やっぱり武雄市長は分かってくれてない。

やっぱり武雄市長は分かってくれてない。


今回は、『はてな匿名ダイアリー』から転載させていただきました。

やっぱり武雄市長は分かってくれてない。

武雄市民の皆さん、この文章を読んで下さっている皆さんへ

武雄市に住んでいる一市民です。インターネットに意見を書くのはとても勇気が要りました。ずっとこのもやもやした思いを誰かに話したかったのですが、誰かに話すことで回り回って私や家族、親戚に圧力がかかるのは最悪の場合生死に関わりますので、誰にも言わず、えいっと書いてみます。長文、乱文になりますが、ご容赦下さい。

新しい図書館、ボランティアを突然募集されていましたが、身分証明書を提出しなければならないとのことで、自分の本名や所属をお伝えするのは立場上非常に危険だと思い、本当は一早く中を見て現状を皆さんにお伝えしたかったのですが、泣く泣く断念しました。今までの図書館は天窓も有り、道路側に面したガラスが大きく採光が最高で、また吹き抜けの面積が大きく、大変開放的な館内でした。読み聞かせの部屋も見たことはありますが、子供が読み聞かせに集中できるようにあえて周囲とは離した設計になっていると説明していただき、なるほどと納得出来ました。

新しい図書館にはスターバックスができるそうですね。図書館でコーヒーが飲めるようになること自体は私はさほど気にはしませんが、本は湿気が大敵だとお聞きしてますから、どれくらい影響があるのかはちょっと気になります。それと、これまでゆめタウン側にあった自動販売機や水が飲める機械、そして学生さんが座って飲み物を飲んだりしていたテーブルがどうなるのかが気になります。確かあのスペースは新しく入り口ができるそうですね。これまで一緒に行ったお母さん仲間と休憩したりお話するのに丁度良いスペースだったのですが、まさかスターバックスのスペースで持ち込みの水を飲みながら長時間おしゃべりするわけにもいかないでしょうし。これからどこに行けばよいのでしょうか。

二階には椅子と電源コードが設置されると聞いてびっくりしました。ノートパソコンを持ち込んでお仕事をされる方が増えるのでしょうか。お仕事をされる方はさぞ捗るのでしょうが、結構長時間席を占領されそうですね。それ自体を非難するわけではないのですが、お仕事について調べたり学習したりしたいなと思った時に、二階の本を持って開いている席をウロウロと探すことが増えるのかと思うとちょっとげんなりします。この就職難のご時世ですから特に、真剣にお仕事を探されている方にも優しい図書館であってほしいものです。

蘭学館も数回行ったことはあります。誰もいないなんてことはありませんでしたよ。私が行った時には結構年配の方とか来られてましたね。歴史に興味が出る年代を考えるとそういうものなんでしょうか。ただ歴史には全く素人の私からすれば、確かに常設展示が主で変わり映えのないというイメージが付いてしまうのは残念に思いました。スペースの限りもあるのでしょうが、全国に散らばっている鍋島藩ゆかりの品々を展示するようなイベントでもいいので、もっと積極的にされてもいいのかなという気はしました。私が気づいていないだけであればごめんなさい。

こういう歴史的なものを展示するところがあるというのは、地味だけれど大変大事なものだと思います。たとえ展示物は複製品だったとしても、歴史資料や文献などを収集し保存しておくだけでも、後世にとっては重要なことでしょう。今は何らかの事情で展示できなくても、今後少しずつでも公開して頂けることを期待しています。

そう考えると、せっかくそういう意図を持って作ったはずの部屋を、なんでレンタルショップにしてしまうのかなという気はします。だって蔦屋はすでに朝日のボウリング場のところにあるんですよ。スーパーが24時間営業なのでよく買い物に行きますが、メリーランドの中で正直一番車が止まっているのって蔦屋の前なんです。週末なんか、ただ買い物に行って車を停めるのにも一苦労するくらい人が集まっているんです。(新武雄病院前のアクロスプラザのほうがお客さんが少ないですね。)

車を停めるのに一苦労といえば、今のゆめタウンだってそうです。週末でポイント5倍のセールなどがあっていると正直言って最悪です。誰しも年はとりたくありませんが、だんだん歩くのが辛くなってくると、競輪場側の駐車場に車を停めて歩きたいとは思いません。その競輪場前の駐車場だって、週末は競輪の開催と重なって満杯近くなっていることもあります。もうすぐ新しい図書館ができると、きっと物珍しさに来館者(決して「お客さん」とは思いたくないですが)は増えることでしょう。従来の図書館の駐車場はそれなりに大きい方かもしれませんが、それでも、これまでは週末など停めるのに苦労していました。これからどうやって来ればいいのか正直いって不安です。

