『少女歌劇団ミモザーヌ』ひなの・ゆきね・りのあ・にこインタビュー「夏公演への意気込み」「自分の殻を破るレッスン」

2019年5月1日に始動した「少女歌劇団ミモザーヌ」。“世界でも活躍できる”少女達の成長を見守り、応援していく新しい形のライブ・エンタテインメントを目指し、『サクラ大戦』などでお馴染みの広井王子さんが総合演出を務める、少女歌劇団です。

そんな彼女たちの夏公演『Traveling Summer』の大阪公演が8月18日、東京公演が8月23日に開催となります。1期生から4期生、総勢24名で繰り広げる歌とダンスにお芝居、笑いありの公演。意気込みをちばひなのさん、いわむらゆきねさん、ともだりのあさん、みやはらにこさんにお話を伺いました!

――まずは簡単な自己紹介からお願いします!

ちば 少女歌劇団ミモザーヌ、1期生の、ちばひなのです。高校1年生の15歳です。

いわむら 少女歌劇団ミモザーヌ、1期生の、いわむらゆきねです。高校2年生の16歳です。よろしくお願いします。

ともだ 少女歌劇団ミモザーヌ、2期生の、ともだりのあです。中学2年生の14歳です。

みやはら 少女歌劇団ミモザーヌ、2期生の、みやはらにこです。中学2年生の13歳です。

――今回の夏公演のテーマを教えてください。

ちば 今回のテーマが「Traveling Summer」で、お客さんと一緒に世界旅行をするというテーマになっています。今のご時世、なかなか旅行ができないので、私たちと一緒に旅行する気分になっていただけたらと思います。

いわむら 毎回なのですが、衣装がすごく可愛いくて。特に今回は衣装の数が多いです。テーマが「Traveling Summer」ということで、色々な国をイメージした楽曲や衣装になっているので、一つ一つ特徴があります。衣装さんも丁寧に作ってくださったんやなっていうのが、すごく伝わってくるので今から着るのが、すごく楽しみです。

――練習の真っ只中かと思いますが、意気込みをお一人ずつお願いします!

ちば 今回は新しい楽曲もたくさんある中で、既存曲もあります。その既存曲のレベルアップしたところを見せられたらと思います。あと、衣装にもこだわっているので、衣装を活かせるようにパフォーマンスを頑張りたいです。

いわむら 前回、前々回よりも、ストーリー性が強くなると思っていて、ミュージカル的な要素に注目していただけるように頑張りたいなと思っています。あと、4期生が入って初めての公演なので、今は練習段階ですが、4期生が新しい風を吹かせてくれてると思っています。そういう部分にも注目していただけたらと思います。

ともだ 今まで私は、可愛い楽曲に多く出させてもらってたんですけど、今回はいつもとは違った雰囲気の楽曲に出させてもらうので、そういった雰囲気の違いを見て欲しいなと思います。

みやはら 前々回から動物シリーズの曲があるんですけど、今回は、また新しい動物も出てくるので、それを見にきてくださる方々にも楽しみにしてもらいたいです。

――ゲストとして、ミルクボーイさん、アキナさん、オズワルドさん、横澤夏子さんが出るということですが、楽しみにしていることはありますか?

みやはら 前回の冬公演も芸人さんが来てくださって、芸人さんとのコーナーが終わった後が、私がメインで歌う楽曲だったので、緊張していたんですが、その漫才を見たことによって、すごく笑って緊張がほぐれました。袖から見ていても、「すごいな」と思うことが多くて、学ぶことも多いです。

ともだ 私も芸人さんって、トーク力とか面白さを、すごく研究してらっしゃっていて、まだまだ自分たちもトーク力を磨きたいなと思っています。公演では袖から芸人さんの生の空気を感じられるのは、すごくありがたくて、毎回の公演がすごく学ぶことがたくさんありました。今回の公演でも芸人さんに出演していただくので、細かいところの喋り方も、たくさん吸収できることがあると思うので、たくさん吸収させてもらおうと思ってます。

いわむら 4組ともテレビで拝見させていただいている、よく知っている芸人さんなので、一緒に出させていただくこと自体が楽しみです。5月からFM大阪でラジオ「よふかしミモザーヌ」という番組を、やらせていただいていて。そこで、トークって楽しいけど、面白い話をするのって、すごく難しいなってことに気づいたんです。でも、自分たちで進行して、少しはトーク力を培うことができたのかなって気はしているので、前回の公演は、芸人さんに引っ張ってもらっていたので、今回は私たちから芸人さんに、お話しできるようになれたら良いなと思っています。
ちば 前回の公演では、舞台の袖から見ていたんですけど、お客さんを引き込む力が本当にすごいなと思いました。それを生で見させていただけるのが、本当に良い機会だなと思うので、どこを見て、どういう素振りで行くのかということを学んでいきたいです。

4期生が加入「教えることで、学ぶこともたくさんある」

――4期生に期待していることを教えてください。

いわむら 一生懸命な子が、すごく多くて、積極的に質問してくれたり、相談してくれたりとかします。それに、「聞いてください!こんなことあったんですよ〜」とか、レッスンに関係ないことも話してくれたりして本当にすごく可愛いです。本当に純粋なので伸び伸びと育ってほしいなと思います(笑)

ちば あはは(笑)親目線!

