初代Xboxが異様にデカくて重かったワケが判明
いまやプレイステーション3 よりも活気があるといっても過言ではない Xbox360。正直なところ、初代Xbox の日本での劣勢ぶりから考えると、いまの人気を信じられないと思っている人もいることだろう。
苦戦を強いられていた初代Xbox だが、異様に本体がデカく、そして重量があった。現在のXbox360が3.5キログラムなのに対し、初代Xbox は3.86キログラムと約400グラムも重い。ちなみに競合他社の Wii は1.2キログラムであり、その差は2.66キログラムにもなる。
それにしても、どうしてこんなに重量があり、そして大きな面積をしている本体になったのだろうか? 当時にしてはハイスペックの機能と性能を搭載したハードであったことから、さまざまなボードやチップが積まれていたので、その影響で重量や本体が大きなものになったのはいうまでもないが、実は別の意図もあったことが判明。
当時のマイクロソフトの広報担当者は、初代Xbox の重量と面積について、こう語っている。
「Xboxは、他社様のゲームハードよりも、かなり重いし大きいですよね。私自身もそう思っています。でも、それにはある意図が含まれているんです」
「テレビのそばに常にあるものといえば、ビデオデッキやDVDプレイヤーですよね。それらと同じように、常にテレビのそばには Xbox を置いていてほしい。持ち歩く必要はないんです。常に Xbox はテレビのそばにある。そこはXboxの特等席といいますか、当たり前のように定着した存在でいてほしい。だから、その重さと大きさになっているともいえるのです」
なるほど、そう考えれば重量があり、面積が大きなものである理由を理解することができる。確かに初代Xbox は日本で苦戦したかもしれないが、テレビの近くにいつもある存在として、Xbox360 は間違いなく特等席をキープできている。これからの Xbox360 に期待したいところだ。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。