資さんうどんといえばやっぱ「肉ごぼ天うどん」だよな →マニア「焼きうどん!」「貝汁!」
北九州発で、今や福岡だけでなく九州のソウルフードと呼んでも過言ではない「資さんうどん(すけさんうどん)」。柔らかいけどモチッと弾力があって美味しいうどんに、黄金色に輝く甘口のダシ。そこに甘じょっぱく煮込んだ牛肉とワイルドなごぼう天が乗った「肉ごぼ天うどん」が名物として知られています。
そんな資さんうどんは2024年にすかいらーくグループの一員となり、今年に入って関東地方にも続々と店舗を展開。以前は基本的に九州まで行かなければ食べられなかったあの「肉ごぼ天うどん」が割と気軽に食べられるようになったのです。こんな嬉しいことがあるかい!
やっぱり肉ごぼ天うどんを食べちゃうんだよなァ
僕はこれまで資さんうどんに行く機会があると、やっぱり毎回「肉ごぼ天うどん」を食べてしまっていました。もちろん毎回最高にウマいし、何も文句はありません。九州にいることを実感できる特別な食事。
でも「肉ごぼ天うどん」が最高なのを知っているからこそ、どうしても別のメニューに冒険できない。資さんうどんに行ける機会が貴重だからこそ、結局毎回「肉ごぼ天うどん」を食べてしまうのです。量が多いから2品食べるわけにもいかないですし。
……そんな方は結構多いんじゃないでしょうか。
実は資さんうどんのメニューってめちゃ豊富
しかし! 資さんうどんに行きやすくなったとなれば話が変わってきますよ。関東進出によって僕の中では「肉ごぼ天うどん」の店から別の店に変わりました。なんせ、資さんうどんのメニュー数って半端なく多いですからね!
うどんのバリエーションが豊富なだけでなく、実は蕎麦だってあるし、丼メニューやカレーもあれば、おでんや天ぷらも充実。
これまでは結局悩んだ末に「肉ごぼ天うどん」ばかりを食べていたけど、これからはもっと積極的にチャレンジできます。これこそが資さんうどん関東進出による最大の恩恵ではないでしょうか……!
マニア「焼きうどんと貝汁を食え」
というわけでやってきたのは、今年10月初旬にオープンしたばかりの浦和中島店。今回は以前に取材した資さんうどんマニアの人が絶賛していた「焼きうどん」と「貝汁」を食べてみることにしました。
「焼きうどん」も北九州発祥で、資さんうどんの名物のひとつ。それは知っていました。でも、貴重な訪問機会でメニューからひとつだけ選ぶとしたら、やっぱりなかなか焼きうどんは選べない! だってあの黄金色のダシが飲みたいもの……!
「貝汁」は丼メニューエリアの端にありました。これまでなかなか丼メニューを食べようという発想にならなかったので、完全にノーチェックだった! これだったらうどんにつけるのもアリだったなあ……。
ソース味のモチモチ麺がウマい焼きうどん
そしていよいよ「焼きうどん」と「貝汁」が登場。おお〜、これはウマそうだ!
使われている麺はおそらくいつものうどんと同じ。見るからにもっちりとした極太麺で、キャベツ、にんじん、たまねぎ、豚肉といった王道の具材と一緒にソースで炒められています。ジュージューと音を立てる鉄板から漂う香りがいい感じ! あと、鉄板の上には目玉焼きも!
早速食べてみると、これがまたウマい! 資さんうどんというと美味しいダシのイメージが強かったんで、ソース味なのはちょっと意外だったんですけど、もちもちとした食感の麺とものすごくマッチしています。
ちょっぴりスパイシーでフルーティーなソースの味を麺がしっかりと受け止め、そこに炒めた香ばしさや野菜と豚肉の旨味がプラス。「肉ごぼ天うどん」とはまったく違うアプローチで、全然違うタイプの美味しさを表現しているのです。
途中から削り節をかけたり、目玉焼きを割って黄身を絡ませながら食べたり、最後までバッチリ堪能。ウマかった!
ソースが濃い目だからもうひとつの焼きうどんメニューの「カツのせ焼きうどん」も確実に合う。肉とごぼ天がないから少し軽めに感じられたし、次はガッツリとカツのせで食べてみるのもいいかもな〜!
貝汁はあさりの旨味が溢れる白味噌汁
「貝汁」はつまるところ、あさりがたっぷり入った白味噌仕立ての味噌汁でした。あさりの量までボリューミーなのはさすが資さんうどん!
しかもこれがべらぼうにウマい……! うどんのダシとは別だけど、すごく優しいダシにまろやかな白味噌が調和。そこに大量のあさりの旨味が溶け込んでいて、一口ごとにホッと癒されます。口の中から全身に幸せ成分が浸透していく……!
汁物にこれ以上の旨味を凝縮させることって不可能なのでは? と思えるほど、贅沢な味噌汁となっていました。これが単品だと200円。さすがに焼きうどんは毎度食べられないけど、「貝汁」はヘビーリピート大確定ですね。
関東地方に進出してきてくれてありがとう!
やっぱり資さんうどんのポテンシャルは高すぎる。福岡・九州の人たちが羨ましい感情とともに、ますます通うぞという気持ちが溢れてきました。そしてさらなる店舗展開にも期待したい……! うちの近所にもできないかなあ!
(執筆者: ノジーマ)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。




