48時間以内に名作ゲームをFlashに移植する『むりげー』、第2弾のお題は『スターラスター』
ガジェット通信「48時間以内に作れ!名作ゲームを“無理やり”Flashに移植するプロジェクト『むりげー』が発足」でご紹介した、『むりげー』の第2弾が公開されました。第1弾はコナミから発売された恋愛シミュレーション『ときめきメモリアル』でしたが、今回はナムコ(現バンダイナムコゲームス)が『ファミリーコンピュータ』向けに発売したシューティングゲーム『スターラスター』。参加クリエーターによって、どのように料理されているのでしょうか。
『スターラスター』は、2Dの処理しかできない8ビット機で3D表現を導入した、いわゆる“擬似3D”のシューティングゲーム。自機のコックピット視点で敵戦闘機や惑星を撃つシューティングの要素に加え、惑星や味方の基地を敵の攻撃から守りながらミッションを進めるシミュレーション要素を持つ、当時には斬新なゲームでした。参加クリエーターののブログやミニブログ『Twitter』の書き込みによると、このお題が発表されたのは7月4日の21時15分。参加クリエーターは“発表から48時間以に作る”“オリジナル素材を使わない”という制約のもと、『スターラスター』の移植に挑戦。結果、6人のクリエーターによる作品が発表されました。
『スターブラスター』
作者:くろすけ(たんしおレモン)
ガイアのコックピットの中では、某有名横スクロールアクションがプレイされていた……。パイロット、サボってるのか?集団マ○オですべてのコインを取ればクリアという、シュールな内容。
『STAR DUSTER』
作者:South(近接戦闘.FLA)
ゲームは自機がやられてから始まります。意表を突いた時間制限のある脱出ゲーム。コックピットのボタンをいろいろ触ってみましょう。マルチエンディングなので、「HAPPY END」もちゃんとあります。
『スターパラゴン』
作者:ババラ(BABARAGEO)
オリジナルのゲームシステムを再現した、アクションゲーム+シミュレーションゲーム。レーダーをクリックし、ワープで移動して敵を倒していきます。シールドの回復で訪れる、惑星や基地の巡り方が攻略のポイント。
『STAR LAST 1 発で死ぬ』
作者:石井克雄(NEKOGAMES)
タイトルどおり、あと1発撃たれたらゲームオーバーの状況でスタートします。擬似3Dシューティングとしての移植完成度が見どころ。オリジナルを知るユーザーには、レーダーの動作がグっとくるでしょう。
『SL2D』
作者:すずぬーと(すずぬーと)
完全2Dのリアルタイムシミュレーションながら、オリジナルに忠実なゲームシステム。画面のクリックで移動し、基地を防衛しながら敵と戦います。ディテールにこだわった移植が、オリジナルへの愛を感じます。
『スターラスタァ~ン』
作者:イジワル海賊団(イジワル海賊団)
擬似3Dというよりは、FPS(1人称視点のシューティング)に近いシューティングゲーム。敵キャラは別の名作ゲームから登場します。ボイス演出を聞き逃さないように、大音量でお楽しみください。
48時間以内という制約の中で、『スターラスター』をどう“切り取って見せる”のか、というセンスが競われた今回のお題。6者6様の個性が光る作品がそろいました。次回はいつ開催されるのか、お題は何になるのか――。今後も注目していきたいと思います。
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『むりげー』公式サイト
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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