私も実は前々回の選挙で樋渡市長に投票した一人なのですが、確かにその時は閉塞感が広がっていて、武雄市を変えてくれるかもしれないという望みを託していました。ですが、年数が経っていくうちに、その望みは間違いだったかもしれないと正直いって思うようになりました。

市民病院が民間になり、広い敷地に大きな建物ができました。たしかに立派に見える病院にはなったのですが、お母さん仲間の中ではあそこに行く人は多くありません。理由を聞いてみると「小児科がない」からです。意外に思われるかもしれませんが、武雄市内中心部には小児科が1軒しかなく、今はどうか知りませんが以前はそこですらお医者さんが毎日いるわけではなく、子供が病気にかかった時にどこに連れて行けばいいのかがわからなかったのです。今は私には小児科に連れて行くような子供がいませんので現状がわかりませんが、少なくとも小児科を増やしていただくことが、市民にとっては切実な問題ではないでしょうか。それこそ「今あるものを生かしながら」でもあり、「抜本的に変える」ことでもあると思います。民間に変わってからもうすぐ2年が経ちますが、現状はまだこうなのです。本当の意味で「使いやすい形で、変えていただくこと」を望みます。

それから、ツイッターのことですが、「takeotoilet」というものができた理由を拝見しました。武雄市民として、最初見たときはがっかりしました。どうしてそんな名前にされたのかと正直に思いました。ただそんな名前がつくにも理由があるのだから、と自分に言い聞かせて調べてみました。私はてっきり図書館に反対している人たち(っていうんでしょうか?)が侮辱的に言ってるものだと思っていたのですが、最初に「ツイッターは便所の落書き」だと仰ったのは他でもない市長だったそうですね。私は議会はあまり見ないので、普通のテレビや新聞などでみる市長のイメージしかありませんでしたが、正直言ってそんなに他の方を貶めるようなことを言うような方には見えませんでしたので、最初はまさかと思いましたが、残念ながら市長ご本人の発言なのですよね。非常にがっかりしました。信じていたのに、裏切られたような思いです。人間不信になりそうです。先日夫に聞いて初めて議会のインターネット放送?を見ました。そうしたら、本当にそのままで、もっとがっかりしました。

飛び抜けてできる子は駄目なところもあるのかもしれませんが、それが許されるのはきっと子供の間だからだと思います。社会人にもなったいい大人が、周りのことも考えられずに暴言を吐いたり、まともな議論もできないようでは大人としてどうかと思います。大学を卒業してすぐの新人研修ならともかく、5年も過ぎて同僚やお客さんに対して暴言を吐いたり、こっちが気を使って持ち上げてあげないと仕事ができないような会社員だとしたら、クビになってもおかしくないのではないでしょうか。私がもし同じ会社で一緒に働いているとしたらきっと毎日憂鬱なのだろうなと思います。

今の武雄市はいろいろなことをやっているように見えますが、いろんな失敗もあります。ですが、それを失敗だと言える人がいませんし、いたとしても表に出てこないのです。先ほどの市議会ではありませんが、市民の代表のはずの市議さんが議会の一般質問でなにか疑問をぶつけたら、たちまち暴言を返されたり、あなたには返答しないと言われたり、事実と違うことを言われたり、懲戒処分をうけるような状態なのです。議会で揚げ足取りをされているのをみるのは正直うんざりします。市民の代表でさえそんなことをされるような状態だというのに、どうして力もコネも守る手段もない一般の市民が自由にものが言えるのでしょうか?言えるはずがありません。言えるくらいなら、私もビクビクしながらこの文章を書いたりする必要はないはずです。

今の武雄市に起きているいろいろな事実や問題点を、些細なことや揚げ足取りと言われるのははっきり言って心外です。私もいろいろなことを聞いたり、それをきっかけに勉強して来ましたが、もうこの問題は図書館だとか病院だとかいう話だけでは収まらなくなっています。私たちが一市民として安心して住めるかどうかの瀬戸際だといって良いと思います。ですから、市外の方であってもこの問題に興味や疑問を持ち、色んな意見を言ってくださり、応援してくださる方が多くいらっしゃるという事実が大変嬉しいのです。さもそんなこともわからずに市長を非難しているかのように言っているような、本当に上から目線の馬鹿にしたフェイスブックやツイッターの皆さんの発言は許せません。私たち武雄市民に謝って欲しいくらいです。

