間接照明の寿命はどのくらい?寿命や正しい捨て方を解説
部屋をおしゃれな空間に演出してくれる「間接照明」。意外に知らないのが寿命や捨て方ではないでしょうか。間接照明も家電製品ですので、寿命があり捨て方も決められています。今回は、間接照明の寿命や交換時期の見分け方、正しい捨て方について解説します。
間接照明の寿命はどれくらい?
寿命は8〜10年が目安
普段あまり意識することはないかもしれませんが、間接照明にも寿命があります。間接照明の交換時期は8〜10年です。ただし、使用環境や点灯時間によって大きく変わってきます。
電球が切れても交換すれば普段通りに使えるため、ずっと使えそうなイメージがあると思います。しかし、長い期間使用すると、見た目に変化や異常がなくても、時間の経過とともに内部の劣化は進んでいます。
そのため、劣化した間接照明を使い続けると、事故に繋がる可能性があります。
・安定期の劣化による発煙
・内部の部品の劣化による蒸気の発生
・内部に溜まったホコリによる発火
・ソケット部分のひび割れから破損、ランプの落下
これらは実際に起こった事例です。古い間接照明を使い続けていると、どの家庭でも起こり得る可能性があります。特に10年を過ぎると一気に事故が増加する傾向です。大きな事故になる前に、ランプの交換だけではなく、間接照明本体の買い替えも検討しましょう。
間接照明の寿命を示すサインは?
現在使用している間接照明に下記のような現象が出ていれば注意が必要。それは交換のサインです。安全のために年に1回は、間接照明から交換サインが出ていないか確認しましょう。
・間接照明から焦げくさい臭いがする
・ソケット部分が変色している
・電球が黒くなっている
間接照明からこれらの異常がみられた場合は、劣化が進んでいる状態です。早めの交換を検討してください。
使用期間の確認方法
8〜10年で交換と言われても、いつから使っているか覚えていない方がほとんどだと思います。そのようなときは、間接照明のラベルを見てみましょう。
ラベルには製造年が書かれていますので、ラベルを見ればおよその交換時期が分かります。製造年が書かれていない場合は、製造ロットを確認してください。製造ロットが不明な場合は、10年前の製品の可能性が高いので、速やかに交換しましょう。
また、製品メーカーのホームページやカタログ、取扱説明書などには、安全チェックシートが記載されています。点検の際に使用すると、チェックする項目や処置手順が分かりやすくて便利です。
間接照明が寿命を迎えたら、正しい捨て方とは
古くなった間接照明は交換しましょう。しかし、交換の後の捨て方が分からないという方も多いと思います。間接照明の正しい捨て方を見てきましょう。
間接照明の捨て方
間接照明は「本体」と「電球」を分けて捨てる必要があります。本体は不燃ごみとして捨てます。地域指定のごみ袋に入らない大型の物は、粗大ごみ扱いになります。
電球や蛍光灯などは、基本的には不燃ごみで捨てます。ただし、蛍光灯には有害物質の水銀が含まれるため、有害ごみとして扱う地域もあります。捨て方は指定の袋に入れるなど、地域によってさまざまですので、必ず地域のルールに従って捨てましょう。
地域によってはスーパーやホームセンター、役所の施設などで回収を行っている場合があります。Webサイトや電話で回収してもらえるか確認してみましょう。基本的に無料で回収してもらえるので、利用すると便利です。
間接照明を寿命以外で買い替えるタイミングとは
部屋の雰囲気を変えたい
間接照明を変えると部屋の雰囲気が大きく変わります。灯りの色や明るさを変えたり調整したりすることによって、暖かな空間やおしゃれな空間などを作り出すことができます。
また、間接照明をおしゃれなものに変えれば、インテリアとしても機能します。自分の好みや部屋に合った照明に変えるだけで、毎日の生活が楽しくなるでしょう。
電気代を抑えたい
照明器具は点灯時間が長く、ご家庭の電化製品の中でも多く電気代がかかります。電球のものからLEDに変えることで、電気代を約10分の1に抑えることができます。
1日で考えるとそこまで変わらなくても、年間で計算すれば大きく変わってきます。新しい間接照明の購入代は、電気代の浮いた分ですぐ回収できるでしょう。
古い間接照明は早めに交換しよう!
間接照明の寿命は8年〜10年です。10年を過ぎると事故に繋がる可能性も高くなるので、早めの交換がおすすめです。この機会に新しく買い換えるなら、おしゃれで省エネなものがよいですね。交換した間接照明の捨て方は、基本的には不燃ごみですが、地域によってさまざまです。必ず地域のルールに従って捨てましょう。
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