【インタビュー】SHAG、SUGIZOが語る1stアルバム「2020年代の怒濤のジャズロックをやりたかった」
SUGIZOがSHAGを再始動させ、輝きに満ち溢れた怒涛のジャズロックを噴出させている。2002年に結成されたSHAGは、インプロヴィゼーションを核にしたサイケデリック・ジャムバンドとして、クラブ&レイヴシーンで生を受けた。流動的にメンバーが変わりながらも、パッションとその時のエナジーを音の瞬間美学である音楽で表現するというスタイルは今も変わっていない。
◆SUGIZO [SHAG] 動画 / 画像
2020年に12ぶりに再始動を見せたSHAGは、そのまま艶めかしくもエッジーで、激しく妖しく本能の赴くままに音を重ね、ぶつけ、溶け込み合わせながら、巨大なグルーヴを形成させてきた。ライヴはすべてマルチトラックで録音され、そのライヴアクトを核に音源をエディットして、結成20年目にして1stアルバムとなる作品『THE PROTEST JAM』までをも生み出した。
ストイックに音楽へ傾倒し、身を焦がすように音楽表現を続けるSUGIZOにとって、SHAGとはどんなバンドなのか。SHAGがSUGIZOを掻き立てる音楽とはどういうものか。話を聞いた。
◆ ◆ ◆
■音を出さなきゃ何も始まらない
■だから会話と同じですよね
──SHAGにおけるSUGIZOは、自身の最も過激な顔を出している状態なのでしょうか。
SUGIZO:んー…何をもって過激と捉えるかですけど、そもそもSHAG復活の理由というのが自分の中の世の中に物申す、憤怒の感情を音にぶつけたかったっていうところですから、そういう意味では確かに過激だとは思います。昔だったら、アナーキズムをいかにして吠えるか、プロテスト的な言葉がとても重要でそれを音楽にしたかっただろうと思うんですけど、今回はあえて言葉ではなく音にしたかったんですよね。
──あくまでSHAGはインストですね。
SUGIZO:こういう過激さって、言葉にすると、あまりに直接的でネガティヴなエネルギーに変換されてしまうことがありますよね。ま、そこにすごく影響を受けてきたし、世の中に訴えかけるために時には攻撃的な表現をとらなきゃいけない時もあるんですけど、できればそこを良い意味で曖昧にして、感情や意思を音にぶつけてリスナーにその捉え方を委ねるアプローチを取りたかった。その分、自分の思いが音にすごく注入してしまったので、自分の精神性の過激な部分が多分に内包されたような気はしています。
▲SHAG
──SHAGの結成は20年前でしたが、当時と今のSHAGは違うものですか?
SUGIZO:全然違います。ジャムバンドというスタイルを標榜するのは同じですけどね。1997年…ちょうど25年前、僕がソロアーティストとして活動を開始したときに、<ABSTRACT DAY>という僕がプロデュースしたソロツアーがあったんです。僕のソロのバンド、土屋昌巳さん、DJ KRUSH氏、そして元JAPANのメンバー3人によるJansen, Barbieri&Karnというユニットが日本全国津々浦々をまわったツアーなんですけど、各アーティストが対バンするだけじゃなくて、メンバーが入り交じってセッションを繰り広げるような即興性が強いものでもあったんです。
──それは濃密ですね。
SUGIZO:そこでミック・カーン&DJ KRUSH&SUGIZOっていう時間があったんだけど、それがすごく良くて。最初は10~15分だったのが、気がついたら30~45分とか演るようになっていったのね。3人による完全に即興で、決まってるのは最初のBPMくらい(笑)。そこでインプロヴィゼーションで音楽を構築することの快感とか受容性とかに目覚めてしまった。SHAGの源流はそこなんですよ。
──25年前に、すでにそういう目覚めが。
SUGIZO:もちろんロックミュージシャンとしての活動はしてきていますけど、演奏者として自分が最も追求したい道はインプロヴィゼーションになっていった。それでLUNA SEAが終幕して数年経った2002年に、その感覚をそのままバンドにしたいと思って始めたのがSHAGだったんです。
──そういう経緯なのか。
SUGIZO:だから最初はミック・カーンとDJ KRUSHと演りたかったけど、KRUSH氏もすごく忙しくて、そこで紹介されたのがDJ BAKU。だから最初のSHAGはDJがBAKUちゃんでベースがミック・カーン、あとヴィブラフォン奏者のK-Taと僕の4人体制だった。それ以降はDJがKRUSH氏の弟子だったSAKという男になって、ベースがKenKenになって今に至るわけです。あの頃と今との一番の違いは、DJがビートの要だったところかな。
──なるほど。
SUGIZO:だから、かなりヒップホップやベースミュージックに傾倒していて、要はヒップホップとdubにすごく影響を受けてる。そこにファンクやジャズやロックのイディオムをミックスしていくような即興だった。DJが繰り出す基本的なループしか決まってない状態でライヴを演っていたから、曲名もないの(笑)。
──ミュージシャンとしてはすごい手応えのあるライヴだったと思われますが、お客さんはどんな反応を?