――1期生のお2人からしたら、3期後輩ですもんね。

ちば 自分がミモザーヌに入ったばかりの頃を思い出します。小学生がいっぱいなので、すっごく可愛いんですよ。これから支えながら一緒に成長していけたらと思います。

いわむら 私たちが入った頃は、みんな同じ立場だったので、先生に教えてもらうことが多かったんですけど、今は先輩として教える立場になりました。でも、すごく良い勉強になっています。教えることで、学ぶこともたくさんあって、「あ、私こういうふうにできるようになっていたんだ」ってすごくいい勉強になっています。自分でも再確認できたり、基礎の部分を強く学べたりするので、私も学ばせてもらってることが、たくさんあります。

――人に教えると、慣れている部分も改めておさらいできますもんね。2期生のお2人は、4期生との関わりは、どのくらいありますか?

ともだ 私が入団した時は、いちばん年下のメンバーだったので、みんなお姉さんって感じでした。でも、4期生が入ってきて私も年上になって、すごく些細なことでも聞かれた時に、断言して答えることができなくて、今は「ゆきねちゃん、ここ合っていますか?」って、確認してしまうので…。しっかり自信を持って、自分の言葉で言い直して、正確に伝えるようにしたいなって改めて思いました。

みやはら 私も、りのあに似ているんですけど、入った頃は、いちばん下の歳だったので、1期生のお姉さんに頼ってばっかりだったんです。でも、4期生が入ったことでしっかりしないとなって思って、1期生が4期生に一人ずつ付いて、教える時間があるんですけど、その時に、「自分やったら、こうやって教えるかな?」って、見ながら思うことがあって、細かいところまで気づいて教えることができる先輩方がすごいなって思います。

――今年の冬に、きくたまことさんの卒団公演を見させていただいて、終わりがあるって悲しいけど、清々しいなと思いました。1期生のおふたりは、このメンバーの中では卒団が近い立場だと思うんですけど、卒団までの時間を意識されることはありますか?

ちば 1期生の中では、いちばん年下だったので、まだまだ卒団は遠いイメージだったんですよ。だけど、まことちゃんが卒団してからは、「ほんまに(卒団)あるんや…」っていう実感みたいなものがあって、もっともっとやりたいことがいっぱいあるって改めて気づいたので、頑張っていかないとと思います。

いわむら 私も、高校生になって、まこっちゃんが卒団して、(卒団を)身に染みて感じることがすごく多くて。団長が2個上の、いまむらまなかで、副団長を1個上の子たちがやっているので、もうそういう立場なんだなって思います。今は、まなかがいる状態で、もっとたくさんの人に少女歌劇団ミモザーヌのことを知って欲しい思いが、すごく強くて、今のメンバーが揃っている状態で、もっとメディアに出たいし、公演もたくさんの人に来てもらえたらなって思っています。

「殻を破る」ことの大切さを学んだレッスン

――普段はどの様なレッスンをしていますか?

ちば レッスンは本当の基礎の基礎からやっています。私は4年目なんですけど、まだ基礎をやっていて、大変ですけど、基礎の大切さを感じています。

いわむら 表現のレッスンというのがあって、入った当初は、どのメンバーにも“恥ずかしさ”がありました。だけど、舞台に立って表現するのに、恥ずかしさがあったら、全力で心から表現することができないので、殻を破る練習をしています。レッスのスタジオで叫びまくったりとかしてます。レッスン以外のところでやっていたら、変な子に思われちゃうようなことも(笑)

一同 あはは(笑)

いわむら 最初は「すごく嫌だな」っていう思いがありましたがみんな女の子やし、「恥ずかしいなぁ」って(笑)。でも、最近はメンバーが見守ってくれ、受け入れてくれることを、すごくよく分かっているので、どんな自分も表現できるようになってきたなって思います。

ともだ 私はトークレッスンです。総合演出の広井王子さんがやってくださるトークレッスンがあって、即興で演技をするんです。打ち合わせなしなので、難しいんですけど、新鮮で役に入り込めるようになってきた気がします。あと、歌いながら鬼ごっこしたり、みんなで円になって手を合わせて相手を感じあうなどを行っています。そこで改めてメンバーの大切さを知ることもあるし、常に楽しいって思います。

――広井さんが、レッスンについてくださるんですね。

ともだ 入った当初から、ちゃんと正確にやってくださって、質問タイムがあるんですけど、メンバーの質問に対して、すごく丁寧に考えてくださいます。分からないことも一緒に考えてくださって、お父さんみたいな感じで、優しく教えてくださります。

みやはら 私も、少女歌劇団に入る前から舞台をやったりしていたんですけど、自分を曝け出すことが全然できなくて、それこそ、ゆきねちゃんが言っていた“殻を破る”ってことなんですけど、どうしても恥ずかしいっていう気持ちが強くて、さらけ出せなかったんです。でも曝け出せるようになった時は、舞台でも自分の個性がすごくさらけ出せるようになったんじゃないかなって思っています。一人一人の個性があることによって、舞台の一曲が成り立つから、殻を破るということは、すごく大切だなって思いました。

推し曲は?「大切な思い出がフラッシュバックする」

――今回の公演でやる/やらないに限らず、皆さんの推しの楽曲ってありますか?

