「すごいわかる」「涙なしに読めない」 マンガ『ショートショートショートさん』花粉症エピソードが不憫すぎた

晩冬から春にかけては、花粉症の人にはツラい時期。日本人の約38.8%がスギ花粉症だという調査もあり、くしゃみや鼻水、鼻づまりのほかに目のかゆみや充血に毎年悩まされているという人が多いのではないでしょうか。

社会人生活や承認欲求と戦うアラサー女子のショートさんこと五十嵐樹の日常をコミカルに描いているタカノンノさん(@takanonnotakano)のマンガ『ショートショートショートさん』(ビームコミックス)。ショートさんも花粉症らしく、Twitterで公開されたマンガでは職場で悲惨なことになっている姿に「すごいわかる」「涙なしに読めない」といった声が集まっています。

※参考記事 「表現が大好き」「動揺してる顔の破壊力」 マンガ『ショートショートショートさん』夏の日常回に女の友情がつまっていた
https://otajo.jp/91261 [リンク]

明らかに杉から飛散している様子が見える季節……。「イギシ」と眉を寄せてマスクが吹き飛ぶ勢いでくしゃみをするショートさん。「ぢいいいむ」と鼻をかむ様子に同僚が「薬飲んでるの?」と聞くと「朝昼晩です」と答えて、「それはそれでツライ」と返されます。PCに向かうも、鼻がむずむずして、くしゃみ・テイッシュ・マスクを直す……のループ。

「あれ。おかしいなあ。仕事が、進んでません…」と目を充血させてつぶやくショートさん。「不憫…」と思われてますが、「これを、こうして、こうすれば」とティッシュを鼻に詰めるような形にして、「もう二度と鼻かまなくて済むねぇ……。ああ穴に、穴に入れたい」と鬼気迫る表情で言い出します。

その後、自宅に帰り、シャワーを浴びてさっぱりしたショートさん。「金曜最高。明日は一歩も出ない。しあわせ…」となるのでした。

「私自身も花粉症で、毎年クシャミや目の痒みと闘っております。対策としては一応漢方薬を飲んでいます」というタカノンノさんですが、「ショートさんほど酷くはなりません……」とのこと。「鼻水が酷い時はマンガのようにティッシュを鼻に詰める行為を本当にやりたくなってやったこともあるのですが、それと同じ気持ちを持っている人・実践した人が結構いて、大変さを共有できた思いです。みんな仲間」とマンガに寄せられた反応に対してメッセージを寄せてくれました。

2021年5月12日に第3巻の刊行が決定した『ショートショートショートさん』。タカノンノさんは「『ショートショートショートさん』は自分でも大好きだし、面白い作品だと常々思っているので、こうして形になってたくさんの人の目に触れる機会を頂けるというのは本当に嬉しい限りです」と語り、3巻について「主人公のショートさんが自分で書いた小説を本にしようとする続き物のお話です。いつも変顔してばかりのショートさんですが、今回はちょっとカッコイイですよ」といいます。

「せっかくなので、まだ読んだことがない方はぜひ1・2巻を手に取ってください。面白いですよこのマンガ!」とアピールするタカノンノさん。表紙のスタイリッシュさと変顔との落差、映画的な表現、登場人物のクセがビビッドに描かれているので要チェックです。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/takanonnotakano [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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