知っておきたい掃除機の選び方!おすすめポイントは人によって違う!
掃除に欠かせない家電といえば、真っ先に思いつくのが掃除機でしょう。そんな掃除機を買う時にはどんな選び方をしていますか?掃除機の選び方で重視するべきおすすめポイントは人によって違います。掃除機の選び方についてまとめてみました。
掃除機の選び方!おすすめポイントを見極めよう!
掃除機の選び方は年々多様化しています。機種の多様化に加えて、さまざまな機能においても細分化が進んでいるためです。
そのためどんな掃除機がおすすめかを考える際のポイントも、購入者に合った選び方も大きく異なるようになりました。家電店で店員さんにおすすめの機種をきいた時、逆にいろいろと生活スタイルなどをきき返されたという人もいるのではないでしょうか?
本記事では掃除機にどのような種類があるのかから、さまざまな部位ごとの特徴などをご紹介しながら、どのようなタイプがどのような人におすすめなのか、選び方について検討してみました。掃除機をどれにしようか決められなくて困っているという人は必見です!
掃除機のタイプ
掃除機は現在多様化が進み、それぞれに特徴があります。使い勝手のよさは、家の間取りやその人の生活様式などに影響を受けるため、選び方からおすすめポイントまで人それぞれです。そこでまずは基本となる掃除機のタイプと、おすすめポイントとともにご紹介します。
キャニスタータイプ
本体は床に置かれた車輪付きで、引っ張りながらゴミを吸い取る、掃除機といえば真っ先に思い浮かぶ一般的なタイプです。
コンセントを通して直接電力供給を受けているため、ゴミを吸引する力が最も強力なのが特徴。一番重量のある掃除機の本体は床の上に置かれているため、腕にかかる負担が少ないタイプになります。
本体のコンパクト化が進んでいるものの、高いゴミ吸引力はそのままという機種が多数揃っている点も魅力です。そのため従来のタイプと違ってノズルやヘッド部分の操作もしやすくなり、小回りがききやすくなりました。さらに移動も楽になり、よりキレイに掃除できるようになっています。
一度の掃除でしっかり掃除しきりたいという人や、手が疲れないものを探しているという人におすすめのタイプです。また、ゴミ捨ての方法も選び方のポイント。排気も無視できない人はサイクロン式が、ゴミで手を汚したくないという人は紙パック式がおすすめです。
スティックタイプ
近年、バッテリー性能の向上で稼働時間が長くなったことから、使いたい時に即出せるスティックタイプも人気です。立てたままの収納が可能なことから置き場所に困ることがなく、デザイン性も高いことからリビングでも邪魔になりません。
これまでの掃除機では掃除しにくかったところ専用として、2台目にはこのタイプを選ぶという人が増えているのも見逃せません。また、ワンルームでの1人暮らしのように、あまり広くない部屋を掃除するのにもピッタリです。
選び方のポイントとしては、充電式のコードレスタイプが一般的なものの、中には電源コード式もあるので確認しましょう。ゴミの捨て方もサイクロン式とゴミパック式に分かれます。このほかにもハンディ型に変形する機種もあるため、多目的に使える機種が欲しい人にはおすすめです。
ロボットタイプ
近年では水拭きや乾拭きもしてくれる機種も登場するなど、高性能化が進んでいます。自動で動き回って掃除をしてくれることから人気が高く、特に家事だけでなく小さい子供の育児もしなければならないという、ファミリー世帯での人気も高いタイプです。
特に家を空ける時間が長い共働き世帯におすすめで、外出中に室内を掃除してくれます。ここ最近の機種ならば、段差や障害物にも対応してくれるだけでなく、掃除を効率的なルートで行うものや、設定時間になると稼働するものなど、機能性の向上が著しいです。
ただし、物が多く置かれた部屋の掃除には不向きなタイプなので、部屋はきちんと整理してから使う必要があります。普段は忙しくて掃除をしている時間が取れないという人や、外出時間が長いという人におすすめです。
ハンディタイプ
汚れが目に付いた時や、ちょっとした場所でもしっかりゴミを取りたい時に重宝するのが、ハンディクリーナーです。アタッチメントを交換することで布団や車のシートなど、使用場所を変えることができるタイプや、コードレスの充電タイプなど、さまざまな機種が売られています。
機能性の多様化で値段もさまざまなため、使用場所に合わせた選び方が欠かせません。主な使用場所が水回りなら水も吸えるタイプが、車用として用意するのであればシガーソケット対応のタイプがおすすめです。
吸引力の強さで選ぶならどれがいい?