SUGIZO:付いてくる人だけが来てましたね。club asiaとかなので200~300人とか300~400人とかかな。でもSHAGはどんどんサイケデリックトランスに寄っていったから、そのうちにレイヴや野外イベントに呼ばれるようにもなったりしてました。<Nagisa Music Festival>(2007.4.8@Odaiba)とかにも出てどんどんサイケデリック方向に引っ張られて、結果的に総本山であるJUNO REACTORに僕が参加することになるんです。当時はその布石がSHAGだったのかな。
──そこから得たものは、即興で音楽を作るスキルですか?
SUGIZO:とも言えますが…どうだろうな、その面において僕の大事な師匠的存在がふたりいます。ひとりが近藤等則氏。2006~2007年くらいにずっぽりと共に活動させていただいた。近藤さんと意気投合してすごい気に入ってもらえて、彼の元で修行したんですよね。一昨年に亡くなってしまいましたけど…近藤さんこそがトップレベルのジャズミュージシャンであり、同時にカテゴリーをぶち壊していくアヴァンギャルドな先鋭的なミュージシャンで、世界的にもすごく活動されていたインプロヴィゼーション・ミュージックの大巨匠ですよね。
──インプロヴィゼーションで遊んでたってことですか?
SUGIZO:近藤さんのスタジオでよくレコーディングをして一緒にライヴをたくさんやって。「明日ライヴなんだけどさ、SUGIちゃん遊びに来ない?」「わかりました」って楽器とボードだけ持っていくみたいな、そういう感じが続いた。即興に対する最も重要な心得みたいなものをそこで学んできた。それでどこでも演奏できるようになりました。
──即興に対する重要な心得、とは?
SUGIZO:“とにかく音を出せ”ってことです。
──え?
SUGIZO:「BPMは?」「キーは?」とか聞くと「そんなのは始まったらわかるんだよ」っていう。「とりあえず音出せ」と。「細かいことはそっからだ」っていう。それ根本ですね。「音を出さなきゃ何も始まんねえんだよ」っていう。理屈はいいから。
──悟りのような世界。音さえ出せば始まるってことですか?
SUGIZO:そうですね。だから会話と同じですよね。
──そういうことか。
SUGIZO:そういう最も根源的なことを教わって、どこへ行っても物怖じせずにバンッと自分を表現できるようになった。曲が始まってからBPMとかキーを探るんですよ(笑)。でもそれって会話も同じですよね。あたりまえですが会話だって即興じゃないですか。台本に書いてあるわけじゃないですからね。そこです。それが自分の指針となる。だからJUNO REACTORとかもやってこれた。ステージでは聴いたことない曲がかかるんですよ。基本DJなんでその時のクラウドの状態によって楽曲を変えていくんです。セットリストがないんです。そこに対応してみんなが演奏していかなきゃいけないっていう。それは修行でしたね(笑)。
──それは凄い。録音芸術とはまた違ったライヴな楽しみ方なのかもしれない。
SUGIZO:違いますね。ただ、それをパックするのが録音なんですけどね。近藤さんに即興の心得を叩き込んでもらった数年間がすごく大きくて、表現者としてすごくステップアップできたと自負しています。次に2014~2015年に中学校の頃から大好きだった渡辺香津美さんに出会うんです。意気投合してそれ以降、香津美さんとセッションさせていただくようになった。香津美さんのレコーディングやライヴ、香津美さんと沖仁さんの活動に僕が合体してライヴをやったりとか。
──それも貴重な経験ですね。
SUGIZO:血反吐を吐くような修業のライヴだったんですけど(笑)、要はトップジャズギタリストのノウハウを伝授してもらい、即興の意味においても、よりジャズのイディオムを学べたりしたことが大きかった。逆にジャンルを飛び越えて、香津美さんがストレートアヘッドなジャズのスタイルをとった時に、僕は真逆の歪みでギャンと食い込んだり。香津美さんがウェス・モンゴメリーだとしたらそこにジミヘンが飛び込むみたいなセッションもしてきたし、逆に僕も一緒にジャズの方向にコミットしたアプローチをしたり。ジャズのスタンダードも演奏して学んだことがとても多かったですね。
──そこも基本はインプロヴィゼーションの世界で?
