源泉総数は500を優に超え、日本屈指の温泉地として名を馳せる熱海。近年では洒落たショップやカフェも続々オープンし、県外からも多くの観光客が訪れ、最注目の温泉地として話題を集めている。そんな中、スイーツファン必見の新スポットが3月20日(土)に誕生した。今回は熱海温泉をテーマとした、チーズスイーツ専門店「熱海ミルチーズ」を紹介したい。
「熱海ミルチーズ」がオープンしたのは、JR熱海駅より徒歩3分にある商店街の一角。アクセスしやすいロケーションも魅力だ。同店をプロデュースしたのは、熱海スイーツブームの先駆けとも名高い「熱海プリン」。新業態店においても、熱海ならでは“レトロ可愛い”デザインが店内の随所に反映されている。
ビルを一棟丸ごとフルリノベーションした店舗は、テイクアウトスイーツやお土産品を販売する1階と、イートインスペースの2階という造りだ。
“熱海を象徴する新スイーツ”をコンセプトに多彩なチーズケーキを開発。クリームチーズとマスカルポーネチーズを使用した「風呂まーじゅケーキ」は温泉宿でお馴染みの風呂敷や籠をイメージした。「ミルクチーズ」「チーズこいめ」(各400円)、「いちご」(420円)の3種を用意。 (テイクアウト・イートイン・持ち帰りOK)
熱海産レモンと塩がアクセントになったフロマージュはふわっと軽い口溶け。ほのかな酸味と塩味も心地よい。「ミルクチーズ」は中になめらかなチーズクリームが包まれており、食感のコントラストが秀逸だ。商品開発を手がけたパティシエ、山下桂佑氏は「ミルクの奥深い濃厚感を楽しんでほしい」と話す。
湯上りに飲む牛乳をモチーフとした「飲んでミルチーズ」は、レトロなデザインの牛乳瓶入り。とろりとなめらかな喉越しが楽しめる、新食感のチーズケーキだ。「ミルク」(380円)、「抹茶」(400円)、「いちご」(420円)の3種を展開する。(テイクアウト・イートイン・持ち帰りOK)
「飲んでミルチーズ ミルク」(380円)は「ミルチーズ ミルク」に熱海レモンシロップと塩を入れて、“飲めるチーズケーキ”を作ることができる。チーズケーキをストローで食すという、ユニークなスタイルをぜひ堪能したい。(テイクアウト、イートイン限定)
イートイン限定の「桶プリン」(650円)は、桶に入った固めのプリンにチーズクリームをたっぷりトッピング。さらに手ぬぐいに見立てた求肥をあしらい、まるでお風呂に入っているかのようなスイーツに仕立てた。味はもちろん、見た目も楽しめる一品だ。
お土産商品も充実している。カマンベールチーズとマスカルポーネチーズを使用した「とろーりチーズケーキ」(1,780円)は、2種のチーズが織りなす深みあるコクが味わえる。中に忍ばされたクリームのとろける食感がうれしいサプライズだ。アプリコットジャムの香りも絶妙なアクセントに。
2階のイートインスぺースでは、1階で購入したカフェメニューをゆっくり味わうことができる。大きな桶型のチェアや、熱海温泉の歴史がわかる手書きの壁画イラストなど、熱海温泉ならではの魅力が随所に点在。温泉のお風呂上がり気分を思う存分に楽しめる空間だ。
オープン前日にはメディア向け発表会も開催された。店長を務める木暮さくら氏は「かねてより店舗前を通るお客様からオープンを楽しみにしているというお声をいただいており、期待度が高いと感じている。笑顔を大切にして頑張っていきたい」と意気込んだ。
新感覚チーズケーキがそろう「熱海ミルチーズ」。熱海ならではのレトロ可愛い空間で、特別な思い出を作ってみてはいかがだろうか。
(価格は全て税込み)
熱海ミルチーズ
https://www.atami-milchees.com/