名旅館の風情を満喫できるカフェ、重厚な趣が心地いい「茶房 天井棧敷」【大分県】
由布院御三家のひとつに数えられる名宿
由布岳の麓、金鱗湖のすぐそばに佇む「亀の井別荘」。創業は大正10年。由布院玉の湯、山荘無量塔とともに、“由布院御三家”のひとつに数えられる名宿です。露天風呂付きの粋な離れ、土地の恵みと匠の技が凝縮した料理、上質なおもてなし――。期待を裏切らない贅沢な時間が約束されています。
優雅な自然美に包まれる茶房
そんな格式高い名旅館の風情を気軽に味わえるのが、同じ敷地内にある「茶房 天井棧敷」。周辺は大分県内有数の紅葉の名所として知られ、ピーク時には辺り一帯が紅色に染まりドラマチックな自然美を満喫することができます。
(C)茶房 天井棧敷
扉を開けると、江戸時代末期の造り酒屋の屋根裏を移築改装した空間がお目見え。歴史を重ねた風合いの家具、レトロモダンな調度品、頭上に迫る太い梁など独創的な趣にあふれます。流れるBGMはグレゴリオ聖歌。祈りのハーモニーはどこか幻想的で、訪れれば、えもいわれぬ叙情感に包み込まれることでしょう。
窓際の席からは四季折々に美しい庭を一望。特に紅葉の時期は特等席です。
(C)茶房 天井棧敷
こちらは酒樽の底に使われていた木材を利用したテーブル席。ノスタルジックな佇まいと安らかな外光が融和し、心地よい空間を演出しています。
ここでしか味わえない美味も充実
季節ごとに登場する自家製ジュースなど、ドリンクメニューは豊富なラインナップ。「天井棧敷ブレンド」はやわらかな苦味と奥深いコク。至福の寛ぎをもたらしてくれる一杯です。
(C)茶房 天井棧敷
数あるスイーツメニューの中でもおすすめなのが名物「モン・ユフ」。由布院温泉の象徴、由布岳をイメージして作られたもので、クリームチーズと生クリームで冬の山を、粉糖で雪を表現しているのだそう。クリームの濃厚なコクとレーズンの甘み、ラム酒の芳醇な香りが絶妙にマリアージュ。コーヒーにもよく合う逸品です。
夜はシックなバーに変身
(C)茶房 天井棧敷
17時からは「BAR 山猫」として営業。オレンジ色の灯りが情緒的で、昼間とガラリと変わる雰囲気を楽しむことができます。ライトアップされた木々を眺めながら味わうカクテルは贅沢そのもの。
風情ある佇まい、やさしく響く音楽、珠玉のコーヒー。木のぬくもり溢れる茶房で寛ぎのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
住所:大分県由布市湯布院町川上2633-1
電話番号:0977-85-2866
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休(BAR 山猫は火曜定休)
URL:https://www.kamenoi-bessou.jp/databox/data.php/facility_cafe_bar_ja/code
[Photos by Nao]
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