落書きの罪に問われた12歳が裁判所に働くよう命じられる
先週、米国東部・マサチューセッツ州の裁判所は、12歳の少年に働くよう命じた。少年は保護観察中に近所の家々に落書きをし、多大な損害を与えていた。裁判所は「被害者へのつぐない」としている。『Boston.com』が伝えた。
保護観察中だった少年の弁護人は「12歳の働き口がいったいどこにあるのか」と裁判所の命令を疑問視し、そもそも少年法に反するとしている。
一方、裁判所側は「州の法律は9歳以上の子どもに新聞配達員として働く自由を認めている」と反論。落書きの被害に遭った人々のために、芝刈り、ベビーシッター、雪かきなどの仕事を得るように命じた。弁償額は1000ドル(約9万2000円)と推定されている。
今回の判決を受け、家の壁にスプレーを吹きかけられた被害者は「少年は自分がやったことに対し、責任を取るべきだ」とインタビューで答えている。
画像: 12歳の少年に下された決定を伝えるサイトのキャプチャー
http://www.boston.com/metrodesk/2013/01/30/massachusetts-appeals-court-tells-year-old-boy-get-job-pay-for-tagging-neighbors-homes/4Z8MVh3cMI7QNV6znDNIVO/story.html
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