揚げ足取りをする皆さんに言いたいのは、揚げ足を取るのではなくて、今の市長以上に本当の市民感覚を持ち、文化や歴史や哲学を大切にし、これから10年後をも見据えた武雄市づくりを真剣に考えておられる方を連れてきていただくか、抽象的な印象を語るだけでなく、聞かれたことには真摯に本当のことを答え、(もちろん開示請求は遅れずに処理していただいて、)筋道の通った話を、暴言なしで私たちにも分かる言葉でして欲しいと思います。市議会でいつも野次を飛ばしている方々と言うことが重なって、自分たちのいいように武雄市を変えてしまいたいと思ってしまう方達のよこしまな気持ちを感じます。

武雄のような田舎の現実をもっと、全国の皆さんに知ってほしいです。FB良品のこともありますが、全国の自治体が同じような閉塞感を抱いています。対岸の火事ではないのです。次はあなたが住んでいる自治体が同じようなことになるかもしれません。今まで通りでは駄目なんです。でも、ちゃんと筋道を通せば済む話を通さずになんとかしようとするようでは駄目なんです。そこはちゃんと意識を変えないと駄目なんです。そんなことは私のような一市民でも日々感じます。なぜそのことに目をつぶって揚げ足取りばかりするのでしょうか。武雄市民でもちゃんと考えている人は考えています。ただそれを表に出すことができないだけなのです。皆さんのお手伝いが必要なのです。

武雄市の問題に直接首を突っ込むのは嫌だという方もいらっしゃるでしょう。そんな方はどうか武雄のことはほっておいて下さい。その代わり、あなたが今住んでいる自治体が、武雄と同じようなことにならないかをしっかり監視していて下さい。武雄市は悪い形に変わってきています。子育てをするにも不安があります。市民と一緒に育ちたいのかどうかもわかりません。どうぞご自分の町にあなたの熱い思いをぶつけて下さい。

武雄市にはいろんな方が来られて協力してくださっていると聞いています。しかし話を聞く限り、ちょっとそれはどうだろうかと思うことも少なくありません。夢のある話だとおもいきや、実は市民に負担を強いていることもありますし、そのことすら表に出ていなかったり、ひっそり発表されてほとんどの市民が知らないこともあると夫の友人が残念そうに話してくれました。そんな人達や会社もフェイスブックやツイッターで揚げ足取りをされているようで、武雄市民として本当に残念に思っていますし、武雄市が良く変わろうとしていることを食い物にしようとする人たちを本当に情けなく、これもまた大変残念に思いました。

私たち市民は、よほどのことがない限り武雄に住み続けなければなりません。ですから、現状をどうにかしたいという気持ちは真剣に思っています。武雄市のために協力してくださっている方に心から感謝を申し上げます。武雄市の悪い部分をインターネットなどでご覧になり、武雄市のイメージが悪くなってしまっていることに対しては大変残念ですが、どうか武雄市のことは嫌いにならないで下さい。お願いします。

追伸)
まるで茶化しているかのように書いてしまいましたが、私は今非常に怒っています。また残念でたまりません。なぜ私がこの文章を匿名日記のようなところに書かなければいけなくなったのか、皆さんにお汲み取り頂ければと思います。決して冗談で書いているのではありません。何もできない一市民からの、心の叫びなんです。どうか、この問題について少しでもあなたの琴線に触れたのなら、ぜひ次のホームページを見て下さい。私が住んでいる町でどんなことが起きているのか、有志の方がまとめてくださっています。ありがとうございます。

『佐賀県武雄市の問題について:takeoproblem』
https://sites.google.com/site/takeoproblem/

追伸その2)
これまで私は、武雄市民と思われる方のブログが2回閉鎖されるのを目の当たりにして来ました。私は3人目にはなりたくありません。

転載元:こちらは匿名投稿『はてな匿名ダイアリー』からの転載です。

転載いただいた記事は2013年04月15日時点のものです。

画像:R0012156 武雄市内路面舗装『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/misijp/3181375700/

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転載

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