カフェの席を15分間確保できる新サービス「直前席キープ」
カフェ混雑情報マップ「imako(いまこ)」が、カフェの席を15分間確保できる新サービス「直前席キープ」を11月19日にリリースしました。
imakoを運営する株式会社imakoの代表取締役社長、浜田真衣さんに直前席キープに関する話を色々聞いてみました。
ーー直前席キープをリリースしたのは、確実にニーズがあったからですか、それとも潜在的なニーズを見込んだからですか?
浜田:「15分間席を確保したい」という明確なソリューションありきのニーズがあったわけではございませんが、弊社で実施した調査において、カフェを直前で探す方が多いこと(前もって予約しない)、そして実際に入れない方が多いことなどの課題が存在していることを認識しておりました。
そこからチームで話し合いを重ね、お客様にもご相談した結果、「直前でも確実に席を確保できるサービスがあれば、この課題が解決されるのではないか」という結論に至り、今回のサービスリリースに至りました。潜在的なニーズを形にしたサービスと言えるかと思います。
ーー「カフェの混雑」という現象は東京都内限定の話なのでしょうか?
浜田:imakoが現在カバーしているのは都内のみとなっております。ただし、ニーズとしては全国に存在すると考えております。
理由といたしましては、地方都市にお住まいの方にもアンケートを実施したところ、地方でも人が密集する場所は存在していること、また観光客などで局地的に混雑するエリアがあることをお聞きしているためです。今後はエリア拡大も視野に入れております。
ーーなぜそれほどカフェが混雑するのでしょうか?
浜田:大きく2つの要因があると考えております。1つ目は、カフェという文化そのものが幅広い世代に根付いてきたことかなと思います。以前は大人の方が行く喫茶店のようなイメージだったかと思いますが、最近ではSNSの普及なども相まって中学生も利用するなど、利用者層が大幅に広がっております。
2つ目は、都心では治安の関係からベンチが撤去されているなど、公共の休憩スペースが減少していることも一因ではないかと考えております。カフェが「ちょっと休める場所」としての役割を担っている側面もあるのではないでしょうか。
ーー直前席キープのビジネスモデルは?
浜田:現時点では、ユーザー様は無料でご利用いただけます。今後の詳細はまだ未定ではございますが、店舗様につきましては、掲載自体は無料で、マッチング成立時のみ紹介料をいただくビジネスモデルを想定しております。
ーーユーザーに金銭的負担を課さないのはどういった理由からでしょうか?
浜田:現時点では、ユーザーを集めるフェーズですので、金銭的負担を科していないという状況です。またファストパスとは違い、直前席キープは並んでいるお客様を差し置いて優先的にご案内するものではなく、空席がある時間帯に事前に席を確保するサービスでございます。
ーー直前席キープが利用可能な店舗数はどのくらいありますか?
浜田:直前席キープが利用可能な店舗数につきましては、現在都内30店舗以上と提携しており、今後も順次拡大していく予定でございます。
ーー実際に直前席キープを利用したユーザーからはどういった声が届いていますか?
浜田:「駅から遠く、行かないと空いているかわからず、ついたとしても入れるか分からなかったが、このサービスを使うことで行く前にお店に入れるかがわかるので、とても便利」といったご評価をいただいております。特に、無駄足を減らせる点や、安心してお店に向かえる点を高く評価いただいております。
ーーありがとうございました。
直前席キープというサービスは、今後人気カフェにおける必須サービスとなっていくのでしょうか。
直前席キープ(登録不要)
https://app.imakoapp.com/availableReserveSpots[リンク]
1. imakoのマップや一覧から「席キープ」が利用可能な店を選択。
2. 利用人数などの情報を入力し、「席キープを開始」をタップ。
3. リクエストが承認されたら、成立から15分以内に店へ来店。
※画像提供:株式会社imako
(執筆者: 6PAC)
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