SUGIZO:当然そうです。ただ近藤さんとは違っていて、ベーシックな曲が決まっていたり当然キーが決まっていたりはします。今回のアルバムの6曲目「Round Midnight」では、香津美さんが伝授してくれたアプローチが活かされていますよ。インプロヴィゼーションを追求するっていう楽器プレイヤーとしての道を導いてくれたのが近藤さんと香津美さんという師匠で、それが自分にとってすごく大きい。それが自分個人としては結果的にSHAGに結実するんです。
◆インタビュー【2】へ
■この時代のアティテュードを体現しなきゃ
■だからSHAGなんです
──今回のSHAGの復活を促した、もっとも大きな要因となったものは何ですか?
SUGIZO:2020年代の怒濤のジャズロックをやりたかったんです。そのきっかけのひとつとしてはコロナ禍があった。ご承知のように世の中が分断して、疲弊して、今は戦争も起きている。21世紀ってもっと平和な未来のイメージがあったのに100年前に退化してるじゃん?みたいな憤りがあって、それを音楽として表現せざるを得なかった。そこをネガティヴな言葉に書き出すハードコアな方向ではなく、ジャズロックのスタンスで落とし込みたかった。
──ほう。
SUGIZO:そこには、僕が最も影響を受けたマイルス・デイヴィスの名盤『ビッチェズ・ブリュー』が2020年でリリース50周年だったってことが大きい。50年前のカルチャーシーン…ヒッピームーブメントがありサイケデリックが終わろうとしていて、ベトナム戦争で世の中が大きく変貌していった時代。若い奴らが既存の社会の在り方にNOを叩きつけて、世の中のうねりとともにロックやジャズやファンクのカルチャーが大きくなっていった。同時に人種差別があって、黒人の音楽がそこから這い上がるために熱くなっていて、時代の社会性とカルチャーが音楽をとっても進化させていたと思うんです。それってすごく大切なことで、ジャズとロックとファンクと様々な音楽が融合した時代なんですね。だからこそ、今はこの時代のアティテュードを体現しなきゃと思ったんです。この時代だからこそのような音楽が重要だと。だからSHAGなんです。
▲SHAG
──それにしてもよくこんなメンツが集まったものですね。
SUGIZO:「過激なジャズロックやろう」っていうところですかね。もうひとつのイメージは『ビッチェズ・ブリュー』リスペクト。「オーケーいいね」「やろう」って。
──それだけで十分だ。
SUGIZO:過激なジャズロック。2020年代だからできること。あとはフリージャズに接近することですね。その前にファンキーであること。って感じですかね。
──楽しんでますね。
SUGIZO:超楽しいですねえ。やっぱりこういうことやってることが一番楽しいです。
──SHAGでの活動は、アートとエンターテインメントのバランスは考えますか?
SUGIZO:“アート7:エンタメ3”、くらいですかね。
──エンターテイメントが3もあるんですね。
SUGIZO:このメンバーで演奏するとエンタメになるんですよ。
──それはメジャー感みたいな?
