意外と知らない!?カロリーゼロの食べ物でも食べ過ぎNG
甘い物が食べたくなった時に罪悪感なく食べられる、カロリーゼロの食品。しかし人工甘味料など、気になる点もあります。そこで、カロリーゼロの食べ物の注意点や、上手な付き合い方についてまとめたので、ぜひ参考にしてください。
カロリーゼロは0kcalではありません!
カロリー表示は、厚生労働省が定めた表示ルールがあります。食品の場合、100g当たり5kcal未満だと、カロリーゼロと表示できます。ひと昔前までは、こんにゃくや海藻、きのこなどはカロリーゼロと言われていました。食物繊維のカロリーが計算されていなかったためです。
現在では、こんにゃく100gあたり5kcal、水で戻した乾燥わかめ100gあたり9kcal、生のしいたけ100gあたり25kcalとなっています。どれも5kcal以上あるのでカロリーゼロの表示がされなくなりました。
しかし、低カロリーで食物繊維が豊富なので、カロリーを抑えたい時にはおすすめの食材です。近年ダイエット食品など、カロリーゼロの食べ物も増えてきました。それらは人工甘味料などを利用して、カロリーを5kcal未満に抑えています。
種類も豊富で、手軽に食べられるので間食に利用している方も多いと思います。しかし、カロリーゼロだからと、食べ過ぎていませんか?人工甘味料はカロリーを抑えられ便利な反面、注意も必要です。
カロリーゼロの食べ物について
甘い物は食べたいけど、カロリーが気になる。そんな時に便利なのが、カロリーゼロの食べ物です。甘い物を食べても罪悪感が少ないので、カロリーゼロの食べ物を選んでいる方も多いと思います。そんなカロリーゼロの食べ物は、人工甘味料が使われていることが多いです。
人工甘味料については、よくない話も耳にします。調べてみると、専門家の間でも意見が分かれているようです。しかし、賛成派の意見でも、取り過ぎには注意が必要で、特性を理解して上手に取り入れることをすすめています。
カロリーゼロの食べ物の注意点
カロリーゼロの食べ物は、小腹が空いた時や、甘い物が食べたくなった時に食べることが多いと思います。そんな時、カロリーゼロの食品を食べたけど、結局もっと食べたくなってしまったなんて経験はありませんか?これには脳が関係しています。
舌は甘い物を食べたと脳に伝達するので、体内では血糖値を下げようとインスリンが分泌されます。しかし、糖分が入ってこないため脳は「足りない!」と判断し、食欲を刺激して不足している糖分を補おうとするのではないかといわれています。
その結果、余計に食べたくなって、過食につながってしまうようです。カロリーゼロの食べ物に使われている人工甘味料は、砂糖よりも甘味が強く、少ない量でしっかりと甘味が感じられます。しかし、定期的に摂取すると、依存性があるとの研究結果も出ています。
より強い甘味が欲しくなってしまうこともあり、結果的にカロリーの高い物が欲しくなってしまうことがあります。カロリーがゼロだからといって、食べ過ぎないように注意しましょう。
カロリーゼロの食べ物は危険?
人工甘味料を多く摂っている人の方が、肥満や糖尿病のリスクが高い傾向にあるといわれています。しかし、元々肥満気味の人は、体重を気にして、カロリーゼロの食べ物を選んでいるのではないかという意見もあります。
人工甘味料は食歴も浅く、まだまだ研究段階です。どんな食べ物でも、食べ過ぎはリスクがあります。甘い物が食べたくて、カロリーゼロの食べ物を選んだ場合でも、「カロリーゼロだから大丈夫!」と考えずに、「今日は甘いものを食べた」と考え、上手に付き合うのがよいのではないでしょうか。
カロリーゼロの食品は上手に取り入れよう
何か食べたくなった時に、すぐに甘い物に手を出さず、本当に甘い物が食べたいのか考える習慣も重要です。なんとなく口がさみしくて食べてしまうようなら、甘い物は避けて、するめやおしゃぶり昆布など、低カロリーで食物繊維やタンパク質が豊富な物を選ぶようにしましょう。
人工甘味料に限らず、甘い物を毎日食べていると、習慣的に食べたくなってしまいます。食べなくても大丈夫な食生活に変えていくことを、意識することが大切です。どうしても甘い物が食べたくなった時に、カロリーゼロの食べ物を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
空腹時は食欲を、余計に刺激してしまう可能性があるので、低カロリーで、栄養がある食べ物を食べた方が、結果的にその後の食事のドカ食いを防げます。
いつもお腹が空いて間食してしまうようなら、普段の食事を見直してみるのもひとつです。食物繊維やタンパク質を増やすと、腹持ちもよくなり間食を抑えられるかもしれません。
おわりに
甘い物が好きでなかなかやめられない方は、特性を理解したうえで上手に利用するとよいのではないでしょうか。カロリーゼロの食べ物は、手軽で罪悪感も少ないので、間食に取り入れやすいです。しかし、日常的に取り入れるのは、ほどほどにしておいた方がよさそうです。
手軽だからと手を出さずに、本当に今食べたいのか、じっくり考えてみましょう。人工甘味料については、まだまだ研究段階で、種類によって特徴も変わります。カロリーを抑えるのに大変便利な食べ物なので、上手に取り入れて摂取カロリーをコントロールできると嬉しいですね。
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