お花見だんごと桜のウッドピンチ|かまゆみ【工作玉手箱】vol.2

お花見だんごと桜のウッドピンチ|かまゆみ【工作玉手箱】vol.2

季節のイベントを親子で知って、作って、 楽しめる、隔月連載コラム&工作レシピ。
今回のテーマはお花見!おうちでも、お花見気分を楽しめる作品を作ってみました。詳しい作り方をご紹介します!

かまゆみ
アートクリエイター&子供絵画工作専門家。 メディアの工作監修、制作、執筆のほか、企業や教育現場などで講師を務める。

お花見だんごと桜のウッドピンチ

おだんごと桜のウッドピンチで、お部屋をお花見っぽく演出!

 

用意するもの

軽量紙粘土

絵の具(黄緑色、ピンク色)

竹串

色画用紙(ピンク系)

和紙(薄い色)

ウッドピンチ

のり

木工用接着剤

はさみ

えんぴつ

クラフトパンチ(桜型)

 

作り方

<お花見だんご>

① 軽量紙粘土に絵の具を混ぜ、よくこねる。好きな色合いになったら、手のひらでくるくる丸めておだんごを作る。白のお団子は絵の具を混ぜずにくるくる丸めて。

緑の絵の具を混ぜると薄緑に。赤の絵の具を混ぜるとピンクに!好きな色の絵の具を混ぜて、いろいろなお団子を作ってみて。

② ①で作ったおだんごを串に差せば完成!

 

<桜のウッドピンチ>

① 桜の型のクラフトパンチを使ってピンク色、薄ピンク色の色画用紙や和紙を切って、小さな桜をたくさん作る。

② 大きな桜は、えんぴつなどで色画用紙に桜の花びらを1枚ずつ下描きして、はさみで切る。

③ ②で切った桜の花びらを5枚、重ね合わせて桜の形にする。

④ ③の中心に①で作った桜型をのりで貼り付ける。

⑤ ウッドピンチに④を木工用接着剤で貼れば出来上がり!小さい花のウッドピンチは①の小さい桜を5~6枚、ウッドピンチに貼り合わせるのも、可愛いですよ。

桜の花びらのウッドピンチで、おうちの中にも桜を咲かせましょう!

 

お花見はいつから始まったの?

桜の花が咲き誇るこの季節は、一年のうちで一番好きな時季です。桜の花を見ているだけで癒やされ、心が躍ります。

爽やかな青空の下でお弁当を広げ、買ってきたお花見だんごを子どもの分まで完食。さらに帰り道にも大量に買った、懐かしい思い出が浮かんできます。お花見は、日本の春の伝統的な風物詩ですよね。

さてこのお花見ですが、いつから始まったのかご存知ですか。諸説ありますが奈良時代、貴族たちが始めた行事だといわれています。しかしそのころは桜ではなく梅の花が中心でした。当時の人々にとって、梅は中国から輸入された目新しい花だったそう。

その後、平安時代になると桜の花に注目が集まるようになり、鎌倉時代に入ってからは、お花見の風習が武士階級にも広がり始めました。豊臣秀吉が行った『吉野の花見』や『醍醐の花見』は有名ですよね。お花見が現在のように庶民の行楽として親しまれるようになったのは、江戸時代からです。桜の品種改良が進んだことで、身近な場所でお花見を楽しめるようになったのです。

今回、紹介するのは、軽量紙粘土に絵の具を混ぜ合わせて作る〈お花見だんご〉と、色画用紙で桜の花飾りを作って貼り付ける〈桜のウッドピンチ〉です。作ったおだんごでお花見ごっこをして遊ぶのはもちろん、お部屋や玄関に飾ってもすてき!

また桜のウッドピンチでメモを挟んだり、カーテンの端に付けたり、空き瓶やカップの縁を挟んで飾ったり……。季節感たっぷりのお部屋のデコレーションに早変わりします。春カラーの淡いピンクが、お部屋の空間を一気にお花見ムードに演出してくれますよ。

おうちでいつでもお花見気分が楽しめますね。そしてもちろん、本物のお花見だんごも忘れずにね。

 

次回のかまゆみさんの連載はPacoma6月号(5月10日発行)掲載です。お楽しみに!

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