掃除機のゴミの吸引力は「吸込仕事率」で表し、目安としてワット数で表されます。数値が高い方がもちろんよいとはいわれますが、ヘッドやフィルターの状態など、さまざまな要因を加味して出された数値ではありません。
そのためあくまで目安としてしか使えませんが、キャニスタータイプなら吸込仕事率は強いもので400~500Wほど、スティックタイプなら20~100Wほどとなるため、吸引力で選ぶならキャニスタータイプがよいといえるでしょう。
注意したい点は、コードレス式の掃除機の場合にはバッテリーの状態が吸引力に直結することから、吸込仕事率が明記されていない機種が多いことです。ではコードレス式の場合は何を基準に選ぶのがよいかというと、バッテリーの性能を基準にするとよいでしょう。
掃除機の集じん方式の違い
掃除機はどのようにゴミを処理するか、集じん方式でも選び方が変わります。それぞれメリットとデメリットがあるので、確認してから購入することが大切です。
サイクロン式
吸い込んだゴミと空気を、ダストボックス内で遠心力をかけて分離するタイプです。ゴミは排気と別々に分けられダストカップに溜まることから、臭いが気になることは基本的にありません。排気口前にフィルターがあるものとないものがあります。
紙パックがいらないことからランニングコストはよいですが、フィルター付きのものはこまめにメンテナンスをしないと吸引力の低下や排気が臭うなど問題が出ることも。フィルターなしのものも、ゴミをこまめに捨てなければならない、初期投資が高いというデメリットがあります。
選び方の基準としては、紙パックをいちいち購入するのや置き場所などの管理が面倒、でも本体価格も安めの方がよいならフィルター付きがおすすめです。さらに初期投資がかかってもよりお手入れが楽なものが欲しい時は、フィルターなしのものがよいでしょう。
紙パック式
掃除機ではおなじみの、吸い込んだゴミを内部に取り付けた紙パックに溜めるタイプです。本体を開いて紙パックだけを取り出し、後はそのまま捨てるだけという手軽さで手も汚さずにすみます。紙パックはフィルター代わりでもあるため、手入れの手軽さもメリットです。
ただし、紙パックにゴミを溜めていく仕様上、紙パックにゴミが溜まってくると吸引力が落ちます。さらに嫌な臭いがしてくることも。紙パックもその都度購入する必要があるので、ランニングコストが高めという点もデメリットです。
紙パック式の掃除機は、価格帯の安さとサイズや形状などが多様なことから、ニーズに合わせた選び方ができます。ゴミに触りたくない、目にしたくないという人は、紙パック式がおすすめです。
掃除機のヘッドの違い
掃除機で忘れがちなのがヘッドの選び方ではないでしょうか?ヘッドの性能でも集じん力が変わるだけでなく、重量などの扱いやすさも違います。掃除機の購入時には無視できないポイントです。
モーター式
モーターがヘッド内部に組み込まれ、ブラシを回転させることで内部に隠れたゴミまでかき出します。そのため特にカーペットや畳に効果的で、高い集じん力が特徴です。フローリングでも問題なく掃除できますが、モーターの分だけヘッドが重くなります。
自走式モーター式
モーターでブラシを回転させるだけでなく、さらに別に組み込まれたモーターで自走して、どんどん先のゴミを取り除いていくヘッドタイプです。そのため女性でも特に力を必要とせず楽に掃除することが可能ですが、高級モデルに多いことから初期投資が必要になります。
集じん力も高いため、カーペットや畳はもちろん、フローリングでも楽々です。ただし、ブラシ用だけでなく自走用のモーターもヘッドに内蔵されるため、モーター式よりさらに重量が増しています。
エアタービン式
ゴミを吸い込む時にできる風の力を利用してブラシを回すタイプです。毛足の長いカーペットなど、摩擦抵抗が大きいところを掃除しようとするとブラシが止まってしまうことも。そのため基本的にはフローリング向きのヘッドです。
モーター式と比べて集じん力は落ちますが、モーターがないため軽量なのが魅力。ワンルームのフローリングで使うなら、おすすめのヘッドといえるでしょう。
まだある掃除機の基本仕様の違い
掃除機を購入する時に意識したいポイントは、まだほかにもいくつかあります。購入時には忘れずにチェックしておきましょう。
電源の種類
電源コード式掃除機はコードを伸ばしてコンセントから電力を得る、従来型の電源タイプです。時間を気にすることなく使えるだけでなく、パワーも申し分ありません。しかし、コードが届く範囲内でしか使用できないデメリットがあります。
それに対してコードレス式は内蔵したバッテリーに充電しておき、その電力を利用して稼働することからコンセントを必要としない点がメリットです。床以外でも狭いところや高いところでも使えますが、バッテリーの性能が稼働時間に影響するためチェックは欠かせません。
騒音値(運転音)
掃除機を使っている時に気になるものの1つが、掃除機から発せられる音ではないでしょうか?そこで確認しておきたいものが最低動作音です。デシベル(dB)で表記されているのがこの最低動作音で、夜間に掃除機を使うのであれば60dB未満の掃除機を選ぶようにしましょう。
HEPAフィルター
0.3μm(マイクロミリ)の粒子を99.97%除去することができるフィルターのことです。このHEPAフィルターを使っていれば、その掃除機の排気はそれだけキレイということになります。小さい子供がいて排気の質が気になるという家庭にはピッタリです。
おわりに
掃除機を購入する際にチェックしておきたいポイントを、部分ごとにどんな人に適しているか選び方のポイントについてご紹介してきました。意外とチェックしていない部分もあったのではないでしょうか?
長く使うのであればより自分に合った掃除機を選びたいものです。これまでは気にしていなかったチェックポイントに、より快適に掃除をするために見落としていたことがあるかもしれません。購入時にはぜひこの記事を参考にして掃除機を選んでみてください。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。