『たんしおレモン』のくろすけが名作ゲームの移植に挑む『ひとりむりげー』とは?

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お題の発表から48時間で名作ゲームを“無理やり”Flashに移植するプロジェクト『むりげー』。第1弾『ときめきメモリアル』、第2弾『スターラスター』、第3弾『ディシプリン*帝国の誕生』と開催され、10月1日に発売された『週刊ファミ通』では、ブルボン小林氏のコラム『ゲームホニャララ』に取り上げられるなど、現在注目を集めています。そんな『むりげー』で、スピンオフ企画が静かに進行していることはご存知でしょうか?

そのスピンオフ企画とは『ひとりむりげー』。『むりげー』初期からのメンバーでもある人気ゲームサイト『たんしおレモン』のくろすけ氏が、たったひとりで名作ゲームの移植にチャレンジしています。しかも今のところ、毎週のペース。ゲームコミュニティ『モゲラ』では『週刊ひとりむりげー』として作品を公開中です。10月5日現在まで、既に3作品が公開されました(作品のプレイはこちらから)。

第1回『ラブラブス』

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現在大人気の『ニンテンドーDS』用ゲーム『ラブプラス』(コナミ)がお題。高嶺さんから告白され、“真剣なおつき合い”をするアクションゲーム?

第2回『3D.Javaヒーローズ』

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発売前から話題の『プレイステーション 3』用ゲーム『3Dドットゲームヒーローズ 』(フロム・ソフトウェア)を早くもお題に!シンプルなアクションRPG。

第3回『Fii Fit』

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『Wii Fit Plus』が発売されたタイミングで、お題は『Wii Fit』。バランスボード上のキャラクターを操作して画面内テレビのキャラを操作する入れ子アクションゲーム。

なぜひとりで『むりげー』に挑戦するのでしょうか?作者のくろすけ氏にメールインタビューしてみました。

記者 なぜひとりで『むりげー』を始めたのですか?

くろすけ 実はなぜ?と言われるとそんなに深い理由もないのですが、『ラブプラス』が流行っているので、『むりげー』のノリで作ってみました。やってみたら面白かったのでこのまま続けてみようと、そういう感じです。

記者 それも週刊で。大変じゃないですか?

くろすけ 締め切りがあるとやる気がでるタイプです。ただ、今後は用事とかあったら休載もしていくと思います。

記者 お題はどうやって選んでいるのでしょうか?

くろすけ 今回までの3作品は今話題のもの、そして自分自身が遊んでみたいゲームを選んでいます。でも、次回以降は過去の名作とかにチャレンジしてみようと思ってます。

記者 『むりげー』は、お題が決まってから48時間以内に作るなどルールがありますが、『ひとりむりげー』は自分の中でのルールはあるんでしょうか?

くろすけ 特に自分ルールは決めてないですよ。今は短時間で作れるものしかやってないですけど、48時間を越える制作期間の『ひとりむりげー』もありだと思ってます。

記者 今までの作品の制作時間を教えてください。

くろすけ 『ラブラブス』が8時間?『3D.Javaヒーローズ』が12時間、『Fii Fit』が6~7時間くらいだと思います。

記者 過去に開催された『むりげー』でも、くろすけさんはほとんど一番乗りで作られていましたよね。制作の早さの秘訣は何でしょう?

くろすけ 実際の制作速度は、ババラさんとかよりも遅いと思います。なぜほかのみなさんより先に完成するかというと、寝てないからです(笑)。徹夜でゲームを作るとテンションが上がります。

記者 Javaで制作した作品とFlashで制作された作品がありますが、制作環境はどのように使い分けているのでしょうか?

くろすけ ゲームは一から作るのではなく、今までに作ったゲームの中で一番近い物を改造して作ってます。『3D.Javaヒーローズ』はたまたま、以前Javaで作ったゲームが近かったのでJavaになっています。

記者 『ひとりむりげー』のネーミングは、松本人志のテレビ番組『一人ごっつ』を意識されてますか?

くろすけ そうです!『一人ごっつ』からのネーミングです。ダウンタウンを敬愛しております。

記者 ありがとうございました。

なるほど!ダウンタウンをはじめとするメンバーでコントを作り上げていった『ダウンタウンのごっつええ感じ』に対して、松本人志がたったひとりでお題と向き合った『一人ごっつ』をイメージするとしっくり来そうな『ひとりむりげー』。『むりげー』を主催するババラ氏も、『むりげー』公式サイトで「まあ、こういうのもアリだよアリアリアリ」とコメントし、『ラブラブス』は『むりげー』の第4回としてカウントされています(以降の更新は、まだ追いついていない模様)。

今後も、くろすけ氏の挑戦から目が離せない……と記事を執筆しているところで、『無料ゲームで遊ぼう!』のケン氏が『ひとりむりげー』に挑戦?! との報が。ガジェット通信は引き続き、さまざまな広がりを見せている『むりげー』の続報をお届けしていきます。

・関連リンク
『ラブラブス』
『3D.Javaヒーローズ』
『Fii Fit』

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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