「勢いが好き」「情報量多いのに情報不足」 4ページに詰め込めるだけ詰め込んだラブコメマンガに「忙しすぎる」の声多数

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『明日世界滅亡しないかな』(KADOKAWA)『出禁探偵』(小学館)などの作者で、Twitterでもさまざまな創作マンガを発表している屋乃啓人先生(@chimairasuzuki)が「4pに全部詰め込んだラブコメ描いた」という作品を公開。「勢いありすぎる」「どこにツッコんでいいのかわからない」「情報量多いのに情報不足」といった声が寄せられ、約26000のRTと130000以上の「いいね」を集めて話題となっています。

いきなり拳と拳とのぶつかり合い! 「ちょこまかと…! 一体俺が何したって言うんだ?」「…覚えてないのか」「なんだか知らねーが売られた喧嘩は買うぜ!!」と掴みかかると、学ランがバッと開けて胸があらわに……。「お…お前、女だったのか!?」と驚く男子に……。

「女だったのかじゃねえよ!!」と叫ぶ女子、「結婚するって約束したろ!!」と衝撃の発言に、「じゃあの時の約束の少女は」と思い出したところに、「それは違うわ」と横やりが。「あの時の少女…それは私よ」「お前はツンデレの亜美!」「素直になれなくてごめんね。でもあなたが約束を忘れたからよ」といい雰囲気になり、「く…強力なライバル出現☆」とぐぬぬとなった女子ですが、亜美が「けど悔しいくらいお似合いの二人ね。引き下がってあげるわ。あと私の約束は近所の緑川くんとしたものだったわ」とちゃぶ台返し。本当に何だったのでしょうか……。

「これで晴れて付き合える…!」と手を取り合いますが、「その交際、認めるわけにはいかん」と親父が登場。「黙っていたがお前たちは兄妹だ。腹違いのな…」と言い出して、「なん…だと」となった男子。「それでも俺たちは愛を貫くぜ。スゥエーデンは片親が違えば兄妹婚できる。ググった。スゥエーデンに行こう!」といつの間に着替えた女子の肩に手を置きます。ですが、女子からは「ごめん。わたし行けない…」「なに!?」「わたし…余命半年なの」という激ヤバな言葉が!

さらに登場したのが主治医。「この病気はまだ治療法がない」といい、「くそ…!神さますら俺たちを引き裂くのか…!」と嘆く男子に、「あの娘のために式だけでも挙げたらどうだ」と親父が手のひら返し。「親父…反対してたはずじゃ」「お前たちは兄妹ではない。医療ミスで赤ん坊のころに取り違えたそうだ」と今言われた話を出して、男子は「それだけで映画撮れる重大事をさらっと…」とツッコみます。教会の鐘が鳴り、「きっと愛の力とかそんなやつね…」という女子。「わたしの病気…、なんやかんやで治ったの…!」と誓いのキス。ハッピーエンド! めでたしめでたし!!

このマンガを描いた理由について「思いつきで……」という屋乃先生。ラブコメについて「良くも悪くもマンネリズムなので、違いを出すのが難しいのかなと感じます」といいつつ、「定番なのを圧縮したら面白いのではと思いました」と話します。「展開早すぎ」「忙しくて好き」といった反応が多数寄せられていましたが、「描いてる途中にスベるかも……と不安になったので、驚くほど好反応いただけてうれしいです」と感想を寄せてくれました。

Twitterで発表した『フリマで恋人を買う話』と、短編2作が収録された『UFOの隠れ場所、君といた場所・つよがり』がKindleで無料配信している屋乃先生。1ツイートに投稿できる画像が4枚ということを逆手に取ったこのマンガとは違い、どれもストーリーをじっくりと読ませる作品になっているので、時間がある際にチェックしてみてはいかがでしょうか。

※参考記事 カレピを得て何を差し出した? 謎めいた夜のフリマに迷い込んだ女子大生のマンガに「失ったモノは何?」の声多数
https://getnews.jp/archives/2754249 [リンク]

※画像はTwitterより
https://twitter.com/chimairasuzuki [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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