[ショウガ焼き簡単レシピ&作り方]2つのポイントでプロの味に
ショウガの種類や使い方によって、ショウガ焼きのおいしさが変わることをご存知ですか。おいしいショウガ焼きを作るためのポイントを、レシピとともに紹介します。
ポイント1:ひねショウガ(根ショウガ)を使う
ひねショウガは、収穫してから2カ月以上保管した後に出荷され、1年を通して出回っています。一方、収穫後すぐに出荷され、初夏から秋にかけて店頭に並ぶのが新ショウガです。ひねショウガは、新ショウガに比べて辛みが強く、肉の臭み消しや風味づけに適しています。
ポイント2:皮つきのまま調理する
ショウガは皮の部分に強い香りがあります。そのため、ショウガ焼きに使うときは、皮つきのまま調理した方が、より風味良く仕上げることができます。
memo
ひねショウガを皮つきと皮なしの状態で、同じ向き・角度ですりおろし、香りと辛みを生とショウガ焼きで比較しました(VEGEDAY調べ)。
<生の場合>
皮つき:香りと爽やかな辛みが、口に含んだ瞬間に力強く感じられた
皮なし:香りと辛みの伝わり方が、皮つきのものよりも穏やかであった
<ショウガ焼きの場合*>
皮つき:タレの中でショウガの香りと辛みが強く感じられ、その余韻も長く残った
皮なし:ショウガの香りと辛みがタレに紛れてしまい、その余韻は短く感じられた
ショウガ焼きは、ショウガ大さじ1/2・豚肉75g・醤油大さじ1・みりん大さじ1・酒大さじ1/2・砂糖小さじ1/2で調理。
お店の味に近づく!ショウガ焼きレシピ
皮つきのひねショウガを使ったレシピを紹介します。
豚肉のショウガ焼き
ショウガの風味が食欲をそそり、ごはんがすすむ一品。
材料(4人分)
豚肉:300g
ショウガ:60g
濃口醤油:大さじ1
〔A〕
味噌:35g
酒、みりん:各大さじ1
砂糖:大さじ1と1/2
すりごま:10g
サラダ油:適量
盛りつけ野菜:お好み
豚肉は濃口醤油に数分つけて味つけしておく。
おろし金で皮つきのショウガをおろし、Aを混ぜ合わせ、タレを作る。
フライパンにサラダ油を熱し、1を広げて両面を焼く。焼き色がついたら、2を全体にからめて火を通す。
3を皿に盛りつけ、食べやすい大きさに切った野菜を添える。
最後に
今まで「店で食べるものとは少し違う」と思っていたショウガ焼きが、皮つきのひねショウガを使うことで、ぐんとおいしくなります。ぜひ試してみてください。
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さわやかな辛みと香りが料理をキリッとひきしめてくれるショウガ。生のショウガにはたんぱく質を分解する酵素が含まれていて、肉をやわらかくする効果があります。チューブ入りのショウガは加熱処理をされているため、酵素があまり働かず、肉をやわらかくする効果は期待できません。
最終更新:2024.01.16
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水
亮一
(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
出典:
JA宮崎経済連(豚肉のショウガ焼き)
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