“殺人タイヤ”や“ジャケット殺人”の映画を作った監督の新作がやっぱりヘン 『地下室のヘンな穴』ホラー映画風予告編[ホラー通信]

『地下室のヘンな穴』

そこに入ると“12時間進む代わりに肉体が3日若返る”というヘンな穴を描いたフランス製ブラックコメディ、その名も『地下室のヘンな穴』が9月2日より公開。ウェブ限定のホラー映画風予告編が解禁となった。

本作を手掛けたのは、Mr.Oizo(ミスター・オワゾ)名義でのミュージシャンとしても知られるカンタン・デュピュー監督。タイヤがひとりでに動き出し黙々と人間を殺すホラーコメディ『ラバー』や、“ジャケット”を着ている人間を皆殺しにする男の狂気を描いたファッション・スリラー『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』といった、奇想天外な発想で唯一無二の映画を作る、好きな人にはたまらない異才の人である。

『地下室のヘンな穴』

『地下室のヘンな穴』では、“ヘンな穴”をめぐる大人の悲喜交交を描き、観客を笑いと恐怖の渦に巻き込む。

郊外のとある一軒家の内見にやってきた中年の夫婦アランとマリー。購入を悩む夫婦に、不動産業者は奇妙な力を持つ“地下室の穴”をセールスポイントとして売り込む。二人は半信半疑でその家に越してくるが、やがて二人の生活は一変してしまう。

今回の予告編では、穴の若返りの力に夢中になった妻マリーが、取り憑かれたように幾度となく穴に入り込む様子を、ホラー映画風に映し出す。12時間進んで肉体が3日だけ若返るという、絶妙にコスパの悪い穴に魅入られてしまったマリーの行く先がなんとも気になるところ。絶対ロクなことにならない……。


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ちなみに、ホラー映画風ではない通常の予告編はこちら。いやいや、こちらも充分不穏ですって。

『地下室のヘンな穴』
9月2日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他 全国公開

監督・脚本:カンタン・デュピュー
出演:アラン・シャバ、レア・ドリュッケール、ブノワ・マジメル、アナイス・ドゥムースティエ
2022 年/フランス・ベルギー/仏語・日本語/74 分/シネスコ/カラー/5.1ch/英題:Incredible But True /日本語字幕:高部義之
配給:ロングライド
https://longride.jp/incredible-but-true/

『地下室のヘンな穴』ポスター 『地下室のヘンな穴』
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レイナス

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