乗り換えの合間に家電をレンタル⁉ エキュート上野にユニークな店舗がオープン

大日本印刷株式会社（以下、DNP）と株式会社JR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニーは、JR上野駅構内の「エキュート上野」にショールーミング店舗「&found」を7月15日（金）～8月14日（日）の期間限定でオープン。

実証実験として展開し、その成果を生かして今後の事業化を検討するといいます。

展示製品の体験やレンタルも

「&found」は、駅でのスキマ時間に立ち寄り、いつもよりちょっとだけいい日常を体験できそうな食・雑貨・家電などに触れ、レンタルできる店舗です。

店内には“丁寧な朝活”や“自分と向き合う時間”など6つのエリアを設け、家電・AV機器・レジャー用品など約50点を展示。フィットネス器具などは一部実際に売場で体験できます。

レンタルしたい製品は、株式会社ピーステックラボが運営する定額制モノのシェアリングサービス「Alice.style PRIME（以下、アリスプライム）」に登録することで持ち帰り可能です。

展示される製品は、「アリスプライム」で取り扱っている500種類以上のなかから厳選された約50点。

フットマッサージャー「ファイテンソラーチバーティカル」やハンド＆アームケア「TESCOM ハンド＆アームケア TMS30A」など、購入前に一度試したくなるような製品が並びます。

また、対象の家電をレンタルするとその家電にぴったりなちょっといいものがもらえるキャンペーンも実施予定（先着順・数量限定）。たとえば、sirocaのコーヒーメーカーをレンタルすると自家焙煎コーヒー専門店「サザコーヒー」が厳選した豆がもらえます。

「&found」は、出展企業に対して来店客の反応をフィードバックできる仕組みです。

具体的には、店内に音声マイク・カメラ・ビーコンといったセンシング機器を設置し、音声データ（テキスト化）と位置情報などで製品に対する反応を取得。

また、専門スタッフによる接客（会話）と来店客の行動データも取得し、生活者のインサイトを解析・可視化してフィードバックします。

このフィードバックの仕組みは、DNPが推進する“リアル店舗のストアDX”へ向けた「DNP店舗内CX解析サービス」を活用したものです。

（文・Higuchi）