被害者続出 ナゼいなくならない芸能界悪徳プロデューサー

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被害者続出 ナゼいなくならない芸能界悪徳プロデューサー

小説家石田衣良氏の還暦を記念して、同氏の人気小説を原作としたネットドラマ「アキハバラ@DEEP2.0(ツーポイントオー)」が一昨年制作されました。ネットドラマとして配信されていましたが、Amazon、FOD等が中止する騒動が起きました。
その背後には、映像メーカー株式会社アイモーションの制作費、出演料未払いをめぐって、約850万円の損害賠償請求訴訟が始まったことをデイリー新潮が報じました。

アンジェラ芽衣、黒木ひかり、人気男性アイドルグループ「MeseMoa.(めせもあ)」の「あおい」「白服」がメインキャストの同作品には、昨年、販売予定のDVDがお蔵入りになる騒動もありました。
DVD事前購入者を対象にしたイベントも告知したものの、発売されず、MeseMoa.の所属事務所がメーカーの代わりに予約客に返金したという酷いものです。

「会社の電話はつながりません。制作に協力した芸能プロダクションの中には、被害が甚大で、会社を解散して撤退したところもあります。プロデューサーは自分の嫁を女優として出演させたり、現場に娘と娘の彼氏を入れたりしてのらりくらり。現場費もスタッフに立て替えさせていました。妻子同伴で、取立てを脱れる手法を使っているかもしれません。無計画でロケハンもない前代未聞の現場で過労で卒倒したスタッフもいてお気の毒でした。金を払わないだけでなく、人権侵害も著しいです」
と関係者は激怒しています。

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当サイトの取材で、株式会社アイモーション・取締役社長プロデューサーの太代眞裕氏が本作品の前にプロデュースした作品でもトラブルを起こしていたことが判明しました。
「『青塚氏の話』(谷崎潤一郎原作)では、上映経費名目で監督に300万円出資させて、お粗末な試写会の後は配信や配給もしていません。スタッフや出演者への支払いも一部しか払っていない状況でした。常習犯ではないでしょうか」(制作関係者)
太代氏を古くから知る芸能関係者はこう語ります。

「元ポニーキャニオンの香港支社長を自称して、売り出してあげるから出資しろ という手法は変わらないようですね。出演者やプロダクションに対して、メインキャストに起用した謝礼金を数十万円、数百万円単位で請求します。熱海で男性を刺してニュースになった女優の主演作も太代プロデュース。事務所に出演料を払った後に、女優に謝礼金を請求していたそうです」
一方で、悲劇の主人公として、スタッフやプロダクションに借金を無心することも少なかったようです。

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「『闇金紹介してもらえないですか』なんて相談してきましたが、プロデューサーが闇金に手を出して、担保に作品持っていかれたら困るんで、貸してしまいました。頼む時は、低姿勢ですが、借りた後は偉そうですね。返済日過ぎても連絡ひとつなく、借り逃げです」

お客さん、原作者、出演料、スタッフを蔑ろにするような人物がプロデューサーとして君臨し続けているのは、大問題です。一刻も早く悪徳プロデューサーが一掃されなければ、映像業界の未来は拓けないかもしれません。(神田川涼香)


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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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