【希少価値！全国の混浴温泉】底からぷくぷく泡が湧く、美肌の泥温泉　藤七温泉 彩雲荘＜岩手県＞

希少価値の高い日本の文化

混浴温泉は、実は年々減っている絶滅寸前ともいえるお風呂なのです。というのは、現行の旅館業法（平成29年12月改正）では、「共同浴室を設ける場合は、原則として男女別に分け、各1か所以上のものを有すること 」「共同浴室にあっては、おおむね10歳以上の男女を混浴させないこと」が義務付けられており、混浴が認められるのは例外の場合のみ。混浴風呂の新設は認められていないからです。今や希少価値の高い日本の文化であり、残ってきた混浴は泉質が素晴らしい名湯が多いので、これ以上減少しないことを祈りたいものです。

東北一高所の山の宿「藤七温泉 彩雲荘」

藤七温泉 彩雲荘　全景

八幡平山頂に近い、岩手県八幡平の「藤七温泉 彩雲荘」。東北一標高が高い1,400メートルの温泉です。雄大な岩手山と八幡平の景色が広がる、絶景の山の宿。紅葉時はもちろんのこと、残雪の春も趣深くおすすめです。

「日本秘湯を守る会」会員旅館

藤七温泉 彩雲荘　紅葉時

「日本秘湯を守る会」の会員旅館で、東北屈指の秘湯です。

山奥といえどアクセスは悪くなく、人気の八幡平アスピーテライン経由でマイカーの乗り入れ（駐車スペースあり）ができ、宿泊者に限り、JR東日本盛岡駅から無料送迎バス（3日以上前に事前予約が必要）も利用可能。日常から解き放たれて、大自然の中、360度視界が開けた温泉で寛げますよ。

海抜1,400ｍの東北最高峰　ご来光や雲海を眺める絶景風呂

藤七温泉 彩雲荘　標高1,400メートルの天然温泉

藤七温泉 彩雲荘ご自慢の露天風呂は標高1,400メートル、東北一高所の天然温泉。野趣溢れたインパクトの強い温泉は、ほかに類がなく、一生忘れられないというファンも多いです。

藤七温泉 彩雲荘　雲海

朝はご来光、運が良ければ素晴らしい雲海も眺められます。温泉とセットなのですから、最高ですね。

底から泡がぷくぷく湧き出る湯

藤七温泉 彩雲荘　天然温泉露天風呂

藤七温泉は、10もの温泉があります。混浴露天風呂が5つ、女性専用露天風呂が1つ、宿泊者用露天風呂男女別各1、内風呂男女別各1あり、いずれも木造で大自然の景色に馴染みます。それぞれ微妙に泉質が異なり、色や温度が違うので、好みの温泉を探すのも楽しみのひとつ。

白濁した露天風呂の底からは、ぷくぷくと泡が湧き出て、テンションが上がります。

温泉成分たっぷりの泥で美肌パック

藤七温泉の露天風呂の楽しみは、温泉の底に沈殿したきめ細やかな泥。肌に塗るとすべすべになる、淡いグレーの天然の泥パックです。ただし、成分が強いので目の近くには塗らないように注意しましょう。

藤七温泉 彩雲荘　露天風呂の効能とは

藤七温泉 彩雲荘　天然温泉露天風呂

単純硫黄泉の源泉かけ流しの温泉は、「硫化水素」を多く含んでいるため、気管支炎などに効果があるといわれています。温泉成分たっぷり含まれた泥で、お肌もすべすべに。

女性の気持ち「混浴って大丈夫？」

藤七温泉 彩雲荘　天然温泉案内図

藤七温泉 彩雲荘では、混浴温泉においてタオルを巻いての入浴が可能（女性用大型バスタオルを販売。1,000円税別）。女性専用時間は、19時30分～20時30分。女性専用の露天風呂もあります。

また宿泊者専用の女性露天風呂は、日の出時には金色の光に包まれます。夜には海抜1,400ｍの空の下、夜空を埋め尽くす星に感動。

マナーを守って、入浴を

人がいる、いないに関わらず、浴室にカメラやスマホ等撮影器具の持ち込みは禁止。温泉内および入浴中の他人をスマホなどで撮影するなどは犯罪行為であり、通報されます。ルールを守り、気持ち良く入浴して、混浴温泉を守りましょう。

藤七温泉 彩雲荘「混浴露天風呂」日帰り利用・湯浴み着情報

写真提供：藤七温泉 彩雲荘

※記事掲載の情報は、2021年5月現在のもので、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。