次世代AI無人販売機が駅に! ドアを開け、取り出し、立ち去るだけで自動決済
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コロナ禍で大きく変化した生活様式。買い物の仕方もそのひとつでしょう。買い物に行く回数や時間を最小限にしたり、オンラインショッピングを利用したり。それに伴い、商品を提供する側も、さまざまな取り組みを行っています。
今回は、取り出した商品を自動認識・自動キャッシュレス決済できる、次世代AI無人販売機を使った実証実験を紹介します。
ドアを開け、商品を取り出し、立ち去るだけで購入可能
株式会社ジェイアール東日本都市開発は「EKIPICK MART(エキピックマート)」の実証実験を「シャポー本八幡」(JR総武線本八幡駅直結)において実施。「EKIPICK MART」は、同社が検討している、駅ビルの営業時間外においてもお弁当やスイーツなどの食品を無人販売するサービスのことです。
今回は、ゴールデンバーグ株式会社のAI搭載型無人販売機「スマリテ(SMARITE = Smart retail technology)」を利用し、株式会社エムアイフードスタイル(店舗名:クイーンズ伊勢丹)の厳選した食品を販売します。
「スマリテ」を利用した買い物体験とは、どのようなものなのか、見てみましょう。
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「スマリテ」は、厚生労働省が定める「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理への対応に加え、特殊なアルゴリズム解析による物体自動識別技術により、ショーケースから取り出された商品は何なのかを、各商品に取り付けられたRFIDから自動で識別可能。ドアを閉めるとQRコード決済アプリPayPayにて「自動」で決済、購入することができます。
遠隔の温度管理や在庫管理などだけでなく、消費期限管理や売価の変更なども遠隔で管理できるシステムを構築しているので、店舗のオペレーションの軽減やフードロス削減にも期待。「無人コンセプト」は世の中に数多くあるものの、「商品自動識別」「自動会計」「在庫管理〜棚入補充登録」を完全自動化したのは「スマリテ」だけとのことです。
今後の事業展開にも期待
本実証実験は、2021年8月16日(月)から2021年9月30日(木)まで実施される予定。販売される商品は、顧客ニーズを把握するために順次変更されるとのことです。
販売時間は、初電から終電までなので、コロナ禍による店舗の営業時間短縮に影響されずに、食品を買うことができそうですね。今後の事業展開にも期待できるでしょう。
(文・和泉ゆかり)
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