雑誌スキャン販売サイト『コルシカ』から雑誌が届いた!

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雑誌をスキャンしてデジタルデータ化し、インターネット上で雑誌を読むことができるサービス『コルシカ』。販売されている雑誌は市販されているもので、送料さえ支払えば現物を届けてもらうこともできる。基本的に、インターネットさえつながればどこでもいつでも雑誌を読むことができるというのをウリにしているため、配送はサブのサービスと考えていい。特に海外に住んでいる人にとっては、かなり便利なサービスといえるだろう。

しかし、出版社団体が『コルシカ』に対して強い反発を示し、サービス開始2日目にして取り扱い雑誌の多くが購入不可能に。現在はすべての雑誌が購入できなくなっており、インターネット上でスキャンされた雑誌を読むこともできなくなっている。ただ、会員登録した際に作られた会員のマイページや購入すると手に入るコルシカポイントはそのまま残っているため、今後、再開する可能性もあると思われる。

ガジェット通信編集部は、『コルシカ』でマガジンハウスの『BRUTUS』を購入し、実物の配送を依頼していた。しかし『BRUTUS』は出版社団体の反発と同時に『コルシカ』で読むことができなくなっており、「インターネット上で雑誌を読めなくなってしまったので、返金したいと思います。それとも実物を配送しますか?」という内容のメールが『コルシカ』から届いていた。ガジェット通信編集部は、実物の雑誌はどのようにして送られてくるのか検証のために配送をお願いした。

配送依頼を10月13日に行い、届いたのは10月16日。配送スピードをウリにしているサービスではないので、3日ほどで到着したのは特に気にしないものの、クロネコヤマトのメール便で届いた『BRUTUS』の封筒には配送元の名がいっさい書かれておらず、案内状や送付状なども同封されていなかった。これでは、どこから届いたものなのかわからない。封筒の中身を見れば『コルシカ』だなとは予想がつくが、予想で判断させるのは企業のサービスとしてどうか? やや乱暴な気がしてならない。

『コルシカ』はとても可能性を感じるサービスで、ガジェット通信編集部でも数人がすぐに会員登録をし、今後いろいろな雑誌を購入して楽しんでいこうと考えていた。だが、アイデアは良いとしても突然のサービス停止や配送の乱暴さは感心できない点である。出版業界とIT業界に革命を起こすことができるサービスだけに、再起のチャンスがあるのであれば、今度は徹底してサービス体制を整えてからスタートしてほしいものである。ガジェット通信編集部は今後の『コルシカ』に期待しつつ、注目していきたいと思っている。

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