BBQコンロを選ぶポイントは?おすすめタイプもあわせて紹介
BBQコンロの種類は幅広く、どれを選べばベストなのかイマイチわかりませんよね。試しに購入して想定外の使用感だと、せっかくのBBQも楽しめません。そこで今回はBBQコンロを選ぶポイントやおすすめのタイプを紹介します。
シチュエーションで選ぶBBQコンロのポイントは4つ
BBQコンロの選び方は、シチュエーションや個人の考え方によって異なります。購入を検討されている場合は事前にポイントをチェックすることで、ご自身にピッタリなBBQコンロと出会えるでしょう。
想定人数
BBQコンロは使用人数によって大きさに違いがでます。1人なのか2~3人なのか、はたまたそれ以上か。例えば家族6人でBBQ予定なのに2~3人用のコンロでは食材を焼くスペースが足りません。逆に2人で使用するのに大きなコンロだと、焼くスペースが余るうえに準備も大変ですよね。BBQコンロは使用人数を想定して選びましょう。
焼き面サイズの目安は2~3人なら30×20cmほど、4〜5人なら40×30cmほど、6〜8人なら60×40cmほどです。10人以上の大人数の場合、持ち運びの予定がなければ6~8人より大きいモデルでも構いませんが、小さめモデルの複数台使用でもよいでしょう。
火元は炭火かガスか電気式か
BBQコンロには炭火・ガス・電気式といった、火元の種類が異なります。
炭火での調理は遠赤外線と近赤外線効果により食材が美味しく焼き上がるのが特徴です。ガス式は面倒な火起こしもなく火力調整が可能。後片付けにも手間がかかりません。電源の確保があれば、電気式だと手軽に活用できるでしょう。発火がないので安全性にも優れてます。
種類で優劣をつけるのではなく、BBQコンロの使用環境や個人の考え方での選定が重要だといえるでしょう。
材質はステンレスかスチールか
BBQコンロ本体の材質は、大きくわけてステンレスとスチールの2種類があります。
ステンレス製は軽量かつ錆びにくいですが、少々高額。頻繁に使用する予定ならば、経年劣化の影響が少ないステンレス製が適しています。スチール製は耐久力に優れ比較的安価であるものの、重くサビがつきやすいのが難点。車での持ち運びや年に数えるほどの使用であればスチール製を選ぶと失敗は少ないでしょう。
ご自身に適した材質は、BBQを楽しむ頻度で選ぶと失敗は少ないでしょう。
立食スタイルか着席スタイルか
立って食べるか座って食べるか、BBQを楽しむための基本スタイルもコンロ選びの重要なポイントです。
席を省いて移動も自由に楽しみたい場合は立食スタイルが適しています。椅子やシートなどは必要なく、準備物品は少なくてすみます。反対に各自の席を設け、のんびりと楽しむのなら着席スタイルがおすすめです。幼い子どもが多い場合は火を使うコンロに近寄る危険性があるので、着席スタイルでの食事が安心ですね。
BBQコンロの主なタイプは4種類
BBQコンロは、シチュエーションに適した形状がBBQをより楽しむためのポイントです。ここでは主なタイプを4つ紹介します。
スタンダードタイプ
四角いコンロに長い脚が取り付けられ、立ったまま食材が焼けます。BBQコンロの一般的なイメージはこのタイプだといえるでしょう。脚の長さが調節できるモデルや炭を出し入れできるモデルなど、用途に応じて選べます。
組み立てや片付けも簡単なうえに持ち運びも便利。幅広い人数に対応可能なので、BBQ初心者の方はスタンダードタイプが使いやすいでしょう。
焚き火台タイプ
コンロ自体のサイズは小さめながらも、脚の短い焚き火台タイプは安定感があります。焼き網上にダッチオーブンを乗せられるので、料理重視派にとっては重宝するタイプといえますね。少人数もしくは単独で落ち着いた雰囲気のBBQが楽しみたい方におすすめです。
持ち運びが容易で収納もコンパクト。網を外せば名前の通り焚き火台として活用可能です。談話の灯りとしても雰囲気がでますね。
卓上タイプ
コンパクトな卓上タイプはテーブルの上に設置が可能。セッティングも時短となり手軽にBBQを楽しめます。持ち運びに困る事態も少ないでしょう。大人数でのメインコンロよりも、少人数やサブコンロとしての用途が最適です。
最近は使い捨てタイプの卓上コンロも見かけます。トレーや焼き網、燃料など、必要物品がセットで販売されているのも多く、使用後は火を消して廃棄。そのつど買い直す手間はありますが、後片付けを素早く終わらせたい方におすすめです。
ガーデンタイプ
別名『パーティタイプ』と呼ばれるBBQコンロはサイズが大きく、頑丈な脚によって抜群の安定感を誇ります。庭先でのBBQに最適だといえるでしょう。スチーム用の蓋付きモデルや炭入れの高さが調整可能なモデル、ガス仕様でパワー抜群のモデルなど、利便性は随一です。
