ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2021年10月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が10月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:中華そば まるせい(福井)
福井の老舗の名店。住宅街の中にあるが、店の前の駐車場はパンパンで大人気。
「中華そば」を注文。具はチャーシュー、メンマ、ネギ。麺は中ストレート。スープは鶏ガラ主体でじわじわの旨味が溢れてくる。いわゆるオールドスタイルで本当に美味しい。ネギのシャキシャキ感とメンマのコリコリ感が食感のアクセント。チャーシューは分厚く、ずっしりとした肉感。
何度食べても飽きない、流行るのがわかる名店。
第4位:麺響 万蕾(みのり台)
2019年12月オープン。藤沢の“RAMEN渦雷”出身。
注文は「全乗白醤油らーめん」。具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、味玉、メンマ、青ネギ。麺は細めストレート。スープは4種類の煮干しにシジミ、アサリの貝ダシ。貝の旨味をしっかり感じながら煮干し感もいい感じ。それを白醤油がまろやかにまとめていて、悶絶の旨さ。
今流行りの貝を前面に押し出した貝ダシとはまた違い、複合的な旨味でオリジナリティを出していて、素晴らしい一杯にまとまっている。
第3位:自然派らーめん 神楽(金沢)
金沢にあるミシュランガイド掲載の超人気店。2000年オープン。無添加の最高峰を目指して作ったという“自然派らーめん”のお店。
「特製醤油」をいただく。具はチャーシュー、ワンタン、味玉、青菜、ノリ、メンマ、ネギ。麺は中太縮れの自家製麺。利尻昆布、数種の煮干し、カツオ節、干し貝柱、能登産鶏、野菜など15種類の素材を合わせて作った極上スープ。複合的な旨味で、口の中でじわじわといろんな味が広がってくる。一口で唸る美味しさだ。鶏や魚介の様々な旨みを一杯で感じることができる。
自家製麺も最高。麺を啜るとスープの中で小麦の香りが抜けてくる感覚。「麺が旨い」というのを確信できる美味しさ。
具はチャーシューのしっとり感が最高。少し香ばしい香りが乗っていて、噛んだ時に柔らかさとずっしり感が共存している。これも凄い。
隅から隅まで唸ってしまう一杯。名店。
第2位:下頭橋ラーメン(上板橋・ときわ台)
環七背脂ラーメンの伝説の店“土佐っ子”の流れを汲む貴重なお店。
「ラーメン」を注文。具はチャーシュー、メンマ、ネギ、ゆで卵。麺は細めのつるや製麺製。上には背脂チャッチャ。上質な背脂のみを使っていて、この甘さは唯一無二。本当に甘くて美味しい。
下に沈んだタレを混ぜながらいただく。背脂特有の腹にもたれる感じが全くなく、スルスルと食べられる。激ウマ。切り立てのチャーシューも旨い。
他を寄せ付けない貫禄の美味しさ。歴史は確実に続いている。
第1位:ラーメン 三浦家(金町)
横浜家系ラーメンの大注目の新店。新中野“武蔵家”総大将の三浦氏が地元で凱旋出店。
注文は「上ラーメン」。サービスライスが無料。
具はチャーシュー、コロチャー、ノリ5枚、ほうれん草、味玉、ネギ。麺は太め平打ちの酒井製麺製。
豚骨の厚みと醤油感、鶏油のバランスがベストオブベスト。凄まじく旨い。かなりハイレベルなところでバランスを取っていて、これは凄い一杯だ。スモーキーなチャーシューも最高。
ライスにはカッパ漬けをたっぷり乗せて、一味の醤油漬けを少し乗せ、スープをかけてノリを巻いていただく。至福。
数ある横浜家系ラーメン店の中でもトップレベルの旨さだ。
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(執筆者: 井手隊長)
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