一同 ふふふ(笑)

――難しいですよね。曲数が多いので。

いわむら そうですね。でも、私が「ミモザのように」がいちばん好きだなと思います。入団して初めてもらった楽曲なので、「ミモザのように」を聴いたら、メンバーの顔とか、準備期間が長かった大変な思い出がフラッシュバックするので、大切な曲だなと思います。

ちば 私は「愛の速度」が思い出深いです。今までの全公演でやらせていただいる楽曲です。YouTubeにも、いちばん初めに披露した時の「愛の速度」がアップされているんですけど、それを見返した時に、レッスンと公演を経て、成長しているのが感じられます。私たちにとって、いちばん最初のダンスナンバーで音も高くて、いちばん苦戦した、思い出深い曲です。

――今回の公演でもやることがあったら、より成長もできているかもですね。

ともだ 「扉の向こうへ」です。ミモザーヌに入って、いちばん最初にリモートで振り入れをした曲で、なにがなんだか分からない状態でやった曲です。今、動画を見てたら、ちっちゃ!って思うし、今は数時間で振り入れをできるんですけど、この時は一週間もかけてたなぁって思い出したりもします。この曲には「殻を破る」と言う言葉が歌詞に入っていて、そこから自分の意思を強く持つという心をもらったので、またいつか、成長した「扉の向こうへ」ができたら良いなと思ってます。

みやはら 私も、りのあと同じで、「扉の向こうへ」です。歌劇団に入って初めてもらった楽曲で、オーディションでも、「にこのために作ったよ」って言ってもらった曲だったし、いちばん初めにもらった曲っていうのもあって嬉しかったです。最初の時は1期生の「愛の速度」よりまとまってなかったし、グチャグチャってしてることも多かったんですけど、今すごく成長したなって改めて感じるくらい、ほんまにみんな成長しているので、いつか、昔やっていたメンバーでまた「扉の向こうへ」をやりたいです。

今ハマっていること、この夏やりたいことは?

――最後に、皆さんの今ハマっていること、この夏やりたいことがあれば教えてください!

みやはら 夏休みに入ったら公演の合宿があって、公演が終わったらすぐ2学期が始まっちゃうから遊ぶ暇もないんですけど、時間があったらユニバにいきたいなと思います。今まで500回以上、行ったことがあるくらいユニバが好きなので。「スパイダーマン」あたりの世界観…道とか建物が好きで、そこによく行きます。

ともだ 私は最近、服とか美容にハマっています。例えばクリスマスプレゼントとか、誕生日でもらったりするのは今まではオモチャだったんですけど、今は服がすごく好きで少しずつ買っています。美容にもハマってるので、パックとか、いろんな美容品をたくさん買いたいと思ってます。

ちば 私は広井王子さんの影響で、すごく映画鑑賞にハマっていて、時間があれば、丸一日、映画を観ていたいです。今年の夏はみたい映画が多いのであう。先日「トップガン マーヴェリック」を観に行って、すごく感動しました。本当に最高でした。私のお父さんが36年前の「トップガン」を観た時に、ちょうど私の年齢だったそうです。

いわむら 最近ハマっているのは、空の写真を撮るのが好きです。たまにSNSにもあげたりしています。映画もすごい好きで、空いている日があったら、観に行けたらなと思ってます。4月に「コーダ あいのうた」を初めて字幕で見て、それを見た時に、字幕だからこそ、字を読んで頭に入るので、字幕映画も今後、見て行けたら良いなと思っています。

――今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

一同 ありがとうございました!

◆少女歌劇団ミモザーヌ 夏公演 「Traveling Summer」 チケット概要

<日時・場所>
2022年8月18日(木) 大阪公演:東大阪市立文化創造館
①12:30開場/13:30開演/15:30終演
②16:30開場/17:30開演/19:30終演

2022年8月23日(火) 東京公演:大田区民プラザ
①12:30開場/13:30開演/15:30終演
②16:30開場/17:30開演/19:30終演

<出演>
少女歌劇団ミモザーヌ
大阪公演:ミルクボーイ / アキナ
東京公演:横澤夏子 / オズワルド

<チケット>※指定席
前売 4,000円 (三つ折りパンフレット付)
当日 4,500円 (三つ折りパンフレット付)

■FANYチケット:https://yoshimoto.funity.jp/r/mimosane2022summer/ [リンク]

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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