コース形式のトンカツ屋が爆誕! 本当にウマイのか実際に行ってみた『銀座 WHITE CROWN とんかつ』
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とんかつを食べるとき、普通ならば定食として食べるか、単品で食べる。そんなとんかつをコース料理として食べることができるトンカツレストラン『銀座 WHITE CROWN とんかつ』(東京都中央区銀座5-14-9)が注目を浴びつつある。
重要なのは「おいしいかどうか」
とんかつをコースとして食べる。極めて珍しいし、興味がわいてくる。行ってみたい。食べてみたい。でもハッキリ言いたい。単品だろうと、定食だろうと、コースだろうと、重要なのは「おいしいかどうか」だと。ということで、実際に行って食べてみた。
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ゆで太郎のとなりのビル
『銀座 WHITE CROWN とんかつ』はレストランというよりオフィスビルのような建物の3階にある。ちなみに『ゆで太郎 銀座5丁目店』の隣であり、地下鉄・東銀座駅から徒歩1~2分の場所に店舗がある。
飲食フロアはとても広々で居心地よし
エレベーターで3階にあがり、ドアを開けて入ると待合スペース。飲食フロアはとても広々としていて、1人1席1テーブル。よって、大人数で行ってもトークしながら食べるのは難しいかもしれない。必然的に黙食になる感じ。
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メインメニューはひとつだけ
メインメニューはひとつ、『お肉を使った漬け物・汁物とごはん・キャベツ・デザートのコース』(税込2000円)だけ。このコースには順番に出されるトンカツ3種類「メインディッシュ」「赤身」「白身」が含まれる。ちなみに今回はサーロイン、上赤身、ザブトンが出された。
<メインディッシュ>
リブロース
上ロース
サーロイン
<赤身>
上赤身
ランプ・イチボ
シンシン
ヒレ
その他希少部位
<白身>
上カルビ
バラ
トントロ
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キャベツとごはんは1回まで無料でおかわり可能
オーダーすると、数分して店員さんが大きなプレートにごはん、汁物、チャーシュー、キャベツ、ドレッシング、からし、ソース、醤油、塩をのせてやってきた。
キャベツとごはんは1回まで無料でおかわり可能。メイン料理のとんかつは、このあと順番に時間差で運ばれてくるという。また、最後にスイーツの苺が出る。
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衣はかなり柔らかくてふんわり
さっそくやってきたとんかつ。小さめだが、その「美しい盛り」は心を躍らせるに十分な魅力を持つ。目視で確認できる豚肉断面の「ヌレ」も良き。
しかし、とんかつに求めるものは美しさより美味しさ。さっそくそのままプレーンな状態で食べてみた。衣はかなり柔らかくてふんわり。
パン粉の「タチ」がほぼ皆無なので、平坦に仕上げられている。それにより、優しい鋭さがない食感に仕上げているようだ。
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衣が自己主張しないので、豚肉の旨味を際立たせる。ジューシーな豚肉は柔らかく、衣の柔らかさと同調。衣がしっかり豚肉に密着して「ハガレ」もないので食材と食材の同調率が高いのも良い。豚肉の旨味埋蔵量はノーマルレベルだが、経験としてユニークなトンカツなのは確かだ。
ここのとんかつは塩をつけると特にウマイ
その後も順番にとんかつが出されてきたが、どれも違うタイプの肉質と仕上がりであり、最初から最後まで飽きない。
とんかつ3種類のコースなので量が多いイメージを持つが、とんかつとしての総量は世間一般のとんかつ定食と同等か少なめな印象。
ここのとんかつは塩をつけると特にウマイ。とんかつ一切れ一切れ、塩を纏(まと)わせてライスとともに食べると良き。
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けっこう丁寧な印象
銀座という立地で、3種類のとんかつが楽しめ、しかもキャベツとごはんのおかわりが1回無料なのはコスパが良い。お店作りも、接客も、とんかつ自体も、けっこう丁寧な印象を受けた。味が話題に伴わない「なんちゃってグルメの奇抜さ先行型」ではないと感じた。
個人的にはもっととんかつを食べたいので、価格が上がったとしても3種だけでなく4種や5種もコースとして作ってほしい。今後の『銀座 WHITE CROWN とんかつ』に期待。
コース料理のようにトンカツが順番に出されるユニークなとんかつ屋『銀座WHITE CROWNとんかつ』で食べてみたよ。メインディッシュ、赤身、白身の3つを食べられて、各部位はその日に一番良質な部位を揚げるそうな。ここは塩で食べると特にうまい。どの部位も塩。完全に塩一択だなあ pic.twitter.com/gVVaNojiMS— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) February 8, 2023
『銀座 WHITE CROWN とんかつ』のトンカツコース料理。日によって部位が違う。今日はサーロイン、ザブトン、上赤身でした。豚肉の断面にたっぷり塩を纏わせてライスとともに食べる。うまい。やや早めに食べないと次のとんかつが出てきちゃう 笑 pic.twitter.com/RHYEupdYOQ— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) February 8, 2023
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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