ヴァレオの次世代LiDAR、独自の検知機能で時速130キロの走行でも運転を一任可能に
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ADAS(先進運転支援システム)を開発するヴァレオは11月23日、同社製品で第3世代となるスキャニングLiDARを発表しました。パフォーマンスが大幅に向上した同製品は、2024年のリリースが予定されています。
解像度が12倍に向上
自動運転車の目となるビジョンシステムは、危険を予測するために高機能・高性能化が不可欠です。
第3世代のスキャニングLiDARは、取得したデータから解像度450万ピクセル、フレームレート25fpsで、車両周辺のリアルタイム3Dイメージを生成します。前世代比で解像度が12倍に。検知範囲は3倍、視野角(FOV)は2.5倍に向上したとのことです。
また、独自の検知機能により、時速130kmで高速道路などを走行する場合においても運転をシステムに一任でき、緊急事態の管理も自律的に行ってくれます。
すべての光条件で高いパフォーマンスを発揮
LiDARの検知性能は環境条件によって低下するという課題がありますが、ヴァレオの新世代LiDARはすべての光条件に適応するようです。雨の密度を測定し、適切な制動距離を割り出すことが可能。また、近くの車両を追跡してアルゴリズムで軌道を予測し、安全措置に繋げます。
クラウドを介して他の車両にも道路上の危険をアラートするコミュニティ機能が、このLiDARシステムを搭載していない車にも安全を提供してくれるよう。こうした技術は、レベル3以上の高度な自動運転の普及に一役買ってくれそうです。
参照元:With its new generation LiDAR, Valeo makes autonomous mobility a reality/ Valeo
PR TIMES
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