W杯・日本ゴール騒動でFIFAが証拠動画と説明動画を公開「ラインから出てない」
2022年12月2日に試合があったFIFAワールドカップ・カタール大会の日本VS.スペイン。日本時間の午前4時という早朝すぎる時間での試合ながら、多くの人たちが視聴し、インターネット上で盛り上がりをみせた。
「ゴールは無効では」という声も
特に世界的レベルで話題となったのが、ラインギリギリでの三笘薫選手のボールさばき。ラインから出る前に足でひっかけるようにボールをすくい、ゴール前に飛ばしたところで田中碧選手がシュートを決めたのだが、そもそもボールはラインを越えていたのではないかとの声が噴出。「ゴールは無効では」という声もあがった。
FIFA公式Twitterは証拠動画と説明動画を掲載
確かに、角度によってはラインからボールが出ているように見えるが、真上から見るとボールの一部はラインに乗っており、完全にラインから出ていないことがわかる。このジャッジを疑う声が多かったからなのか、ラインから完全にボールが出ていないことを示すため、FIFA公式Twitterは証拠動画と説明動画を掲載した。
<FIFA公式Twitterコメント / インターネット翻訳>
「2対1で勝利したスペイン戦での日本の2点目は、VARによってチェックされ、ボールがプレーから外れたかどうかが判断されました。ビデオの試合関係者は、ゴール ラインのカメラ画像を使用して、ボールがまだ部分的にライン上にあるかどうかを確認しました」
「他のカメラは誤解を招く画像かもしれないが、入手可能な証拠では、ボール全体がプレーから外れていたわけではない」
Japan’s second goal in their 2-1 win over Spain was checked by VAR to determine if the ball had gone out of play. The video match officials used the goal line camera images to check if the ball was still partially on the line or not. pic.twitter.com/RhN8meei6Q— FIFA.com (@FIFAcom) December 2, 2022
Other cameras may offer misleading images but on the evidence available, the whole of the ball was not out of play. pic.twitter.com/HKKEot0j1Y— FIFA.com (@FIFAcom) December 2, 2022
ゴールも含めて問題ないプレーだった
動画を視聴してみると、確かに、ボール全体がラインから出ていないことがわかる。ギリギリなのは事実だが、ボールの一部がライン上に重なっており、ゴールも含めて問題ないプレーだったことも確認できる。
ルールを知る良い機会になったのでは
ルール上まったく問題ないことが判明した今回の騒動。「このルールを初めて知った」という人も少なくないようなので、ある意味、ルールを知る良い機会になったのではないだろうか。
ちなみに「VARが前田大然選手の坊主頭をボールだと勘違いして誤審した説」もあるようだが、ネタだと思いたい。
FIFA have released video evidence to show that the ball did NOT fully cross the line on Japan's second goal against Spain pic.twitter.com/wVMkwPBevJ— ESPN FC (@ESPNFC) December 2, 2022
※冒頭画像はFIFA公式Twitterより
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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