手元にあるものを利用するだけ!目からウロコの冷蔵庫収納アイデア
冷蔵庫の収納に困っていませんか?特に散らかりがちな野菜室。どうやってスッキリさせたら良いのか分からないドアポケット。その両方の悩みを解決しましょう!整理整頓の基本の「き」は、冷蔵庫の収納にも当てはまります。シンプルな収納アイデアを、ぜひ試してくださいね。
冷蔵庫の収納アイデア【野菜室編】
冷蔵庫をおしゃれに収納したいという人が多いのは、じゅうぶん理解しています。しかし、大切なのは、おしゃれではなく、機能性ではないでしょうか?
おしゃれに拘るあまり、ガチガチなルールを作ってしまうと、キレイな収納は長続きしません。まして、形が違う野菜室ならなおのことです。
冷蔵庫の収納の機能性を考えるとしたら、出し入れがしやすく、何があるか一目で分かることにつきます。そんな基本に忠実に、野菜室の収納アイデアを紹介します。
冷蔵庫の野菜室に収納する必要のない野菜があることを知ってますか?
何でも冷蔵庫に入れておく方が安心だと思っていませんか?実は、冷蔵庫にいれることで、風味が落ちたり、腐敗が早まってしまう野菜や果物があります。
野菜は、丸いもの、長いもの、葉物など、形も大きさも様々で、安定しないがゆえにキレイに収納するのが難しいともいえます。常温保存が可能な野菜や果物を、冷蔵庫の野菜室に入れないだけでも、スペースが生まれ収納がしやすくなります。
冷蔵庫の野菜室に入れなくても良い野菜や果物は、以下のようなものです。
ゴボウ、ジャガイモ、玉ねぎ、里芋、かぼちゃ、サツマイモ、ネギなどです。泥付きのものは、そのまま保存しておくと風味が落ちずに長持ちします。
玉ねぎの場合、新玉ねぎだけは冷蔵庫で保存してください。それ以外は、紫外線が当たらないように工夫し、風通しの良い場所に保管しておきましょう。
熱帯地域などで取れる果物は、冷蔵庫に入れると急速に劣化してしまいます。食べる数時間前に冷蔵庫に入れるのが基本です。元々、長期保存には向かないので、食べる分だけを購入するようにしましょう。
冷蔵庫の野菜室の収納アイデア
野菜は、畑に生えていたときと同じ向きで保存すると長持ちするということを聞いたことはありませんか?葉物であれば、根の部分を下に、葉を上に向けます。
野菜室を仕切るには、紙袋が一番使いやすいアイテムです。プレゼントやお土産で貰った手提げタイプの紙袋であれば、手提げの部分を外して使えます。
薄い紙袋しかない場合は、350ccのビール6本をまとめてある紙パックが使えます。その中に、薄い紙袋を入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて使います。
葉物野菜は、包まれているビニール袋を外しましょう。水分で葉先から変色してしまいます。そして、牛乳パックを半分に切って、そこに立てて収納します。
キャベツや白菜は、芯の部分に包丁を入れておくと劣化が防げます。ただ、どちらも大変場所を取るので、可能であれば、使うサイズにカットして収納しておくと便利です。
どちらも、カットしたものを冷凍し、凍ったまま炒め物やみそ汁の具などとして利用することもできます。
野菜を直ぐ使うのでなければ、冷凍保存という選択肢があることを忘れないでください。例えば、きのこ類などは、使うサイズに分けて冷凍保存をしておくとか、大根も同様に冷凍しておくと、味シミが良くなり便利です。
冷蔵庫の野菜室の収納アイデアのポイントは、デッドスペースを作らないことです。カッチリした容器に入れるより、柔軟性のある紙袋や隙間を埋める牛乳パックなどが、使い勝手が良いでしょう。
もう一つのポイントは、湿気です。冷蔵庫は、思った以上に乾燥しています。湿度が低いと、野菜室の野菜は長持ちしません。野菜の瑞々しさを保つ工夫をしましょう。
大根などは、ある程度の大きさにカットし、水で濡らしたキッチンペーパーで包んでラップをしておくと長持ちします。葉物野菜は、根に濡らしたキッチンペーパーを置いておくと、青々としています。
水腐れを起こしてしまう野菜と、湿度を必要とする野菜を見極めて、適切な保存をしましょう。
冷蔵庫の収納アイデア【ドアポケット編】
冷蔵庫のドアポケット、何が入ってますか?余った付属の調味料や、安定しないマヨネーズ、トマトケチャップ。細々とした香辛料など、ゴチャゴチャになっていませんか?
こうしたものを収納するグッズが沢山ありますが、ジャストサイズが無いと思っている人に、手元にあるもので簡単に作れるドアポケット専用収納アイデアを紹介します。
観音開きになっている冷蔵庫、実はドアポケットの収納量は、片開きの冷蔵庫より狭いんです。そこでとっておきの収納アイデアが、突っ張り棒です。
短いタイプの突っ張り棒を、ドアポケットに取り付けます。そこに洗濯ばさみでも、S字フックでも、使いやすいものを取り付けて、チューブ関係をぶら下げて収納しましょう。
手前は卵を収納し、空いた壁面を突っ張り棒を使った収納場所にするだけで、細かいアイテムが片付きます。
次は、いつか使うだろうと取って置きがちな、付属の調味料を片付けましょう。どこに何があるのかが見えないと、次に使うチャンスはめぐってきません。
そこで提案したい収納アイデアが、ペットボトルです。透明なペットボトルを半分に切り、切り口をマスキングテープやセロテープなどで怪我をしないようにしましょう。
その中に、保存しておきたい調味料をいれます。沢山あるなら、種類別に収納するのもおすすめです。
トマトケチャップやマヨネーズは、牛乳パックを半分にカットし、その中に立てて収納すると安定します。口を下に向けて保存しておくと、最後まで気持ち良いくらいに使いきれますし、底が少し汚れても捨てればいいだけの牛乳パックは、お掃除が苦手な人やズボラさんにピッタリな収納方法です。
ドアポケットの収納に向いているものは、衝撃に強く、温度管理に気を使わなくても良いものです。ドリンク類や調味料、卵などがドアポケット収納に向いたものになります。
しかし、小さな調味料などは、ドアポケットを開け閉めするとき、かなりの確率で倒れてしまいませんか?
何か、後ろに置けるものがある場合は、倒れ防止的なものを置きましょう。それが無いときは、食器を洗うキッチン用スポンジに穴を開けて定位置を決めておくと倒れなくなります。
ドアポケットも、必要以上に美しさに拘る必要はありません。自分が使いやすい事、それがなによりキレイな収納を持続させるためのコツになります。
おわりに
冷蔵庫の収納アイデアを、野菜室とドアポケットに限定して紹介しました。冷蔵庫の収納は、機能的であることが一番です。手近にあるものでそれが実現できることを条件に、収納アイデアをお伝えしました。参考になれば幸いです。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。