コロナ禍で「風邪をひかなくなったと」感じる人が増加!どんな暮らし方が予防につながっている?
積水ハウスの住生活研究所が、「自宅における感染症・風邪の予防意識・行動に関する調査(2022年)」を実施し、その結果を発表した。それによると、コロナ禍で風邪をひかなくなったという人が多いという。コロナ禍による生活様式の変化が常態化するいま、どんな暮らし方をしているのだろうか?詳しく見ていこう。
【今週の住活トピック】
「自宅における感染症・風邪の予防意識・行動に関する調査(2022年)」結果を報告/積水ハウス 住生活研究所
6割以上がコロナ禍でインフルエンザや風邪をひかなくなったと思っている
調査結果によると、コロナ禍前と比較して「インフルエンザや風邪をひかなくなったと思うか」と聞いたところ、63.8%が「思う/やや思う」と回答した。その要因のひとつが、感染症への予防が習慣化していることにある。加えて、在宅勤務が増加した人ではインフルエンザや風邪をひかなくなったと思う回答が78.5%と多いことから、通勤などの外出機会が減っていることも挙げられる。
積水ハウス 住生活研究所「自宅における感染症・風邪の予防意識・行動に関する調査(2022 年)」より転載
帰宅後は洗面所に直行?家の中にウイルスを持ち込みたくない
次に、「外出から帰宅後、まず室内のどこに行くか」を聞くと、「洗面所」という回答が最多になった。また、コロナ禍前は48.0%だったものが、現在は60.0%に高まり、帰宅後にまず手洗いという行動が習慣化していることがわかる。
積水ハウス 住生活研究所「自宅における感染症・風邪の予防意識・行動に関する調査(2022 年)」より転載
手洗いや手の消毒のほかにも、「帰宅した際、家の中のどこも触らずにまず手を洗う」 が 25.3%(コロナ禍前9.9%)、「帰宅した際、玄関で除菌や消毒をする」が 18.7%(コロナ禍前6.5%)とコロナ禍前より増加しており、ウイルスを家の中に持ち込まない意識が高まっていることがわかる。
自宅の中でもマスクをつけるシーンがある!?
感染予防の習慣化のなかでは、マスク着用もあるが、自宅の中でもマスクをつける場合がある人も多い。この調査では、49.7%が現在、自宅の中でもマスクをつけることがあると回答したという。「在宅時にマスクをつけることが多いシーン」では、「自分の体調がよくない時」(29.0%)のほか、「家族の誰かの体調がよくない時」(24.3%)、「家族や友人と一緒にいる時」(15.5%)などが多かった。
マスクの取り扱いについて、住生活研究所が実施した「小さな暮らしアンケート~マスク編~(2022 年)」によると、使い捨てマスクの帰宅後の扱いについて、「捨てる場所」・「仮置きする場所」どちらも「リビング」が最多だった。次に多いのは、捨てる場合は「キッチン」(23.7%)、仮置きする場所は「玄関」(21.6%)となった。
積水ハウス 住生活研究所「小さな暮らしアンケート~マスク編~(2022 年)」より転載
Withコロナの状態が長引くなか、家の中の感染予防の行動が常態化している。これからは、帰宅後すぐ手洗いするためにあちこち触らずに洗面所に直行できる動線などを工夫したり、玄関に除菌・消毒剤の置き場所、リビングなどにマスクを置いたり捨てたりする場所を設けたりといった家づくりを考える必要もありそうだ。
寒くなると窓を開ける換気もしづらくなる。インフルエンザの感染拡大の懸念もあり、予防対策を続ける必要があるだろう。それにしても、在宅中もマスクをせざるを得ない状況からは早く脱出したいものだ。
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