【東京ゲームショウ】セガブースで聞く「なぜ『マッドワールド』はセガから出ないんですか?」

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『東京ゲームショウ2009』のセガブースでは、今冬に発売を予定している『Wii』用ゲーム『マッドワールド』を出展しています。『マッドワールド』は、プラチナゲームズが開発し、2009年3月にセガが欧米で発売したタイトル。モノトーンの画面に血の色だけ赤く表現される、どぎついアートワークと、主人公が殺人ゲームを繰り広げるという暴力的な内容が論議を呼び、これまで日本版の発売は未定となっていました。日本版の発売元はスパイクに決定。そこで、「なぜセガから出ないんですか?」と聞いてみました。

ブース説明員の方によると「海外ゲームのローカライズ(翻訳)に定評があるスパイクさんから『マッドワールド』の日本版を出しませんか?と持ちかけられたため」とのこと。日本で発売されないことを残念に思っていたユーザーには、スパイクの勇気ある行動に拍手を送りたいところでしょう。さすが『喧嘩番長』『爆走デコトラ伝説』など、男気あるタイトルを世に送り出してきたスパイクだけのことはあります。

気になる日本版の内容ですが、レーティングがZ指定(18歳以上のみ対象)になるだけで、ゲーム内の表現など内容に変更は加えないとのこと。「人間相手に殺し合いをするのではなく、人間以外(の生物)を相手にする設定になります」(説明員)ということで、設定については若干配慮したものになりそう。子どもやファミリー向けタイトルが中心となっている『Wii』のプラットフォームで、大人向けタイトルがどこまで善戦するか注目したいと思います。

(C)SEGA

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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