SUGIZO:メジャー感ではないかな。雰囲気のゴージャス感というか。演出的ですよね。自然とそうなります。
──KenKenもそういう男ですし。
SUGIZO:そうそう。もう何もしなくても彼は演出力があるじゃないですか。
──なるほど、そういうことか。
SUGIZO:で、今はさらにダンスミュージックとして機能させたいんですよ。SHAGで踊ってもらいたい。
▲SUGIZO
──そうするとエンタメ感がもっと増すのかも。
SUGIZO:そうですね。そこに関してはこれからもっとコミットしていきたい。最終的にはこのシーンを大きくしたいという夢があるから。ジャムのシーン、インプロのシーン、インストゥルメンタル・ミュージックのシーンって日本ではとてもニッチな世界で、素晴らしいミュージシャンでもそれ相当のキャパシティでライヴができる人ってほんと一握りですよね。超絶な素晴らしいプレイヤーでさえも、小さなジャズクラブで数十人を相手に演奏しているような世界なんですけど、でも演奏の中身や表現というのはとんでもなくレベルが高い。本来そういうレベルが高い極めて優秀なプレイヤーは、それ相当の評価や対価がないとおかしいと思うんです。日本はそこがあまりにも残念で、僕的には間違ってると感じてしまう。やっぱり日本にはシーンが育ってないんだと思うんです。
──そうか。
SUGIZO:20年経ってもね。ジャムバンドのシーンとしては、アメリカでは総本山がまずグレイトフル・デッドですよね。デッドからはじまり有名なところでいうとメデスキ、マーティン・アンド・ウッドとかフィッシュとか、ちゃんと大きなフェスがあったり数千数万人のお客さんを集められる。確固たる地位があるんです。そこにはドラッグカルチャーが切り離せないので、そのまま日本に移行するのは難しいわけですけど、日本でも音楽を自由に楽しんで、ステージのミュージシャンが永遠とジャムっていて、踊る人もいればいい感じで酔っ払ってる人もいるっていうシーンを成長させたいっていう夢がある。なので、そういう意味ではエンタメとしてSHAGをより成長させていきたい。アートの部分も崩さずに大きくしたい。シーンを醸成させて若い奴らをどんどん引き込みたいんです。そのためにSHAGを本気でやっているんですよ。
▲1stアルバム『THE PROTEST JAM』
──SHAG結成20年にして、初のアルバム『THE PROTEST JAM』が登場しましたが、録音してライヴ音源をエディットして、新たに音を加えたりして完成させたとのことですね。
SUGIZO:ライヴの瞬間に起きるあのスリルやダイナミズム、ライヴで起きた魔法の瞬間をベーシックにして構築したかったんです。それこそ1960年代後半から1970年代のマイルス的手法ですね。スタジオでも延々とジャムって、それをプロデューサーのテオ・マセロが切り貼りしてアルバムにする。マイルスのライヴもそう。延々と演ったライヴのジャムも切り貼りして短い楽曲にしてリリースする。ただマイルスはライヴで録ったジャムのテイクにダビングすることは多分なかったと思うので、その意味で言うとザッパの手法が一番近いと思います。
──そういう作業って、どこが正解なのか分からなくなる難しさがありませんか?
SUGIZO:なんかもう「こんなとこじゃない?」みたいなもんですね(笑)。正解はあるようでないし、少なくともSHAGに関しては、綺麗に作ろうとはまったく思ってない。リズムのよれとか、普通の録音だと有り得ないようなアンビ(残響)が入ってしまったりとかするんですけど、それも含めてその雑な感じがSHAGでいいやみたいな(笑)。「お、これはグッとくるわ、すげえ」と思うものが正解ですね。
──出来上がった音を聴いたメンバーの反応は?
