年末特番『笑ってはいけない』でまたもや問題シーン ハーフを侮蔑する「遊び」に批判の声が殺到

年末特番『笑ってはいけない』でまたもや問題シーン ハーフを侮蔑する「遊び」に批判の声が殺到

確かに…いじめに繋がる恐れは…

12月31日、年末恒例の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)が放送されました。その中で行われた「架空のハーフタレント名前言い合い対決」について、一部視聴者から「ハーフの自分からしたら全く面白くない」「人の名前をネタ化して笑うのは人権侵害もいいところ」といった批判の声が寄せられているようです。

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この日は『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』ということで、一行は大富豪を目指し24時間のカジノ生活に挑みました。

問題となっているのは、待機部屋で出演者同士が雑談をしている場面でした。

ダウンタウンの松本人志さんが『架空のハーフタレント名前言い合い対決する?』と切り出し、軍資金をかけて架空ハーフタレントの名前をメンバー同士で言い合っていきます。

メンバーからはそれぞれ『ミナガワ・ゴウ』『ジェームス・ノダ』『タンドリー・キムラ』などといった名前が飛び出し、視聴者からは「ハーフタレント名で大爆笑してる」「めっちゃおもしろかったw」といった声が相次いでいました。

しかし、名前を笑いのネタにしたことについて、一部視聴者から反発の声が上がっているようで、ネット上では「ガキ使、3年前にブラックフェイス問題で炎上したと思ったら今度は“架空のハーフタレントの名前”なんてネタをやったのか」といった声をはじめ、

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「ハーフの自分からしたら全く面白くないし、それを面白いと言ってる人にもドン引き。自分の生まれ持った名前が人生で何度もバカにされる気持ちなんて、これ企画した人にも笑ってる人にも絶対分からないでしょうね」

「人の名前をネタ化して笑うのは人権侵害もいいところですよ。架空の“それっぽい”イメージをギャグとして構築するのも悪質だし、これをみた子どもが学校で真似して名前を実際にいじるということが起きかねないんです」

「架空のハーフタレント名前を言い合うゲーム、既に“したい”という声が多数。こんなのが学校で流行るなんて地獄。ガキ使の罪は重いぞ」

といった批判の声が寄せられていました。

 

同番組といえば2017年の放送で、ダウンタウンの浜田雅功さんがアメリカの俳優エディー・マーフィーに扮して肌の色を黒く演出。これに「人種差別」といった声が上がり、炎上騒ぎとなりましたが、今回の件についても同じような印象を抱いた視聴者が少なくないようです。(文◎絹田たぬき)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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