有名ゲームメーカーが非難の的? 「S社の広報は嫌われている」と各ブログ

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okotowari

世界的に有名なゲームメーカーの広報の態度が悪いと、ゲーム情報ブログや『2ちゃんねる』で大きな話題となっている。この記事ではあえて社名をS社として掲載するが、そのS社はポータルサイトX社とも仲が悪いというのだ。その根拠は、L社が報道したニュース記事が物語っているという。

東京ゲームショウ(2009年9月24~27日に開催)にゲームを出展したS社。その情報をニュース記事として配信したX社の写真にモザイクがかかっていたのである。人気ゲーム情報ブログ『オレ的ゲーム速報@刃』や『ぱふぱふニュース』の記事によれば、S社が発売しているゲームの半ねり状の人気モンスターがモザイクによって隠されているというのだ。つまりそれが、X社がS社と確執があることの証拠なのだとか。

あそこはS社の広報と仲が悪いんじゃあああああああああ!! ファビョーーン! 仲が悪いからS社ブース全般にモザイクが掛かってるんだよおおおおおお!!! S社の広報は上から目線でメディアから嫌われてるんだよ! W社長はちゃんと注意しろ!!!」(オレ的ゲーム速報@刃)

さまざまな情報をまとめると、「X社をはじめ、いくつかのマスコミがS社を嫌っているのは広報の態度が悪いから」というのがひとつの説のようである。また、多くのゲーム業界関係者からタレコミ情報が寄せられているという『ぱふぱふニュース』の記事によると、ゲーム系マスコミの人たち数人からも困惑の声が聞かれたという。マスコミの人たちの声をいくつか引用すると、次のような返答だったらしい。

対応が悪いというか中での撮影はすべてNGでしたね。資料用も含めて
会社的には規模が大きいのですが、名刺を出した後に男の人が来て『登録の無いメディアは取材NG』と取材拒否されました。事前登録なんか聞いて無いし当日拒否って…
うちはS社さんとはおつきあいが無いのですが雑誌も出しているので取材に行ったらどこに掲載するのかとか根掘り葉掘り聞かれました。掲載箇所はウェブなので「ウェブです」と答えるとちょっと「それはだめです…」と
※サイトより引用

<オレ的ゲーム速報に書かれたコメント>
・S社の広報はファミコン時代から厳しいからなぁ
・S社の広報は小売にも嫌われていたな
・え、撮影禁止だからだろ つまらない記事書く前にリーブ21行けよ
・厳しすぎるのもどうかと思うけどね 反対に利用するぐらいの戦略があっても良いと思う
・A社社長と違ってS社法務に冗談は通じない。これ豆知識な
・S社は昔から、そういう方面に五月蝿いからなぁ…
・S社ももうちょっと(クレーム)文章の書き方があるんじゃね? これじゃ反感買うわー…
・爽快すぎてワラッタw S社広報は役所並だな
・モザイクされてるという時点で異常だろ その前に他社より厳しすぎることに気づいとけよ
※サイトより引用

上記のコメントだけを見れば、S社の情報規制はよほど厳しいとみられる。『オレ的ゲーム速報@刃』の管理人はS社のゲーム動画を動画サイトから引用して掲載したことについて、S社からクレームのメールが届いていたことも告白していた。

それに対して管理人は「訴えたかったら訴えやがれええええ。ブログをナメるんじゃねえええええ」とタンカを切っていたが、はたしてS社はどこまで個人ブログに法的な手段で裁判を挑むのか? そして、なぜゆえ宣伝にもなるマスコミの取材拒否をするのか? 知的財産を守るためという大義名分は理解できるし守られるべきだが、ほかの点においてもS社にはさまざまな点で気難しい部分があるようだ。

さらに、ブログ『GIGAZINE』の記事に掲載されたS社ゲームソフトの動画が、S社の撮影許可を得ていながら『YouTube』から削除されたという騒動も起きている。そのことを以下のように伝えいてる。

なお、18:15現在「この動画は、Association of Copyright for Computer Software さんによる著作権侵害の申し立てにより削除されました。」という文章が表示され、ムービーが表示できなくなっていますが、現場でS社からムービーの撮影許可を得ていました。どうしてACCSから削除依頼が届いたのかが分からないため、YouTubeに対して事実関係を問い合わせる準備中です」(GIGAZINEより引用)

もちろん、出したくない情報があるのは理解できる。さらに、情報を規制して話題性をアップさせるという手法も良いアイデアだろう。しかし、あまりに過剰な情報規制やマスコミ選別を続けるのであれば、マスコミの反発を受けても仕方がない。ゲームメーカーとマスコミは「どっちが上で、どっちが下」という関係ではない。お互いがお互いにイチバン良いかたちで情報提供できればそれが最良の関係である。

ゲームは人に感動や楽しみを与えるものである。それを作るスタッフならば、特に窓口となっている広報ならば、PR展開という点でも感動や楽しみを与える努力をしてはどうだろうか。S社は素晴らしいゲームを創り続けている会社だ。S社の広報に、それができないはずはない。しかし、あくまで真実はマスコミ当事者しかわからないので、事実はわからないままである。

イラスト: まそ先生

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