SUGIZO:すこぶる良かったですね。大体僕がざっくりとエディットして「みんなどう? こんな感じなんだけど、注文があったらいろいろ教えてください」ってやったんですけど、こう直したいという注文もなく。
──素晴らしい。
SUGIZO:基本8割の音はライヴです。録り直しが多かったのはパーカッションくらいかな。音の被りが酷かったから。あと、ローズとピアノを1曲ずつ追加で弾いてもらったのと、トランペットに関しては1曲だけソロを吹き直したくらいかな。
──ほんとにインプロヴィゼーションの美しいところが入ってるんですね。
SUGIZO:うん。「ここのヴィブラートこうじゃないんだけどなあ。まあ、いっか」みたいな(笑)。ライヴだとやっぱり雑になるんですけど、ダイナミズムがすごくいいからこれでいいわ、みたいな。
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■ダンスミュージックとして機能すると同時に
■アバンギャルドな感情が剥き出しになった音楽
──いよいよライヴが楽しみですね。
SUGIZO:アルバムの曲は全部やるつもりですけど、再現ではない…かな。やることは全然違う形になると思います。例えば「Jam in the Plandemic」って曲があるんですけど、あれキーしか決まってないんで(笑)。
──あの曲は11分ありますが、何も決まっていないのに11分もやっていたんですね(笑)。
SUGIZO:そうですね。ライヴではもっと長くなっちゃったりもします。みんなと音の格闘技をするので、それによってどういう結果になるかやってみなきゃわからない。
──他のメンバーのテンションによるところもあるでしょうね。
SUGIZO:はい、すごくあります。自分としてはここで入ってきて欲しいっていうタイミングがあるんだけど、メンバーのその日の気分で入ったり入らなかったりするので「おーい」みたいなことも多々あるんです(笑)。自分の感覚では何小節ごとにシーンが変わっていくのが気持ちいいとかあるんだけど、現場によっては小節ごとに場面が変わってく気持ちよさが違うんで、その意味でのズレが面白い。
──4小節を大きく1拍と捉える人もいるし、その時の空気にもよる面白さでしょうね。
SUGIZO:そこに正解はないというか、もしくはリーダーが言うことが正解。往々にして僕が引っ張ることが多いですけど、それだけだとつまらないし、もっとみんなが同等の立場で出し合うバンドにしたい。そういう意味でいうとSHAGを構造改革の途中ですね。だから今度のライヴはKenKenが主体の曲も別所くん主体の曲もあります。そういう場合は彼らにリードしてもらう。
▲KenKen
──ライヴでは、メンバーの表情やアイコンタクトも楽しめそう。
SUGIZO:あとはやっぱりみんなに踊ってほしいです。今回のアルバムもほとんどが踊れる曲だと思うんですよね。そこを大事にしましたから。アバンギャルドながらも踊れるってあんまりなかったと思うんです。官能の世界って一度入ったら抜けられない。僕のスクリームを中心としたギターは相当古いフリージャズの匂いがあって、楽器が咆哮する感覚。みんなが叫びあっているというか、音程も希薄になって感情と楽器の表現が直結している世界こそフリージャズで、そこがSHAGにとってとても重要なんです。ダンスミュージックとして踊れる音楽として機能すると同時に、フリーでアバンギャルドな感情が剥き出しになった音楽のアプローチを根底させていきたい。
──楽しみです。KenKenも叫ぶようなベースを弾く男ですから。
SUGIZO:だからとっても相性がいいんですよね。これからSHAGがパーティシーンに帰る時だと思っています。
取材・文◎烏丸哲也 (JMN統括編集長)
■1stアルバム『THE PROTEST JAM』
2022年7月1日(金)リリース
【CD (SHM-CD)】SPTC-1011 ¥3,300(税込)
レーベル:SEPHIROT
▼収録曲
1. ANTI-WAR I (アンティ・ウォー・ワン) [01:33]
2. THE CAGE (ザ・ケージ) [08:25]
3. Initiation of Rebellion (イニシエーション・オブ ・レベリオン) [08:47]
4. FATIMA (ファティマ) [12:42]
5. Rebellmusik (レベルムズィーク) [07:34]
6. Round Midnight (ラウンド・ミッドナイト) [04:32]
7. Jam in the Plandemic (ジャム・イン・ザ・プランデミック) [11:15]
8. ANTI-WAR II (アンティ・ウォー・トゥー) [02:31]
▼SHAGメンバー
SUGIZO:Guitar, Violin (LUNA SEA、X JAPAN)
KenKen:Bass (RIZE、LIFE IS GROOVE
類家心平:Trumpet (RS5pb、菊地成孔ダブ・セプテット)
別所和洋:Keyboard (パジャマで海なんかいかない)
よしうらけんじ:Percussion
松浦千昇:Drums (Yukino & Glanax)
■<THE PROTEST JAM for PEACE>
2022年7月4日(月) 東京・LIQUIDROOM
open 18:30 / start 19:00
▼チケット
前売り¥8800(税込) ※Drink代別
※スタンディング
一般発売:6月11日(土) 10:00~
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