してた事務所ライブ『月笑』不定期出演での新ネタを披露や、2019年3月まで放送された『日曜バラエティー』(NHKラジオ第1)の
冠コーナー「邦子のなんなんでSHOW」での新旧ネタ披露など、
“お笑い”をやめることはなかった・・
これだけのキャリアを引っ提げて、『女芸人No.1決定戦 THE W』初回に
参戦を表明した芸人・山田邦子は(諸々の事情で不参加にこそなったが)
それだけの実力と実績を兼ね揃えているし華があるのは勿論、言葉で表せない“大物感” が(やはり、今までの経歴が物語っているのか..)『山田邦子』にはある。
2019年5月、落語芸術協会の寄席に漫談で出演すると、末廣亭、東洋館と次々と舞台に立ち、2020年8月にはデビュー40年目にして初めて浅草演芸ホールの高座に上がるなど、60代にして増々芸に磨きをかけている有り様。
年齢を重ねて(キャリアを重ねて)もなお、ネタをする(芸を披露する)この生き様こそ、正真正銘の“芸人”ではないでしょうか?

東洋館
東洋館

末廣亭
末廣亭
浅草演芸ホール
浅草演芸ホール
        
2022年、上沼恵美子に続く史上2人目の女性審査員として『M-1グランプリ』決勝戦の審査員を務めたことが証明するように“女芸人・山田邦子”は、
「さよならだけどさよならじゃない」。職業:お笑いはやめられない

(Written by キャッチャー古田)

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