[里芋の保存]カビを防いで常温や冷蔵、冷凍で保存するコツ
泥付きのまま売っていることも多い里芋。そのまま暗所に放置して、気が付いたときにはカビが生えていた……ということはありませんか? そこで、里芋のカビの発生を抑える工夫と、常温・冷蔵・冷凍で保存するときのポイントを紹介します。
泥付き里芋の最適な保存方法とカビを抑えるコツ
●最適な保存条件
里芋は、寒さと乾燥に弱い野菜。そのため、キッチンペーパーで包み、常温で保存するのが基本です。具体的には温度7~10℃、湿度85~90%なら、2~4カ月保存可能。5℃以下に長く置くと、低温障害を起こして果肉が変色するので注意してください。
●カビを抑えるコツ
表面が湿ったままキッチンペーパーで包むとカビ臭くなることがあります。ポリ袋に入っている場合は出し、1時間ほど天日で乾かしてからキッチンペーパーで包みましょう。
常温・冷蔵・冷凍での里芋の保存方法
●常温の場合
泥付きのままキッチンペーパーで包んで湿度を保ち、風通しが良い場所に置きましょう。
・保存の目安:1カ月ほど
●冷蔵の場合
まず泥をきれいに洗い落としてから、1日乾かします。その後、キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存してください。
・保存の目安:1週間ほど
●冷凍の場合
皮をむいて軽く塩でもみ、水洗いします。水気を拭き取り、冷凍用保存袋に入れて保存。
・保存の目安:1カ月ほど
最後に
常温や冷凍であれば1カ月ほどもつ里芋。上手に保存して、料理に使ってください。
[里芋]皮むきや選び方、保存、下ごしらえ、栄養などまとめ
秋の風物詩「いも煮会」や「いも名月」など、古くから祭りや神事には欠かせない、日本人とは長いつきあいの食材。水分を除くほとんどがでんぷん質です。食べるとかすかなえぐみを感じますが、これはシュウ酸を含むため。このシュウ酸は皮をむくときのかゆみの原因にもなっています。
最終更新:2023.01.13
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる!食品保存辞典』島本美由紀著(講談社)
『改訂9版野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
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