ベランダ菜園を始めよう!初心者におすすめ野菜の種類と育て方のコツ
「家庭菜園」と聞くと、庭や畑と大きなスペースで作業をするイメージがあり、初心者では始めにくいと感じることも。「ベランダ菜園」なら、プランターや植木鉢で手軽に野菜が育てられ簡単です。ベランダ菜園でおすすめ野菜の種類と育て方のコツを紹介します。
栽培初心者で始めやすい「ベランダ菜園」
ベランダ菜園は、その名の通りベランダでプランターや植木鉢を使って、野菜やハーブを育てて楽しむことです。広いスペースがなくても、コンパクトに納めて栽培ができ、ドアを開けると、すぐに始められる手軽さが魅力的ですね。
スペースにあわせて、野菜の種類や数、育つ大きさなど自由に選べ、自分だけの小さな畑が作れるベランダ菜園。庭や畑とは違って、初心者でも始めやすく、失敗もしにくいです。
ベランダ菜園を始める前に気をつけたいこと!ポイント3つ
ベランダ菜園のポイント1. 栽培初心者は育て方が簡単な野菜の種類を選ぶ!
初心者は育てる野菜の種類は、できるだけ栽培期間が短く、水やりや肥料を与える作業など、手間が少ない、簡単なものを選ぶのがよいです。収穫までが長い野菜は、失敗するリスクも増えるほか、途中で断念することもありえるかもしれません。
ベランダ菜園のポイント2. 日当たり・風通しの良さを把握することがコツ!
菜園を始める前に、一度ベランダの日当たりと風通しの良さを確認しておきましょう。植物にとって、日光と空気の流れはとても大事。場所が悪いと生長の悪さや病害虫の被害にあうこともあります。
特に、西日が強く当たる場所、室外機による風が当たる場所は、乾燥や枯れ、害虫を発生させる原因になるので注意しましょう。
ベランダ菜園のポイント3. 初心者は道具や材料をしっかりと準備することがコツ!
ベランダのスペースの把握や、設置する場所が確保できたあとは、道具や材料を集めます。プランターや土、鉢底石、肥料、シャベル、手袋、と必要なものを用意してくださいね。初心者は最初の準備が肝心であり栽培のコツですよ!
ベランダ菜園で初心者に向いたおすすめ野菜とその育て方のコツ
ここでは、ベランダ菜園の初心者におすすめな野菜の種類を紹介します!その野菜の育て方のコツについても解説します。
おすすめ1. ワケギ、アサツキ
・栽培スケジュール
種まき:8月下旬〜9月/収穫:10月
・特徴
ワケギやアサツキは、球根で育つネギです。9月に球根を植え付けから、約1ヶ月ほどで収穫できるサイズに。必要な分だけをカットすると、また次々に増え、何度も繰り返し収穫ができます!たこ焼きやお好み焼き、味噌汁などの薬味として使えますよ!
・栽培のコツ
球根から育つワケギ・アサツキは、水を与え過ぎてしまうと根腐れの原因になることも。球根は、水分をもともと多く含んでいるで、育てるときは、乾燥気味で育てることがコツです。
おすすめ2. ラディッシュ(二十日ダイコン)
・栽培スケジュール
種まき:9〜10月/収穫:10〜12月
・特徴
ラディッシュは、別名二十日ダイコンと呼ばれ、種まきから収穫まで、約20日前後と栽培期間が短いです。白くて長いダイコンとは違い、大きくはならないので、プランターの高さが低いものでも栽培ができます。
・栽培のコツ
ラディッシュの種をまくときは、1列、2列と並べてまく「すじまき」を行います。芽が出たあとはしっかりと間引いてあげることがコツ。隣り合っていると、ヒョロヒョロの株となってしまい、食べる部分が大きくならないので注意しましょう。
おすすめ3. ミニキャロット(ベビーキャロット)
・栽培スケジュール
種まき:8月下旬〜9月/収穫:11〜12月
・特徴
ミニキャロットは、五寸ニンジンよりもさらに小さくなったニンジン。その分収穫までの期間が短く、2ヶ月前後で食べれる大きさになります。しっかり茹でたり炒めたりと、調理することで甘みの強いものが食べられ、おいしいです!
・栽培のコツ
ミニキャロットは、発芽するまではしっかりと水やりをし、土を乾燥させないことがコツ。本葉が2〜3枚ほどに生長したあとは、液体肥料を与えて水やりの代わりとするのも、手間が減り簡単ですよ。
おすすめ4. スティックセニョール(茎ブロッコリー)
・栽培スケジュール
種まき:7月/収穫:10〜12月
・特徴
ブロッコリーとカイランサイ(芥藍菜)といわれる中国のブロッコリーを交配して誕生した、スティックセニョール。栽培期間は約3ヶ月と、少し長いですが、通常のブロッコリーよりも育て方が簡単で、収穫も多いです。
・栽培のコツ
スティックセニョールは、小さなプランターや植木鉢で育てるのがコツです。大き過ぎると鉢の中の土が乾きにくく、根腐れが起きて枯れてしまいます。種から育て、本葉が3〜4枚ほどになったら、1苗を直径30cmの植木鉢へ定植させて、育てましょう。
おすすめ5. ミズナ
・栽培スケジュール
種まき:3月下旬〜10月/収穫:5月〜翌3月中旬
・特徴
サラダや鍋料理と幅広く料理に使える水菜。プランターでもほぼ1年を通して栽培ができ、初心者でも育てやすいおすすめの野菜です。収穫までの期間は約1ヶ月半と短く、失敗もしにくいです。
・栽培のコツ
季節によらず栽培がいつでも育てられる水菜ですが、生育の適温度20〜25℃で、高温多湿には弱い野菜。できるだけ過ごしやすいと感じるような時期に栽培しましょう。また株が小さいうちは水をたっぷりと与え、乾燥させないよう育てるのがコツです!
おわりに
ベランダ菜園は、小さなスペースで野菜が育てられ、手軽に始めやすいです。育てる野菜の種類を選べば、初心者でも失敗せずに育てられ、コツさえ掴めばさらに簡単に。ぜひベランダ菜園を初めて、採れたての味を楽しんでくださいね!
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。