“耳で視る映画”。evalaの芸術賞受賞作品の凱旋公演が決定




自らの制作のあり方を“空間的作曲”と表現し、新たな聴覚体験を創出するプロジェクト”See by Your Ears”を主宰するサウンドアーティストevala。近年発表した2作品が、2021年に国内外の芸術賞を受賞したことを記念し、凱旋公演を行う。

8月28日(土)〜30日(月)には、スパイラルホールにて「Sea, See, She – まだ見ぬ君へ」を開催。「インビジブル・シネマ(耳で視る映画)」をコンセプトにした本作は、世界初上映した2020年1月当時、鑑賞者それぞれが持つイメージを内面から引き出す新たな聴覚体験として最終日には急遽追加公演を実施するほど大きな反響を呼んだ。
第24回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞を受賞し、受賞作品展として再びスパイラルホールにて凱旋公演を行う。

また9月11日(土)12日(日)には、evalaの空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base – HPL ver』が国際賞プリ・アルスエレクトロニカ2021 Digital Musics & Sound Art部門において、栄誉賞を受賞したことを記念し、この日のための特別なライブパフォーマンスverを世界配信。アルスエレクトロニカ フェスティバル2021と連動したメディア芸術海外展開事業”Garden TOKYO”企画の一環で開催する。





第24回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展
インビジブル・シネマ「Sea, See, She – まだ見ぬ君へ」

ーーこれは目には映らない、耳で視る映画。

ことばを持つ前の人類は、どんな物語を共有していたのだろう。
古来、人々は音楽を奏で、ともに踊ることで、共同体の物語を紡いでいたのではないだろうか?
人間が本来持つ知覚を呼び起こし、音から物語を描く「映画」。

遠いどこかの海辺に佇む、老婆にも少女にも見える女性ーー。
溢れ出る豊穣な音に耳をすませるだけで、森の中にも、深海にも、あらゆる時空間へと観客を誘い、それぞれの心象風景の中に無数のイメージを生み出していく。

2020年1月にワールドプレミア公演を行った、音楽家evalaによる、世界に類のないインビジブルな「音の映画」。直後に突入したコロナ禍を経て、ようやく待望の再公演が決定。目に見えない存在と共存していく今、それぞれの内側から世界をみつめる本作は、これまで以上に革命的な体験となるはずだ。


第24回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 インビジブル・シネマ「Sea, See, She – まだ見ぬ君へ」
日程:2021年8月28日 (土) – 8月30日 (月)
上映時間:約70分  
会場:スパイラルホール (東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F)
チケット:無料(8月18日(水)より申し込み開始)
主催:第24回文化庁メディア芸術祭実行委員会
*詳細は8月16日(月)に文化庁メディア芸術祭フェスティバルページにて発表
https://j-mediaarts.jp/festival/


音楽・音響・監督|evala
演出|関根光才 (NION)
音響|久保二朗 (See by Your Ears)
照明|2bit
プロジェクション|岸本智也
映像|上野千蔵 (NION), 木村仁 (CONNECTION), 宮里浩平 (NION)
ハードウェア|浅井裕太 (Rhizomatiks), 毛利恭平 (Rhizomatiks)
舞台監督|浦弘毅 (ステージワークURAK)
宣伝美術|田中良治 (Semitransparent Design)
サイアノタイププリント|外山亮介
制作/広報|長村圭乃 (See by Your Ears)
プロデューサー|高橋聡 (NION)

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