収納付きベッドのメリット・デメリットは？湿気対策も解説！

2021/07/05 12:00 Pacoma

収納スペースが欲しいけど、収納付きベッドと収納無しのベッドはどっちがいいのか分からない人もいるでしょう。ベッドに収納があればスペースの有効活用となります。そこで、収納付きベッドのメリットとデメリットのほか、湿気対策についても解説します。

収納付きベッドは何種類もある

収納付きベッドとは、その名の通り「収納スペースが付いたベッドフレーム」のことです。ベッドは家具の中でも特にお部屋のスペースを占拠するものなので、そのベッドの下部に収納スペースがあれば限りある部屋の広さを有効活用できます。

そんな収納付きベッドにはいくつか種類があるので、それぞれの特徴について解説します。

最もスタンダードなのが引き出し付きベッドであり、一般的にベッドフレームの下に2～3杯ほどの引き出しが付いています。広い引き出しではありますが、浅いためそれほど収納力はありません。一人暮らしや夫婦二人だけの生活では役に立つでしょう。

チェストベッドほど大型ではないので、見た目はスッキリとしています。

チェストとベッドが一体化したようなベッドで、引き出しが6杯ほど付いています。引き出しの反対側の床板下にも収納スペースがあるため、タンス1棹分ほどの収納力を誇ります。衣類の収納はもちろん、長尺で大型の荷物を収納できます。

ただ、ベッドが高いので少し圧迫感があるかもしれません。

跳ね上げベッドは、マットレスを敷く床板下に広い収納スペースがあり、ガス式ダンパーで寝床を持ち上げる仕組みとなります。収納スペースが一つになっているので、大型な荷物も簡単に収納できます。引き出しもないため、スペースが狭くても収納が可能です。

ただ、荷物の出し入れを頻繫にするのには適していません。

さまざま種類のある収納付きベッドですが、そのメリットには何があるのでしょうか。収納無しのベッドと比べた時のメリットを紹介します。

収納付きベッドであるということは、収納スペースが付いているので、そのほかに収納家具を購入しなくても済みます。特にチェストベッドであればタンス1棹分ほどの収納力があり、一人暮らしのワンルームで収納スペースに困っている人にはメリットがあります。

収納付きベッドは、ローベッドや布団よりも高さがあり、床面との距離が離れている分、ほこりがベッドに付きづらいというメリットがあります。

ローベッドなどと比べてスタンダードな引き出しベッドは定番モデルでもあるため、カラーやデザインなどのラインナップが豊富です。幅広い価格帯から選ぶことができるので、インテリアに馴染むようなおしゃれなデザインのベッドを見つけることができます。

収納付きベッドには、収納無しのベッドと比べて引き出しがあるために、デメリットも存在します。よく把握したうえで、購入を検討しましょう。

組み立て式であれば、価格が安い反面、パーツが多く組み立てに時間がかかることもあります。特に跳ね上げベッドの場合は大人一人で組み立てるのは難しく、2人で組み立てる必要も出てきます。

あまり家具の組み立てに自信がなければ、組み立てサービスを行っている店舗で購入するのが賢明。

収納付きベッドは高さがあるため、ローベッドと比べた際に部屋が狭く見えるかもしれません。部屋をできるだけ広く見せたいという人は、チェストベッドではなくスタンダードな引き出しベッドを選ぶといいでしょう。

寝具には湿気がたまりやすいうえに、収納付きベッドは通気性が悪いため湿気対策は欠かせません。まず行いたい対策はマットレスの下に除湿シートを敷いておくことで、除湿シートが湿気をうまく取ってくれます。除湿シートはホームセンターなどで販売されています。

また、引き出しの部分にはすのこなどを入れ、その上に衣類や生活用品を収納すれば空気が流れるため、湿気がこもりにくくなります。すのこの代わりに除湿シートを敷くのもいいでしょう。

それ以外にも細かい点では、引き出しには普段からよく使うモノを収納することで、モノを取る頻度が高くなるため湿気がこもりません。マットレスを定期的に立てて、湿気を逃がすことも大切です。

不在時には引き出しを少し開けておき、空気を入れ替えることも効果があります。

さらに小型の除湿機などを置いておけば、除湿シートでは取り切れなかった湿気も吸い取ってくれます。

収納付きベッドがあれば、ほかに収納家具を買い足すこともなく、スペースを有効活用しながら収納ができます。メリット・デメリットをよく把握して、自分に合った使い勝手のいい収納付きベッドを選んでください。また、湿気対策も忘れずにしておきましょう。