知らないと困る障子張り替え!スムーズな剥がし方と張り方のコツ

知らないと困る障子張り替え!スムーズな剥がし方と張り方のコツ

穴が空いた障子を張り替えたいと思ってもそのやり方がわからず、困っている人はいませんか?今回は整理収納コンサルタントの奥田 明子さん(@oku_aki)に、障子張り替えのコツについて教えていただきました。

奥田 明子さん(@oku_aki)
整理収納コンサルタント。家事をラクにする整理収納のコツやさっとできる掃除方法を投稿。
インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/oku_aki/?hl=ja

障子張り替えのコツを抑えて自分で張り替えをしよう

年末年始などに障子の張り替えを行う方も多いですよね。長期間張り替えをしないと日焼けをしたり穴が空いたり、障子も傷んできます。

障子張り替えで困るのがそのやり方です。いまいち方法がわからずそのままにしている方や、いつも業者に依頼している方もいるかもしれません。

今回は、奥田 明子さんに障子張り替えのコツをお伺いしました。障子紙とのりを用意すれば自分で障子張り替えができます。ご家族のサポートがあるとなおスムーズです。

障子紙も破れにくいものや柄のあるものなど、種類も豊富にあるためお好きな障子紙を用意して挑戦してみましょう。

 

障子張り替えに必須!障子を剥がすコツ

障子を張り替えるときにまず必要なのは、障子をキレイに剥がすことです。奥田 明子さんにそのコツについてお伺いしたところ、割としっかり桟を濡らして約5分待つことだそうです。

桟は全体を濡らしてしまうと障子が曲がる可能性があり、奥田 明子さんのおすすめは霧吹きや水で濡らしたウエスを使う方法です。

全体の埃をとったら、水かのりの剥がし剤を障子の裏側から桟に沿ってつけて剥がします。霧吹きでかけるか、濡らしたウエスをのせて十分に水分がいきわたるように待ちましょう。こうするとのりがとけて剥がれやすくなります。

以前、両面テープで障子を張ったことがあったそうですが、そのときは剥がした時に桟の木が剥がれて毛羽立ってしまったそうです。

両面テープで張る時は簡単ですが、剥がすことを考えるとのりを使った方が良さそうです。以前の障子やのりをしっかり剥がさないと新しい障子をキレイに張ることができません。

でこぼこした仕上がりにならないためにも、古い障子やのりは水を付け直し、丁寧に剥がすようにしましょう。

 

障子紙をキレイに張るための3つのコツ

奥田 明子さんが教えてくださったキレイに張るためのコツは以下の3つです。

1.説明書があるのでそのとおりにすること
2.仮止めをしっかりする
3.作業をするときはできるだけ広い場所で行う

障子紙に説明書があります。どのような障子紙を用意したかによって丈夫さなども異なるため、説明書はよく読みましょう。

プラスチック製の障子紙だった場合、のり付けではなくアイロンやドライヤーでつけるので、のりの用意は不要です。何を用意しないといけないのかの確認のためにも、説明書はしっかりみてくださいね。

キレイに張るためのポイントは仮止めをしっかり行うことだそうです。仮止めとは、新しい障子紙を桟の上に置き、テープや専用のシールなどを使用して障子の桟と新しい障子紙を固定すること。

桟と障子紙が水平になっているかしっかり確認してください。仮止めの段階で位置が定まっていなかったり、偏ったりすると張り終わったあとに障子がたるむ原因になります。

また作業はできるだけ広い場所で行いましょう。外で行うと風でとばされるので、室内で新聞紙などを広げて作業してください。可能であればひとりではなくご家族に張り替えを手伝ってもらうと楽に作業ができます。

 

初心者必見!道具の選び方のコツ

障子張り替えに欠かせないのりの選び方にもコツがあります。今回、奥田 明子さんが試したのりは自分で希釈するタイプののりでした。

ただこのタイプののりは、均等に薄めるのが難しく後で余ってしまったこともあり、初心者にはおすすめしないそうです。希釈するタイプののりは、きちんと希釈しないとダマになったり、つけすぎて障子がたるんだりします。

選び方のコツは、ワンタッチタイプで薄めずに使えるタイプだそうです。チューブ入りなら押し出すだけでのりが出てきて桟に沿って塗りやすくなっています。

塗り残しがないように作業しやすく、乾いてしまってもさっと濡れるワンタッチタイプはおすすめです。

のり付けが終わった障子紙はサイズにあわせてカットを行います。定規を使ってカットしますが、障子紙専用のカッターも市販されています。普通のカッターと違い、刃先がまるくなっていて障子の繊維をひっぱらないそうです。

「障子紙がよれることなく切れるので、のり付け後の半乾きの障子紙もスムーズにカットできます」と奥田 明子さん。

初めて障子を張り替えるからうまくいくか不安、あまりゆっくり時間をかけられないという方は、カッターも専門のものを用意して失敗なく障子張り替えをしましょう。

 

おわりに

障子張り替えのコツはいかがでしたか?実は湿気の多い時期のほうが障子紙が湿気を吸い、張り替えがしやすい季節です。年末にかぎらず障子の傷みが気になったらぜひやってみてください。

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