かぶの豚挽き肉あんかけ煮レシピ!肉を先に煮て旨みを引き出す
やわらかく煮たかぶと、豚肉の旨みが絡むあんかけ煮のレシピを、料理教室の主宰や料理本の執筆を手掛けるなど、幅広く活躍する冷水希三子さんに教えてもらいました。かぶの葉までまるごと使い切るレシピです。
かぶの豚挽き肉あんかけ煮
豚挽き肉でコクを出したあんが、かぶのやさしい甘さを引き立てる一品。かぶの葉を入れることで、彩りもよく、また葉に含まれるβ-カロテンやビタミンC、ビタミンKなどの栄養素も摂れます。
材料(2人分)
かぶ:葉付のもの2、3個
豚挽き肉:100g
ショウガ:1片(15g)
油:小さじ2
酒:大さじ1
かつお昆布だし(もしくは、和風だしの素+水):300ml
醤油(あれば薄口醤油):小さじ2
みりん:小さじ1
<水溶き片栗粉>
片栗粉:大さじ1/2
水:大さじ1
作り方
かぶは、葉の付け根を2~3cmほど残して切り分け(下の画像1枚目参照)、葉の付け根に入り込んでいる土などの汚れを流水できれいに洗い流す。
おいしく作るコツ
・葉の付け根を残しておくことで、見栄えよく仕上がります。
・葉の付け根の間には土が入り込んでいるので、茎の間を広げながらしっかりと洗いましょう(下の画像2枚目)。
かぶの皮をむいて4~6等分のくし切りにする(大きさは下の画像2枚目を参照)。ショウガはみじん切りにする。
かぶの皮のむき方
葉の付け根を残す場合は、下の画像1枚目のように、根の先の部分から葉の付け根に向かって皮をむきます。
葉は熱湯(分量外)でさっと茹でて水気を切り、粗熱が取れたらみじん切りにしてさらに水気を絞っておく。
おいしく作るコツ
・下茹でしておくことでカサが減り、工程8で加えた時にさっと煮えます。
・味が薄まるので水気はしっかりと絞っておきましょう。
鍋に油を入れてショウガを加え、豚挽き肉を色が変わるまで中火で炒める。
4に酒を加え、中火で1~2分煮る。
おいしく作るコツ
炒めた挽き肉に酒を加えることで、肉の臭みを取り、うま味をプラスします。
5にだしを加え、沸いたらかぶを加える。あくや脂を取り除きながら弱火で5分くらい煮る。
6に醤油とみりんを加え、弱火で10分ほど煮て味をしみ込ませる。
7に3を加え、温まる程度に煮たら火を止める。混ぜながら、水溶き片栗粉を少しずつ入れる。
ダマにならないコツ
火を止めて水溶き片栗粉を入れ、均一に混ぜるのがポイントです。
片栗粉が均一に混ざったら火をつけ、中火でとろみが出るまでやさしくかき混ぜながら煮る。
memo
味変には、ゆず皮を削って入れたりごま油を垂らしたりするのもおすすめです。
最後に
トロッとおいしいかぶと豚挽き肉のあんかけ煮を作ってみてください。
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冷水希三子/Kimiko Hiyamizu
料理家/フードコーディネーター/料理教室主宰
レストラン、カフェでの勤務を経て、フードコーディネーターとして独立。季節の味や素材を大切にしながら、雑誌や広告などを中心に活躍。著書に『さっと煮サラダ』、『スープとパン』(いずれもグラフィック社)、『ハーブのサラダ』(アノニマ・スタジオ)など。
ホームページ/Instagram/X
[かぶ]根にも葉にも!栄養を逃さない下ごしらえ&保存のコツ
味にクセがなく、幅広い料理に活用できるかぶ。さっぱりとした味わいのピクルス、厚切りにしてステーキ、また正月明けに食べられる七草粥の「すずな」としてもおなじみの野菜です。根だけではなく、葉にもβ-カロテンなどの栄養が含まれているので、すべて活用しましょう。今回は、根と葉の両方を余すところなく使いこなす、下ごしらえと保存のコツをご紹介します。
最終更新:2024.05.13
文・写真:冷水希三子
監修:冷水希三子、カゴメ
出典:
J-stage「料理に使う日本酒の効果」(肉に日本酒を加える効果)
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