しかしかなりの重量なので、移動や持ち運びは簡単ではありません。他タイプに比べて高額です。本格的な雰囲気を楽しむ目的での購入が望ましいでしょう。
BBQコンロのお手入れや保管のポイント
BBQを楽しんだ後の掃除は億劫ですよね。しかしコンロ全体に脂汚れや焦げを付着させたまま放置すると、コンロや焼き網の劣化が進み買い替え時期が早まってしまいます。そのため効率的な手順でのお手入れがポイントです。
ここではBBQコンロのお手入れ手順や、保管について紹介します。手順事態はコンロの種類で大差はありません。しかし本体や焼き網、鉄板が熱い場合があるので、常に軍手を使用するなどヤケドに注意しながら実施してくださいね。
BBQコンロの掃除を楽にする下準備
BBQコンロの炭受けにアルミホイルを敷く
アルミホイルで炭受けをカバーすると、コンロ本体の焦げ付きや食材による脂汚れを防止できます。熱伝導率が高いアルミホイルは火おこしも容易となるので一石二鳥。BBQ後はアルミホイルごと炭を包んでの処理が可能です。コンロ使用後の掃除が劇的に楽になるのでぜひお試しくださいね。
アルミホイルを敷く際にはBBQコンロの空気口を塞がないよう注意。破れ防止のためアルミホイル数枚を重ねるか、厚手タイプ・BBQタイプを使用しましょう。
BBQの焼き網に油か原液のお酢を塗る
肉や魚は熱でタンパク質が変性すると熱凝着が発生し、金属とくっつきやすくなります。その状態では掃除にも時間がかかってしまいますよね。
しかしキッチンペーパーなどで油や原液のお酢を焼き網の全面に塗布すると、熱凝着や焦げ付き防止となるのです。BBQ前のひと手間がポイントですね。
BBQ後のお手入れ手順
必要物品
軍手
ゴム手袋
アルミホイル
金属たわし、もしくはスチールブラシ
スポンジ
食器用洗剤
水拭き用の布
セスキ炭酸ソーダ
1.使用後の焼き網にアルミホイルを被せる
炭に火が残り熱いうちに、焼き網にアルミホイルを被せましょう。アルミホイルの熱伝導により、10~15分ほどで網に付着した油の溶け出しや食材の残りが炭化します。この少しの労力で、掃除の負担がグッと軽くなるのでおすすめです。作業前には軍手を着用して熱から手を保護してくださいね。
2.金属たわしで焼き網を洗う
網に残った食材が炭化できたらゴム手袋をはめ、金属たわしと食器用洗剤で洗います。汚れが残ると腐食やサビの原因となるのでしっかり磨いてくださいね。金属たわしやスチールブラシがない場合は丸めたアルミホイルでも代用可能です。
3.鉄板は、熱いうちに水をかける
焼き網と同様に鉄板でも熱凝着が発生します。しかし鉄板がまだ熱いうちに水をかけておけば、食材の脂や焦げ付きがふやけて取り除きやすくなります。ぜひお試しくださいね。
4.BBQコンロ本体を布で水拭き
炭処理後のBBQコンロは布で全体を水拭きしましょう。BBQ前にアルミホイルで炭受けをカバーしていれば汚れが少ないので、掃除の手間がかかりません。アルミホイルを使用していなければ炭受けに灰や脂などの汚れが目立ちます。金属たわしで全体に水洗いをしてから布で拭き上げましょう。
5.当日洗えない場合は翌日までに洗う
BBQグッズは使用後すぐの洗浄が一番です。しかし難しい場合は翌日にしっかり洗いましょう。時間経過にて脂や焦げ付きが固くなっているので、重曹やナトリウムで作られているセスキ炭酸ソーダで、スプレーかつけ置きをしましょう。アルカリ性で油や焦げ付きを分解する効果が期待できます。
BBQコンロの保管方法
必要物品
食用油
キッチンペーパー
新聞紙
ビニール袋
掃除後に水分が残っているとサビの原因となります。保管前にBBQコンロや焼き網、鉄板を十分に乾燥させましょう。また、焼き網や鉄板は油を薄く塗布しておくと保護膜となり、サビから守ってくれます。
新聞紙でくるめる大きさの機材はしっかりと包んで保護しましょう。新聞紙は焼き網や鉄板の保護とともに、余分な油を吸収する役割を果たします。その後は購入時に付属していた専用の袋かビニール袋に入れ、しっかりと口を閉めることで虫の侵入を防ぎます。
BBQコンロは風通しの良い場所での保管が重要です。空気が動かず密閉された場所に収納すると、BBQ本体にカビが発生する可能性が高いの注意しましょう。
まとめ
自分に合ったシチュエーションでのコンロ選びで、BBQがより楽しい時間となるはずです。今回紹介したBBQコンロの選び方やおすすめタイプ、お手入れ方法を参考に、素敵なBBQライフを送ってくださいね。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。