手作りしてみよう!保育士から教わる仕掛けのある絵本の作り方
子供たちは仕掛けのある絵本が大好きですね!読み聞かせの1冊に手作りの絵本はいかがでしょうか?今回は保育士のちょぼさん(@_choooboo)に、スケッチブックを使った手作り絵本の作り方を教えていただきました。
ちょぼさん(@_choooboo)
0歳児クラスを担任している保育士。手作りのおもちゃや壁面飾りをインスタグラムに投稿。
インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/_choooboo/?hl=ja
子供が喜ぶ!仕掛けのある絵本を手作りしよう
ページをめくると絵が動いたり飛び出したりする仕掛けのある絵本は、子供たちに大人気!ストーリーがまだわからなくても、絵が動くだけで子供たちはとても喜びます。
仕掛けのある絵本は市販されているものもありますが、自分で手作りすることもできますよ!
今回は、現役保育士のちょぼさんに、実際に作った手作り絵本の作り方を教えていただきました。イラストがくるくると変わる様子がかわいらしい、スケッチブックシアターを作ってみませんか?
スケッチブックシアターとは
スケッチブックシアターはスケッチブックに絵を描き、1枚ずつめくってお話進めていくシアター遊びです。 楽しいクイズや、身近な物の紹介、物語などオリジナルの作品を作りやすく、仕掛けを作るのも簡単です。半分だけめくったり、ページの上下を使った迫力のあるページにしたり、スケッチブックのデザインを利用して楽しい絵本が作れます。
コツは、子供の注目を集めやすいように絵は大きく描き、色ははっきりした色を使うようにすること。ちょぼさんがスケッチブックシアターを作るときは、色画用紙などをカットしてイラストに使い、色を目立たせています。
ちょぼさんにイラストが苦手な方へのアドバイスやコツをお伺いしました。「まっすぐ描きたい時は定規を使ったり、丸を描きたい時は身の回りの丸いものを探してそれを型どったりしています。」
例えば丸いものなら、ペットボトルのキャップやテープの芯など、見渡してみるとたくさんあるので使ってみて欲しいとのことでした。
手作りしよう!スケッチブックシアターの作り方
ちょぼさんが今回手作りしたのは『どんな色がすき』です。季節を問わず1年中歌える童謡をスケッチブックシアターにしました。「どんな色が好き?」と歌いながら、めくって楽しめる仕掛けになっています。子供たちも興味津々で、クレヨンをひっくり返すときは大興奮です。
では作り方をご紹介します。
色画用紙でクレヨンとクレヨンの裏のイラスト部分、背景部分のクレヨンの箱を作ります。この時にラミネート加工をすると破れにくくなり、何度も読み聞かせをするのに便利です。ラミネート加工は、透明なテープでも代用できます。
仕掛けの部分を作っていきましょう。輪ゴムを半分にカットして、上と下に玉結びをします。クレヨンと同じ形の厚紙の上下に、1つの玉結びを挟むようにしてホッチキスで輪ゴムを留めます。厚紙にクレヨンの表と裏を両面テープで貼り付けます。
スケッチブックにクレヨンの箱を両面テープで貼り付けます。
クレヨンの箱と同じ長さで、幅は輪ゴムが隠れるくらいの画用紙を2枚用意し、クレヨンの箱の上下に置きます。
クレヨンの箱にクレヨンを合わせ、上下の画用紙にホッチキスで留めていきます。ホッチキスを使うと、玉結びがひっかかって外れません。輪ゴムを留めていくと、クレヨンがくるくる回る仕掛けが出来上がります。
仕掛けの画用紙をスケッチブックに貼り付けます。
仕掛けのホッチキスや輪ゴムの玉結びが見えているので、同じ大きさの画用紙を両面テープで貼って隠しましょう。クレヨンのサイズを箱とピッタリ揃えると、仕掛け目立ちません。
手作り絵本を使ったコミュニケーションの取り方
手作り絵本の魅力は、同じ絵本でもいろいろな遊び方で、飽きずに子供が楽しめることです。保育園では子供たちと一緒に歌いながら、クレヨンをひっくり返して絵を変えていくことが多いそうですが、ちょぼさんに、おうちで出来る子供とのコミュニケーション方法を教えていただきました。
手作り絵本を見せながら一緒に「どんな色が好きー?」と歌って、子どもに色を聞き、言われた色をひっくり返していく方法
クレヨンの色ごとに描かれているイラストのほかに、どんなものがあるのかを子どもに問いかける方法
例えば赤色なら、描かれているスイカ、いちご、りんごの他に何があるかを子供と考えます。歌がわからなくても、クイズのように色から思いつくものを挙げていくのも楽しそうですよね。
スケッチブックシアターの楽しさは、遊び方を生み出せることです。クレヨンの色を増やしたり、子供の好きな色を取り入れたりしながら遊んでみてくださいね!
おわりに
手作り絵本の作り方はいかがでしたか?スケッチブックの他のページに違うお話を作ることで、1冊でたくさんのお話を保管できます。『どんな色がすき』以外にも、仕掛けのある絵本をぜひ手作りしてみてください。
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