大手化粧品会社のポーラ・オルビスが社内インフルエンサーを使いステマ行為の疑い

大手化粧品会社のポーラ・オルビスホールディングスの社員に対し、“一般消費者を装ったTwitterアカウントでステマを行っている”という疑惑が浮上。ネット上で「なんでこんなことしちゃうかなー」「愛用者としてちょっと悲しい」といった声が相次いでいます。
【検証】これはもう完全に詰んだ…… 企業ぐるみでステマ行為 否定できない状態【POLA】
疑いの目が向けられたのは、3万人を超えるフォロワーを持つ“Y”というTwitterアカウント。インフルエンサーとして化粧品や洋服などを紹介してきたようですが、2019年頃からオルビスやポーラの商品を紹介する投稿が目立つようになったといいます。
これに疑いを持った人々が“Y”のアイコンを画像検索すると、オルビスPR担当の社員と一致することが発覚。さらに他の投稿からも、“Y”と社員が同じ服を着ていることが確認でき、“ポーラ・オルビスホールディングスの社員が、一般消費者を装ったTwitterアカウントでステマを行っている”という疑惑が浮上したようです。
この疑惑がネットを中心に話題となり、Twitterなどでは、
「ステマかぁ…。オルビス好きだから良い商品ならそれで良いけど、なんだかなぁ〜」
といった声をはじめ、
関連記事:怪しげな美容施術「脳洗浄」が話題に 美容系インフルエンサーの胡散臭さに世間はまだ気付かない? | TABLO
「ここ数年フォロワー多い一般人にも商品配りまくって異常だったよね」
「社員が自社のものをお勧めするのは全く悪くないけど、一消費者を装ってベタ褒めするのはやっぱり嘘(ステマ)だし、この人が悪いというか、そういう会社の体制があることが信用を失うことに繋がる」
「物はいいし人気あるのになんでこんなことしちゃうかなー。基本的に美容垢とかステマだらけだろうとは思うけどさ。やるなら絶対ばれないようにしてほしいw 詰めが甘すぎるやろ!」
「愛用者としてちょっと悲しい」
といった声が寄せられていました。
この事態を受け、オルビスは公式Twitterを更新し、『この度は、ご心配をおかけいたしまして誠に申し訳ございません』と謝罪。そして『お騒がせしております件に関しましては現在事実確認をしております。確認でき次第、改めてご連絡させて頂きます』としていました。
商品の良さについては定評がある同社。ステマなどという危険な橋をわざわざ渡る必要はないように思われます。(文◎絹田たぬき)
あわせて読む:あのママタレ、やっぱりやってた…! 『ステマ料金表』を極秘入手 “あのタレント”が1回投稿で150万円 | TABLO
関連記事リンク(外部サイト)
「松本人志を表示しない方法を教えて」 Amazonプライムが300円お詫びクーポン券発送
日テレ24時間テレビに重大なヤラセ疑惑 タイで行った“東日本大震災の死者を弔う祭り”は金を払って人々を集めたデッチ上げだった!
タピオカ・ミルクティーを飲み続けた結果、死を覚悟した女性 今から恐ろしい話をします

TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
ウェブサイト: https://tablo.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。