しつこい疲れは「寒暖差疲労」かも?季節の変わり目は要注意

その疲れ、「寒暖差疲労」かも?季節の変わり目に発症、あなたも予備軍かチェック

暑かった夏も終わり、不安定な季節がやってきた。最近は、気圧の変化などによる「気象病」について、天気予報で注意を呼び掛けるようにもなっている。リンナイでは「寒暖差疲労」に関する意識調査を実施した。約3割もの予備軍がいるというが、あなたは予備軍に該当するだろうか?

【今週の住活トピック】
「寒暖差疲労に関する47都道府県別意識調査」を発表/リンナイ

YESの数で診断!あなたは寒暖差疲労予備軍?

まずは、リンナイの「寒暖差疲労 簡易チェックシート」から、寒暖差疲労の可能性をチェックしよう。

■リンナイ作成「寒暖差疲労 簡易チェックシート」(久手堅先生監修)
□ 夏の暑さも冬の寒さも苦手
□ ずっと冷暖房が効いているなど、温度が一定の環境にいる時間が長い
□ 気温差が激しくなる季節の変わり目は、体調を崩すことがある
□ 寒い場所から温かい場所に移動すると、顔がほてりやすい
□ 代謝が悪く、むくみやすい
□ 手や足など、体の一部が冷たく感じることがある
□ 寝つきや寝起きが悪い
□ 入浴中、湯船に入って体の芯から温まるまで時間がかかる
□ PC作業やスマートフォンの使用時間が長い(1日平均3時間以上)
□ 肩こり、首こりがある

YESの数はいくつあっただろうか?
ちなみに、筆者は4つだったが、担当編集者は8つもあったという。8つもあるなら「寒暖差疲労予備軍に違いない」と思ったら、4つ以上が予備軍だというので、筆者も予備軍というトホホな結果になった。

監修した久手堅医師によると、「『寒暖差疲労』とは、気温差が大きいために体温を調整する自律神経が過剰に働き、体が疲れてしまうこと。寒暖差疲労の症状を訴える人は寒さの入口に当たる秋ごろから徐々に増え始める」という。

寒暖差疲労予備軍は、男性より女性、年代別では30代で多い

リンナイによると、4つ以上チェックが入った「寒暖差疲労予備軍」は28.3%。残りの71.7%はチェックの数が3つ以下だというので、3割の方に筆者も編集者も入ることが分かった。

最も「当てはまる」という人が多かった設問は「夏の暑さも寒さも苦手」(48.2%)、続いて「肩こり、首こりがある」(38.7%)と「PC作業やスマートフォンの使用時間が長い(1日平均3時間以上)」(37.5%)だった。逆に、最も少なかった設問は「入浴中、湯船に入って体の芯から温まるまで時間がかかる」(6.9%)だ。

筆者も担当編集者も当てはまった「肩こり、首こり」は、自律神経の乱れを引き起こす大きな誘因だそうだ。「3時間以上のPC/スマホ使用」も該当するので、寒暖差疲労は気象だけでなく、デジタル化したライフスタイルも影響しているようだ。

男女別で見ると、圧倒的に男性より女性の方が予備軍は多く、年代別で見ると30代に予備軍が多い。男女で筋肉量などが違うことや、30代は社会活動が活発であることなどが影響しているのだろうという。

出典/リンナイ「寒暖差疲労に関する47都道府県別意識調査」より)

出典/リンナイ「寒暖差疲労に関する47都道府県別意識調査」より)

発表!寒暖差疲労予備軍などの都道府県別TOP3

リンナイの調査では、都道府県別の結果を公表している。主な結果は以下の通りだ。

■都道府県別「寒暖差疲労予備軍」の割合
1位:新潟県(40%)
2位:滋賀県(38%)
3位:青森県・岐阜県・沖縄県(36%)
最下位:和歌山県(12%)

■都道府県別「疲れを感じやすいと思う」の割合
1位:島根県(88%)
2位:福島県・茨城県・熊本県(84%)
5位:長野県・三重県(82%)
最下位:神奈川県(54%)

■都道府県別「冷えを感じている」の割合
1位:高知県(64%)
2位:兵庫県・鳥取県・徳島県(52%)
5位:滋賀県(50%)
最下位:奈良県(26%)

■都道府県別「長風呂県(湯船につかる平均時間)」
1位:茨城県(17.9分)
2位:滋賀県(17.1分)
3位:佐賀県(16.5分)
最下位:京都府(10.3分)

寒冷の北海道・東北、温暖な九州・沖縄などの地域性の影響もあるだろうが、意外に結果がばらけていると思った。1位と言われてもあまりうれしくない項目もあるが、あなたが住んでいる都道府県は入っているだろうか?詳しいリリースには、他の調査項目の順位も出ているので、興味があればご覧あれ。

では、季節の変わり目のいま、「寒暖差疲労」の対策はどうしたらよいのだろう?

調査の回答者で「季節の変わり目に寒暖差で悩んだり、身体の不調を感じることがある」人がその対策として行っていることは、「十分な睡眠をとる」(52.1%)、「規則正しい生活をする」(39.9%)、「運動をする」(25.5%)が上位だった。

一方、久手堅医師による対策は、寒暖差疲労の代表的な症状である冷えは初期段階で手足に表れるので、「入浴をして体を温め、疲労をためないようにする」ことだという。おススメは「38~40℃のぬるめのお湯に10~15分程度つかる」。また、肩こりを感じている人は、「耳たぶストレッチ」が効果的だという。「耳たぶの少し上を水平方向に引っ張る⇒5~10秒たったら離す」を数回繰り返すのだそうだ。

筆者も季節の変わり目は体調を崩すことが多いので、お風呂に入ってよく寝ることを心がけようと思う。皆さんも自分の体調管理には気を付けてほしい。

●参考
「寒暖差疲労に関する47都道府県別意識調査」を発表/リンナイ

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